超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

オクトーバーの追い込みRUN

2016-10-01 21:28:04 | スポーツ・健康
灼熱の夏場を除き1年に数回、一人または仲間内でマラソン大会に出場することにしている。何度か経験したが、一人ぼっちで会場に行き走るというのは、寂しいものである。藤沢湘南市民マラソンのように定例化しているものは、お友達なども自分で申し込むからよいのだが、自分で見つけて仲間を誘う場合「はずれ」だったらまことに申し訳ないのでちょっと2の足を踏んでしまう。「駅伝レース」というのが面白そうで、一度5kmくらいずつの分担でお友達家族とエントリーしようとしたのだが、チーム代表としてメンバをエントリーにする際に、全員の住所氏名、年齢、生年月日まで漏れなく記入しなければならず、ここまでデリケートな個人情報を遠慮なく聞く勇気はないので、やはり何となく中止にしてしまった。秋になってジョギングにはよいシーズンとなるが、大会出場に付き合ってもらうのはやはり妻になってしまうので、レース選びは色々と条件を付けることになる。ちなみに湘南藤沢マラソンは10マイルレースだから妻は走りきれない。

走る距離が5kmくらいのコースがあること、たかがそれに出場するために遠路交通費をかけることがない近場であること、エントリー費用がやたらに高くなく、Tシャツなど参加賞が充実していること。グルメや祭りなど何かのイベントと「セット」になっていること、「大会」の高揚感を味わえるくらいの出場者数(数百人以上)はあること。世にマラソン大会は数えきれないほどあるが、ここまで厳しいフィルタリングをすると、該当するレースがほとんど見つからない。やっと見つけたのが「茅ヶ崎サザンビーチマラソン&浜で小運動会」である。これならチャリで行けるし、参加賞も色々あるようだ。サイクリングロードなど走り慣れているし、お友達家族を誘していたら面白い企画にたどり着いた。「オクトーバーラン」というイベントである。

マラソン大会エントリーサイトから無料で登録し、スマホに専用アプリをダウンロードしてこれを携帯し「10月をひたすら走り続けて、走破した距離を登録していく」という自己実現プログラムである。スポンサーがついていて、50km走るごとに500円のクーポンがもらえるという。エントリーサイトと連携させて、アプリを起動して走れば、いつどこでどんな距離を走ってもよく、走行距離は自動的に「貯金」され所用時間とともに記録されていく。今どれくらいの通算距離になっているか、どんなレースに出場したか、記録はどうだったか自分の「走り込み」状況を見ることができる。登録時に目標距離、出場レース、目標タイムなどを「宣言」し、ひたすら自己を追い込むというプログラムである。黙っていても大会当日がやってきて、スタートの号砲とともにいやでも走り出す普段のレースと異なり、「自分と戦い、自分を律する」力が必要とされる、明らかに(自分に甘い)私が最も苦手とするスタイルだが、「クリアするとクーポンがもらえ、今日までは登録無料」というフレーズに目がくらみ、あえてエントリーに踏み切ることとなった。

冬のフルマラソンで目標を達成するために、10月はいつも以上に走り込みたい!オクトーバーランはそんなランナーを応援するイベントで今年で33年目を迎えたそうである。今回は10月1日〜31日までの1カ月間に、自分の走った距離を全国のランナーたちとインターネット上で競い合い、励ましあってメジャーなレースで目標達成を目指すといバーチャル企画だ。翌月に企業グループの駅伝大会があるようであり、いつの間にか私も(むろんシニアね)メンバーになっているようだから、この機会に新しい趣味としてジョギングを取り入れるのも悪くないと思った。今流行りのスマホアプリと連動して行う初めてのゲーム感覚のジョギングである。甘辛などは暇なときは朝から晩までずーっとこういったゲームに夢中になっているが、どういうカラクリになっているのかもよく分からない初挑戦の初心者である。

アプリをダウンロードしようとすると、いきなりバージョンが古すぎて対応していないとエラーになってしまった。数年前のメジャーアップデートのようだから、インターネットを介しては処理できず、SDカードを使用しなければならないようだ。いきなりの躓きに「やっぱりオレにゃぁ、向かねえかな・・・」自分に弱い私は早くも投げ出しかけたが、どうにか踏みとどまり、悪戦苦闘の末にTATTAという専用アプリのダウンロードまでこぎ着けた。エントリーサイトにログインして連携させるとプロフィールなどがざざーっと表示される。ひとまず実施期間は10月の1ヶ月のみ、目標走行距離は・・・・よーし、100kmで行こう!50kmごとに500円のクーポンだからキリのいいところで1000円!(やっぱり景品に目が眩んでいる)出場予定大会・・・?茅ケ崎サザンビーチマラソンと湘南藤沢マラソン、ついでに埼玉マラソンも入れとくか。。。

  

どんなレースでも「エントリー」した時というのは気分が高揚し、トレーニングテンションがMAXまで行くものだ。ジムのランニングマシンで60min&時速10kmをセットして百発百中わずか5分で後悔するが、それなりのプライドもあるので必ず30分は走り続ける。今回は1ヶ月間という長丁場の「自分との闘い」である。GPSと連携してホントに走った距離と時間を計測しているようなので、「貧乏ゆすりする人の膝に置いて距離稼ぎ」というのは通用しない(そもそもそんなアザトイやつはいない?)しかし自分には限りなく弱く甘い私だが、「その気になった時の」パワーは我ながら中々のものがあると自負している。試しに初日である10月1日に初めてアプリを起動して「アド街ック天国」で紹介された我が街エリアの外周を走ってみた。

アプリを起動しているスマホを身に付けて走らなければならないが、それは本番で色々このサイト向けの撮影を行ってきたので大きな抵抗はない。アド街ックコースは約5kmくらいなのだが、まあ軽く流すつもりで最初走っていたのだが、「この走行はアプリで計測されインターネットに送信されている」と考えるとやたらアドレナリンが分泌され、気が付いたら後半戦に入る前にラストスパートのような鼻息の荒いRUNになっていたのである。何か気分が盛り上がるなあ。以前、某SNSサイトにメーカーのアプリを使っているのか「○○さんはN×KEの◇▽シューズを履いて、5.8kmを走りました」とか投稿しているのを見て、「自分が走ったコースと距離を公表して一体何が楽しいのか?!」と首を傾げていたのだが、「言うこと」による「追い込み効果」というのはあるような気がする。

  

30日コミットメントというわけにはいかぬかもしれないが・・・これは何かイケるような気がする。。。ここには私が何よりも必要とする「きっかけ」がある。そしてスイッチが入ってしまい「その気」になってしまったら、自分の性格からして、「身体を壊す」ギリギリまでやってしまうに違いない。さあ、やるぜ私は。。。1ヶ月限定の「限界に挑戦」だ。ちなみに本日、記念すべきチャレンジ1日目ということで、スーパー銭湯から帰宅直後にいきなり5kmランをかまし、その後海に入ったら溺れかけた。。。信じられないくらい身体が「言うこと」を聞かなかったのである。「おまえ、いいかげんにせえよ・・・」という声が聞こえたような気がする。何せ夏休みの宿題を夏休みに入る前に全てやっつけてしまいたくなる性格だから・・・始めが肝心なのである。







最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (小夏)
2016-10-06 23:35:51
プチお久しぶりです!ふっかぁ~つ

なるほどぉ、世の中スマホでそんな風に遊ぶようにトレーニングを、、、ちょっと前に話題だったポケモンGoもゲームが外歩きになったようですが、ちょっと似ているのでしょうか。
スポンサーもついたり、GPSと連携しているとは子供の遊びではありませんね。そういう世の中になっていくのですね~←この絵文字だってアンテナってもうないのですよね?アハハ それにしても凄まじい進化ですね。某SNSでやはり「バージョンが古すぎて対応が・・」が重なり、久しぶりに買い換えたという人がいました。手こずるの想像しただけでブルブルしてしまいます。

きょうも手を抜かずランニングされたのでしょうね^^目指せ1000円ですね!
あぁ、東方面も足伸ばしたいです♪
Unknown (磯辺太郎)
2016-10-07 21:24:53
小夏さま

プチご無沙汰でしたー。何やらお忙しくいらっしゃるようですね。
今はホントにスマホを使って色んなことができるんですねえ。距離はもちろん、コース地図やペース、アップダウンなども全部自動で記録してくれんです。これ、結構テンション上がります!
私もとにかくバージョンアップなど面倒くさくて放っておいたのですが「動かない」と始まらないので嫌々やりました。。。
ここまで1週間で15km・・・500円はイケると思いますが、その倍はちょっと厳しいかな。やはり身体に球速(もとい!休息)が必要なようなんです。
それでも師匠のお国までは遠いですね。通算距離で何カ月かかることやら・・・

コメントを投稿