感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

報酬をいただく事の意識の高さを無くすことなく・・・

2013-08-26 20:36:51 | その他
8月最後の一週間の始まりでもある月曜日。

今月が今季の決算月でもある私にとってはとても大切な一週間、普段の現場作業とデスクワークに加え、年度末の書類整理とひと仕事多い今月ですがこちらも着実に進みます。

其れも毎月の台帳作成や帳面記入のおかげですね。何事も一度に事を成そうとすれば大きな苦労を伴ったり、断念してしまう事も在ります。

しかし、毎日の積み重ねでこうした苦労を亡くし諦める事なく事を終える事ができる・・・

此れは何事もにも通じる万物共通の法則でもあり、どんなに小さな一歩でも常に踏み出し続ける事で成せる事の意味を改めて感じます。

勿論、人間ですから時には立ち止まる事も必要なのでしょうが結局、立ち止まったままでは何も変わらない事を知らねば・・・

さて、そんな一日、大工さんたちは倉敷市連島の二世帯住宅の改修工事を進めてくれています。

現場の方には鳶さんも訪れてくれ、外部足場の組立て作業も並行して進み一気に家づくりの現場らしく成り、外部足場で作業する職人さんたちが怪我なく作業しやすい様に懸命に足場を組み立ててくれる姿には感謝。

そんな中、私は午前中、大工の「しんちゃん」と共に岡山市北区のマンションへ床下点検口の修理に向かいます。

今回は床下点検口のアルミの縁が劣化してしまい途中でちぎれてしまっている部分へ新たにアルミの縁材を被す様な施工、作業自体は簡単だと思っていたのですが、やってみると意外と大変。

それでも限られた時間で無事に施工が完了したのは「しんちゃん」の絶え間ぬ努力のおかげ。

午後からは会社でデスクワークに励む傍ら、来季から掲載する予定の住宅雑誌の申し込みを方法を担当さんにお越しいただいて説明してもらいます。

去年までは年刊での雑誌掲載だったのですが、来季は月刊という事で何かと手間はかかりそう・・・

其れでも掲載するからには結果を出さねば意味がない。過程を幾ら努力しても、結果がでなければ誰も評価してくれないのが社会の掟。

私も時々使う言葉では在りますが「精一杯の努力をした」との言葉が通用するのはあくまでもお金が絡まない場合の話。

例え1円でも報酬をいただく契約をすれば、その報酬以上の何かを相手に還元するのが社会人でもあり、プロでもあるのです。

ネットへの不適切な投稿などアルバイト店員の不祥事が多く報道される昨今。

今一度、賃金を貰う事の苦労と努力の根本を知らねば成らない時が来ているのかも知れません。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

倉敷市広江で住宅の床補強工事

2013-08-24 19:35:55 | 住宅修理・修繕工事物語
週末の土曜日の天気は久しぶりの雨だった倉敷市。

そんな一日も昨日と変わらず、仲間と共に「家づくり」に取り組んだ一日。

今日から大工の「小野くん」も帰って来てくれ私と「しんちゃん」と三人で倉敷市広江のお客さん宅へ床の補強工事に向かいます。

築30年の木造住宅、当時の床の構造と言えば45㎜角の根太に複合フローリングを直張りするのが一般的。

当時はベタ基礎も採用される数が少なく、地域によっては床下の湿気を吸い上げてしまい、床下からフローリングを痛めてしまう現場も多いのは事実。

此れの修理と言えば一般的なのがフローリングの重ね張り、大抵のケースは既存の床板の上に更にもう一枚フローリングを重ねて張る重ね張り工法を提案される筈。

今回も一応、重ね張り工法を提案しましたが様々な事情があるのが個々の家。

直ぐに採用できない場合も在るのは確かな事で、今回は全面ではなく台所部分のみをフローリングの重ね張り工法にて改修。

ダイニングとキッチンは床下の根太を増やす事での補強工事、こちらは大工の「しんちゃん」が一日床に潜りコツコツと根太を足して行ってくれたおかげで・・・

夕方にはフワフワしていた床もガッチリした床に補強完了。

台所部分のフローリングの重ね張りは大工の「小野くん」が担当、こちらも今まで一重だった床にもう一枚重ねられたおかげでギシギシと床鳴りしていたのも解消されました。

エアコンに扇風機とフル回転させてくれ涼しい室内で作業させてくれた施主さんには本当に感謝、最後にいただいたかき氷も最高に美味しかったです。

とは言いながらも私はこちらのお宅に常駐していた訳ではなく急遽、連絡のあった岡山市北区の施設さんへ「雨漏りしているので見て欲しい」との依頼を受けて緊急出動。

忙しい最中に何とか都合を付けて同行してくれた板金屋さんにも感謝です。

こちらの施設での雨漏りの原因は後から増築した建物と元々あった建物との取合い部分の防水処理の甘さからの雨漏り。

施工自体は当社の施工ではないのですが、いつも当社を頼りにしてくれる担当者さんの期待には答えたいもの。

過去にも何度か修復歴が見られましたが、結局はコーキングに頼りきったモノで月日の流れと紫外線の影響でコーキングが老化してのヒビ割れなどからの浸水が原因の様子。

以前は2~3年前に雨漏りがあり処置したようですが、たかが2~3年で再度、雨が漏れるのはプロとしては恥ずかしい事。今回、当社では板金屋さんの力を借りてコーキングと板金カバーでの二重防水方法にて修理と今後の対策を計画させてもらいます。

勿論、ノーメンテで10年は防水効果が発揮できるだけの施工をお約束させていただきます。

お盆までに住みたいとの希望を叶えさせてもらう現場が多く、この夏休み明けは少し仕事量が落ち着いていましたが・・・

休み明けからの一週間で本当に多くの人たちが当社を頼ってくれた事に感謝。

又、来週も皆さんの期待に応えて暮らす人と共に感動と幸せを分かち合える一週間になるように努力し続けますので宜しくお願いします。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時が経てど変わらぬ幼なじみの言動が力強く感じる時

2013-08-23 19:38:28 | 林俊文の想い
夏休み明けからが長く感じる一週間。

今日は私が幼稚園の頃からの幼馴染の紹介で倉敷市玉島で住宅のリフォームか?建て替えか?を悩まれているお客さん宅へ彼と共に向かいます。

しかし、幼稚園の頃から遊んでいた彼。小学校、中学校、高校と共に学び社会人に成っても一緒に遊んだ友人。

ここ数年は会うことが無かったのですが・・・

お互いに口には出しませんが年をとったと感じながらも、交わす会話は当時と変わらない彼。

此れからも長い付き合いをしていくであろう彼との話に大きな勇気をもらえたのも確かなこと。

さて、現地の方ではシロアリの被害があってからの被害状況の確認とお部屋のリフォームの計画をお住まいの奥さんから聞くことからスタート。

幸いにもシロアリの被害は大きくないのですが、床下の湿りは水分に弱いとされる木造住宅にとっては大きな問題。

こちらをキチンと処理する事が、先ずは何より大前提。

しかし、小まめにメンテナンスを行っていたお宅だけに屋根、外壁、室内の状況はとても良いようです。

先ずはリフォームの計画からコストを含めての話し合いとなるようですが・・・

お客さんの頭の中には建て替えの考えもなくしてはいない様ですが、この大きな判断を迷わないようなアドバイスをしていくことが先ずは最初の私の仕事に成るようです。

写真は倉敷市連島での二世帯住宅改修工事で2階への玄関へ上がる屋外階段を設置した所。

こちらの現場では屋外の階段がついたことにより以前使っていた室内の階段を撤去し、そのスペースに新しくユニットバスを設置する計画に今日も「まっちゃん」、「信くん」が現場で奮闘してくれています。

さて、夏休み明けのハードな一週間も明日を一日残すだけ。

明日は倉敷市広江の住宅へ床の補強に「しんちゃん」たちと向かう予定にお客さんの笑顔が見れる一日に成るべく精一杯、家づくりに取り組みます。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真庭市北房で外壁リフォーム工事中

2013-08-22 19:24:44 | 住宅リフォーム工事物語
連日の様に35度を超える気温に大工さんたちも疲れの色を感じる週の半ば。

其れでも暮らす人の笑顔をイメージして作業に励む大工さんたちの姿は頼もしくもあり、彼らのつくる「家づくり」に大きな期待を寄せてしまうのは私だけではないようです。

そんな中、大工の「まっちゃん」は今日も連島での二世帯住宅の改修工事現場で汗を流してくれています。

今日は屋外に新たに設置する鋼製階段も鉄骨屋さんの施工で取り付けが出来た様子に明日からの作業が次のステップに進みます。

私は朝から総社市で住宅増築計画のあるお客さんとの打合せに向かいます。

多方、プランも固まり工事予算の方も目星が付いていますが、お客さんの入居は来年の春。あまり早く工事を済ませて遊ばせておくのも惜しい話、取り敢えず来年早々の工事着手の計画と成りました。

もう暫く工事まではお時間が空きますが、来年早々からはどうぞ宜しくお願いします。

さて、午後からは倉敷市呼松での給湯菅からの水漏れがあったお客さんのお宅へお伺い、取り急ぎ水漏れ箇所の応急手当は済ませていますが・・・

あくまでも応急処置、今回は給湯管を新しいモノに取り替える工事にかかる費用を提示。

ついでにお風呂や台所なども改修したいとのお話をいただき小さな水漏れ修理が大きな工事に繋がりそうな事に本当にありがたく感じます。

先ずは先行しての給湯管の取替え工事の日程からお知らせ致しますので、どうぞ当日は宜しくお願いします。

写真は真庭市北房での古民家改修工事現場で大工の「信くん」に送ってもらった写真。

こちらの現場でも「しんちゃん」、「信くん」の二人の大工さんが外装の木工事に一際付けてくれた様で、明日からは左官さんや板金屋さんなどが順次、仕上げの外装工事に取り掛かっていきます。

玄関側の外壁は杉の本焼きの板を腰まで張り上部はシックイで仕上げます。

その焼板を張る施工で炭で、服も顔も真っ黒になって帰ってきた大工さんたち彼らの努力に負けないようにと、左官さんたちも工事に取り組んでくれます。

こうして多くの職人さんたちの手により全く新しい外壁が作られていく中で暮らす人の笑顔が見れる事・・・

この「モノづくり」の過程を暮らす人が見れる事はリフォームの醍醐味でもあり、その一つ一つの過程があるからこそ竣工の時に大きな感動に繋がるのです。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現状維持では未来に通用しない事を知る

2013-08-21 22:35:07 | 林俊文の想い
昨日誓った筈なのに、既に仕事が溜り始めた自分の有様に今夜は残業・・・

何かと急な話もあり、今yはドタバタしていますが・・・実は自分にはこれくらいが丁度良いようです。

さて、大工さんたちは昨日と布陣が変わり倉敷市連島の現場は「まっちゃん」、真庭市北房の現場は「しんちゃん」が其々担当なのですが・・・

昨日から大工の「小野くん」が別の工務店の応援に行っている為に一人少ない中での作業。

昨日は連島、今日は北房と「信くん」が北へ南へと二人のサポートに回ってくれている様子で何とか一人欠けたポジションをフォローしながら工事を進めてくれています。

そんな中、私も倉敷市亀島のリフォーム現場へ向かい電気屋さん、足場屋さんとの打合せに参加。

しかし全てを私が取り仕切る必要はなく大まかな話までを済ませれば、後の細かな詰めは「まっちゃん」に任せます。

今までは業者の段取りから材料の手配、現場の細やかな納まりまで全てを私が把握して段取りしてきましたが・・・

3年間、自分にできる限界を目指して生きた日々に、現状維持では今以上の未来は見えて来ない所まで到達した事は確かに実感できます。

此処からもうひと段階先の未来を目指せば仲間の成長は欠かせない必須項目でもあり、此処から3年は彼らが単なる大工ではなく現場を切り盛りできる大工棟梁としての成長を促す為の試練の時。

この部分は社長とは意見が真っ二つに別れ中々踏み出せなかった部分でも在るのですが・・・彼らは必ず私の信用に答えてくれると確信しての取り組みでもあります。

勿論、その為のサポートは私が責任を持って行い、3年後には今以上の未来を目指さねば世間の流れに置いて行かれる事は間違いないから・・・

現状維持は一番危険な思想だと考えている自分には、立ち止まったままに世間の流れに身を任せる様な生き方に幸福な未来を掴む自信が在りません。

例えこの判断が「吉」と出ようが「凶」と出ようが決して後悔だけはしない生き方を続けねば腹に括った信念を曲げてしまう結果だけは必ず避けたいと願い取り組んでいかねば。

さて、写真は本日施工が完了した倉敷市中島でのクロス貼り替えの現場。

外壁の改造、LDKのリフォーム、お隣との境界塀の新設、そして駐車場の新設と約2ヶ月に渡った、こちらの家づくりも本日にて完工。

建築業者としては同じ様な工事内容は在っても、其処に暮らす人との家づくりのドラマは決して同じモノは在りません。

始めてお会いした日から私たちを信頼し続けてくださったお客さんに、少しでも多くの「感動としあわせ」が訪れる事と懸命に「家づくり」に励んだ日々。

最後の最後まで笑顔で見送ってくださったお客さんとの絆は例え工事は終われど、此処で私たちが取り組んだ「家づくり」で得た一番の証。

到らぬ所も御座いましたでしょうが、此れからも末永いお付き合いどうぞよろしくお願いします。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へにほんブログ村
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする