葉山町インサイダー

のどかでゆったりとした毎日が過ぎてゆく。All has gone. 葉山の人のぬくもりが感じられる今日この頃です。

住民監査請求を甘く見たその付けを払わされる鎌倉の中村県議。判決文から透けてみえるポイント。

2017年07月12日 | 注目の裁判

 

この政治家 いや政治屋といった方がよいが、なんとも間抜けなことをしでかしたものだ。

彼 中村省司県議の誤算は住民監査請求を甘く見たことに尽きる。

 

判決文で

27430日づけ監査結果によれば、関係人の調査を行ったが、支出の事実を

客観的に判断できる資料が乏しく、監査権限では支出の事実を判断できない

・本件監査請求の時点では印刷代金の受領を裏付ける資料の提出がないだけでなく、修正申告(3事業年度)もされておらず、本件訴訟後(横浜地裁27年)に初めて修正申告がなされている事実(283月 4月に石井印刷の修正申告提出)

・印刷の受注は石井印刷であるのに、なぜ個人の収入としたか、領収書は「石井印刷株式会社」名義で発行されているのに、納品書 請求書 領収書の控えがない。

・収入先が違うのに、なぜ石井印刷が修正申告することになったか、それに至った理由

 など 監査請求時点での疑問点を全く重要視せず、その整合性を図らなかった。

それは住民監査請求を軽くみていたためだ。

民事裁判は文書至上主義だから、住民監査請求が起きた時にすぐ整合性のある証拠をそろえておけば、このような判決にいたらなかったのだ。

 判決の最大のポイントは裏付けとなる資料がないことに尽きる。

 修正申告を訴訟が起きてから半年後に提出するなど 粉飾しました といっているようなものだ。

少なくとも監査請求の調査期間が60日あるのだから、その間に出しておけばよかった。

この判決文で「客観的裏付けを欠く 架空」「支出の事実がなかった」「議長に架空の領収書が提出された」「実態と合致しない虚偽の内容の領収書を以って政務活動費として金員を取得した」「本件支出分は不当利得であり返還すべきもの」「県には5188050円の損失が発生している」など

架空 実体がない など判決のはし端にこの文言が散発され、裁判官の怒りが感じられる。

 

政治の世界では百戦練磨 神奈川県政のドン 大御所など呼ばれていたが、その実態は

薄汚れた詐欺に等しい工作をしていたことになる。

 住民監査請求の段階で関係者が悪知恵を出し合っておけばよかった(皮肉)。

 横浜地検への告発について

「横浜地方検察庁は28112日中村議員に有印私文書偽造、詐欺容疑につき「嫌疑不十分につき不起訴処分」しているが、当該処分は刑事手続きであり、事柄の性質上本件訴訟に直接影響を及ぼさない」としている。

これは嫌疑不十分での不起訴であり完全な「白」でない、ということを間接的に述べているのである。

 

今回の高裁判決で「不当利得」「県の損失」と断罪しているので、4月に横浜地検へ別の罪での告発が受理されていること、検察審査会での審査などがよていされているので、それへの影響があるとみるべきだ。

少なくとも 見る人が見れば 限りなき詐欺に近い と思われるだろう。

高裁の判決は重いのだ。

 中村省司県議の引退も近いと思われる。

引退すれば「社会的制裁」を受けたとして情状が斟酌されるかもしれない。

いずれにして 住民監査請求を軽くみすぎたその付けは大きなものとなった。

架空とみなされたポイント

 彼の住民に配布するチラシを印刷するのにその納品書も請求書ももらわずに、印刷代を払って領収書だけもらった。

それを3年間 11回も同じ方法でやっていた。

115000部ないし35000部印刷していた。

・しかしそのチラシ見本も閲覧用として持っていなかった。

・そしてその金だけは3年間 政務活動費として所属する自民党会派から領収書をだしてきちんともらっていた。

 本当に石井印刷との間に金銭の授受があったかどうか 裁判では明らかにしていない。

「実体がない」「架空」と断じているところをみると 金銭を石井側に払っていない とおもわれる。

 

印刷会社<石井印刷>側

・受注したのが石井印刷だが、納品書 請求書もなく 領収書だけ「石井印刷株式会社」名義で発行していた。

・印刷代は社長個人の収入として処理していた。申告はしていなかった。

・しかし訴訟になったとたん石井印刷の修正申告をした。

こんな見え透いたことをやって ごまかせる思っていたのだ。


裁判官もバカにされたものだ。

怒らない方がどうかしている。

高裁の裁判長裁判官は河野清孝 裁判官田中孝一。

最高裁への上告は憲法違反か、判例違反しか受け付けない。

もう 無理だろう。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-07-13 05:43:19
2017/7/13(裁判)補助参加人(中村省司神奈川県議)のその後の動向に注目。。。(進むも地獄、戻るも地獄)

2017/5/10(判決書)http://fujikama.coolblog.jp/2017/20170710T.pdf

2017/7/12(日テレ)埼玉県議 政務活動費545万円を不正受給

http://www.news24.jp/articles/2017/07/12/07366820.html

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