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実物 改四五式外套

2014-10-13 11:39:34 | 日本陸軍 外套
今回ご紹介するのは実物 改四五式外套です。
念願の一着だったので、手に入ったときはとてもうれしかったです。
ダブルボタンと、軍帽の上からかぶれる大きなフードが特徴的です。
美しいカーキ色の生地が日本陸軍らしくて好きです。
写真では生地の色がグレーに映ってしまい色彩が上手く伝えられず残念です。






ボタンは若干輝きを失っていますが脱落や変形、糸のほつれはありませんでした。
自分はこの赫銅釦が一番好きです。



背面には金属製の剣留(剣留カン)が左右二か所、腰のあたりにあります。
この金具はベルトフックの役割をします。
現存する一部の実物では失われている場合が多いです。




■私物品
次は官給品を改造した私物品です。
内側には将校外套のような内張りがあります。
大正9年製で生地はとても目の細かい美しいカーキ色です。
サイズは一号ですが、特別大きいようには感じませんでした。





左腰には脇裂があります。
帯刀者が用いていたのでしょうか。
剣留カンは左右ともに健在でした。





◆まとめ
今後も大切に保管していこうと思います。いいものが手に入りました。
当ブログでは三八式外套、四二式外套、昭五式外套も紹介しています。
戦前の軍装品に興味のある方はご覧ください。


*階級章について
「昭五式軍衣のような肩章(ここでは階級章のこと)を用いる軍衣の上に外套を着用する場合、階級章は軍衣から外套へ付け替えるのか」という質問をいただきました。
これに関しては明確に文書化された資料をまだ見ていませんが、自分なりの考察をまとめたいと思います。
自分は軍衣に肩章を付けた状態で外套(外套にも肩章がついている)を着用したと考えています。
既知の通り、明治45年にボタン留で着脱可能な肩章が登場するまでは、肩章を軍衣や外套の肩に直接縫い付けていました。
ゆえに、取り外して付け替えることは容易ではないため、そのまま着用していたと考えています。
また、改四五式外套や昭五式外套の肩章の位置の裏側には、肩章とほぼ同じ大きさの「長方形の布」が縫い付けてあります。
これは明治38年制定・42年制定の外套にはありません。(いつごろから用いられているかは不明)
つまり、軍衣に肩章を付けた状態で外套を羽織ると、軍衣の肩章と外套の内側が擦れて双方が摩耗してしまうため、後発の外套では補強(保護)をしたのではないかと考えています。
これらから、自分は軍衣に肩章を付けた状態で、外套を着用していたと考えています。
あくまでも推察の域を出ないため、今後も引き続き調べたいと思います。


ではでは。



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