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『「言葉にできる」は武器になる。』梅田 悟司

2017-01-08 22:18:54 | 本_読了_ビジネス
「言葉にできる」は武器になる。
梅田 悟司
日本経済新聞社
2016/8/26

第1章 「内なる言葉」と向き合う
第2章 正しく考えを深める「思考サイクル」
第3章 プロが行う「言葉にするプロセス」

著者は、「世界は誰かの仕事でできている。」「この国を、支える人を支えたい。」「バイトするならタウンワーク。」など、誰しも聞いたことのあるコピーを生み出した、電通の売れっ子コピーライター。

これは、単に“こうすれば文章がうまくなりますよ”といったノウハウ本ではない。著者は「どうやって人に伝わる言葉を生み出しているのか」という質問に対して「言葉をコミュニケーションの道具としてしか見ていないのでは?」「言葉が意見を伝える道具ならば、まず意見を育てる必要があるのでは?」と答える。

言葉にできないということは「言葉にできるほどには考えられていない」と言うことと同じである。(p.35)

「言葉にできない」ことは「考えていない」のと同じ。内なる言葉である思考を正確に抽出し、効果的に伝わるようにアウトプットしよう。
「人に伝えるようにするには」の前に、まず、伝えたいことそのものを明確にしよう、その上で、相手に伝わるような言葉に研ぎ澄ますことが大切だと説く。

理系の著者らしく、論理的に説明が成されているので、通して読むと非常に納得感がある。

第3章では、自分がいままで文章を書くときにしているのと似たようなことが書かれていて意を強くした。

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