葉山町インサイダー

のどかでゆったりとした毎日が過ぎてゆく。All has gone. 葉山の人のぬくもりが感じられる今日この頃です。

葉山町のプライマリーバランス 功を奏す 余裕資金生んだ原因。

2016年09月17日 | 葉山町▼行政 議会

この10年間 借金 約26億円減少。 貯金16億円 繰越金6億円 

 葉山町の金繰りが良くなったことは先日この欄で紹介したが、年間予算が100億前後の小さな自治体にしては貯金が16億円 繰越現金が6億円あり、余裕をもって町を運営しているようです。貯金がありすぎても 繰越金が多くてもいけないのです。それが多いと住民サービスを犠牲にしているのではないか もっと予算をつけろ と圧力がかかるのである。

ではなぜそのような余裕ある金繰りが可能になったか、それは「葉山町の財政」というわかりやすい解説書がHPにあります。

葉山町の貯金状況<基金残高>



プライマリーバランスのやり方

簡単に言えば新規の借入額は既存の借入金の返済額より少なくするということです。

 そのスキームとは具体的にこのやり方です。<図1>

 専門用語でいえば「プライマリーバランス」です。



 


葉山オンブズへの出前講座で詳細なやり方を説明 


ここに平成24年11月21日町財政課が葉山オンブズへの出前講座で説明された「葉山町

財政状況説明会資料」があります。山梨町長が就任初年度です。

その中でプライマリーバランスの2方法のうち、より厳しい方法を採用する という文言があります。


借入返済を新規借入金の範囲内でやるか

あるいは借入金とその利息を含めた「公債費」の範囲内でおこなうか、です。

葉山町はより厳しい方法をとったのです。

このスキームを維持するのは並み大抵の努力ではできないはずです。

借り入れの減少は事業の縮小 経費の縮小をもたらします。

借入金の返済猶予はデフオルト<債務不履行・倒産>を意味しますから、自治体では事実上 日本ではできない仕組みです。

借金を減らすのはこの方法以外に方法はないのです。

森前町長がはじめ 山梨町長が基本方針とした

10年前に町長に就任した森英二町長が膨らみすぎた下水道債<借金>にメスを入れ、借り入れ減らし 下水道事業の縮小に踏み切ったのです。

それまであった下水道事業を半分にしたのです。

そのため彼はものすごいバッシングを受けます。

議会を敵に回し、職員を敵にまわしてしまいます。

平成20年彼が初当選してすぐこの難題に取り組んだのです。

かれは4年間 続けています。


その後 山梨町長が当選初年度24年からそのスキームを公表して受け継ぐのです

私が知っている範囲でいえばそれを支えていたのは現在の田丸財政課長 町田政策課長<当時は係長> 大内係長 後に内藤主査が加わり、このスキームを強固に維持しています。

相当な反発があり、嫌われているかもしれません。

組織の中枢は嫌われて当たり前です。

私はサラリーマン時代、財務。経理 総務と管理部門を経験しているので よくわかるのです。

葉山町はこのようにして安定した町財政になったのです。10年かかったのです。

いつ このスキームを中止し 町財政のポリシーを転換させて 積極財政に

転じるか 予測できません。


27年度決算にみるプライマリーバランス。下水道債の減少ぶり



27年度決算にみるプライマリーバランス



 

 

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