上善如水

ホークの観察日記

白菜の塩昆布和え

2017-07-21 10:28:46 | お弁当

もう7月?

もう梅雨明け?

いろいろ忙しくてブログの更新をサボッていました。

梅雨明けしましたけど、かなり前から真夏並に暑かったですよね〜

オムツ交換。入浴介助。一日に何回着替えるの? ってくらい毎日汗だくです。

 

夏場は食中毒の危険もあるので作っていなかったお弁当。

先日久々に作りました。

 

 

・豚肉ともやしの炒め物

・玉子焼き

・ししとうのオカカ和え

・魚肉フライ

・ブロッコリー

・白菜の塩昆布和え

 

白菜は塩でもんでしばらく置いて水気を切ったら、ごま油と塩昆布を入れて和えて、最後にゴマをパラパラ。

細切りにしたキュウリも入れています。

これがサッパリして美味しかった♫

汗をかいた体に冷たい白菜が嬉しい。

ぱくぱくいただきました。

 

この季節はクーラーが苦手な利用者さんや、炎天下なのに外を歩きたがる認知症の方、こんなに暑くてもズボン下をはかないと落ち着かない利用者さんに全然水分を摂ってくれない利用者さんと、なかなかの強敵がわんさか。

熱中症や風邪、食中毒に注意しながら毎日奮闘しています。

そんな中ニュースで流れた「誤嚥性肺炎で死亡した高齢者の遺族が介護ミスで亡くなったとして介護施設に損害賠償4千万円を請求」

これね、現場の職員の間でも話題になりましたが、亡くなった高齢者の方は当時86歳で認知症。要介護度は4で座った状態を保つのも困難だったとのこと。

もちろん亡くなったのは残念ですし、介護ミスはあってはなりませんが、誤嚥性肺炎て、普通に嚥下できる人でも誤嚥て起きるんですよ。

どんなに飲み込みを確認していたって、自分の唾でも誤嚥しちゃう人もいるんです。

4千万円て額も驚きですけれど、その場で介助していた職員、裁判でどんな結果になろうと施設に居づらくなるだろうし、もう二度と介護に関わろうと思わないんじゃないかな。

一般化することはできないとは思いますが、これで毎回介護員の責任が問われるようになったら、もう誰も介護員なんてしなくなっちゃう。

現場の職員のモチベーションも下がっています。

誤嚥なんてして欲しくないし、しないように注意しているけれど、介護って「誤嚥させない」じゃなくて「誤嚥は起こる、だから食べやすい食事形態を考えたり、嚥下体操をしたり、誤嚥した場合の対処を迅速にするためにできることを考える」仕事であって、「誤嚥させない」=「じゃあ胃瘻にしよう」というのは医療だと思うんですよね。

はぁ。

 

まぁ、実際にどういう介護ミスなのか現場にいたわけでもないので印象だけの話ですが、ぜひご家族には施設に足を運んで食事介助や普段の生活を見て欲しいですね。

利用者さんは口に出さない人も多いですが、自分の家や家族のことをしょっちゅう気にしている方がほとんどです。

介護って決して施設だけでできるものじゃないので、介護員とよく話して、お互いにどんな介護を望んでいるのか理解し合わないと。

ケアマネさんで十分?

いやぁ、抱えている人数が人数だから、ぜひ現場の介護員さんと話して欲しいなぁ。

 

 

 

 



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (あけ)
2017-07-21 12:36:48
施設に、様子をめったに見に来ない家族に限って、文句ばかり…私も、母をディや、お泊まりさせるたびに、何が起きても仕方ないと割り切ってました。私も、たまにごえんお越しそうになります。家族でも、付きっきりで介護できないのに、預け入れしてくれただけで恩のじ。ただでさえ、介護士やケアマネ資格受給者減ってるのに、いちいち訴えられたら介護スタッフいなくなりますね。
ホークの観察日記様 (mitu)
2017-07-21 14:08:42
初めまして・・・
宜しくお願いいたします。
現在主人を介護最中ですが、

そうです、あけさんの言われる通りですね。
健常者でもうっかり気管に入り死ぬ思いをした経験あります。

4千万円の慰謝料?信じられません。
憤りさえ感じます・・・
あけさん、ありがとう☆ (ホーク)
2017-07-23 11:39:58
ご家族にもいろいろ事情があるのはわかりますが、下着を買うお金さえ出し渋ったり、入所以来一度も顔を見せなかったり・・・
問題のある施設もありますが、みんなで支えないと介護の現場も在宅介護も限界が来ちゃいますよね。
今だって今後高齢者の数はますます増えるのに、介護の続けられる社会環境はまだまだですし、介護する人材はまったく足りていないんですから。
介護施設にご家族の視点や意見が入ることは大歓迎なのですが、できればまだ存命のうちにいろいろ意見を言って欲しいです。
経営側はどうか知りませんが、現場はもっと利用者さんのことを理解したいって思っていますから。
何でも裁判・・・ (くちかずこ)
2017-07-24 22:08:03
取れるモノは取ろう。
金になるモノは金に。
なんともねえ。。。

くちこが働いていた産婦人科病院も、医師が裁判を恐れてやめたようなものです。
一生懸命、真面目に仕事していても、必ず、全員、救えると言う保障はありません。
もちろん、医師もスタッフも人間。
故意でなくても、上手くいかないことも・・・
それを鵜の目鷹の目にあら探しされて、裁判に持ち込まれるなんて、ホント、やってられません。
だから、帝王切開率が高くなったんです。
結局、お産難民が出る始末。
自分の首を絞めることに。
くちこは、母も義母の施設のお世話になりましたが、何があっても、訴えるなんて毛頭考えていなかったです。
まあ、母はショートとデイのみ。
義母は、今も特養ですが。
mituさん、ありがとう☆ (ホーク)
2017-07-25 02:12:04
はじめまして!
ご主人の介護をされているんですね。
私は施設勤務の介護員をしています。
食べ物や飲み物が気管に入っちゃうこと、私も経験あります。苦しいですよね。
飲み込む能力が落ちてきている人は、寝ているうちに自分の唾を誤嚥することもあります。これは完全に予防することは難しいんです。
今回の事はご遺族と施設側とのコミュニケーション不足もあったのではないかと思います。
どんなことでもそうですが、介護って、信頼関係がないと成り立たないですからね。
くちこさん、ありがとう☆ (ホーク)
2017-07-25 02:26:58
病院もそうですよね。
命に関わる仕事は全員を救えるわけじゃない、しょせん人間がしていることですからね。
そんな中でもみんな懸命に働いているのに、賠償金だ裁判だとなったら、やり手がいなくなってしまう。産婦人科の不足やお産難民、本当にくちこさんの言う通り自分の首をしめる結果になっちゃいますよね。
確かに中には問題のある施設もあるでしょうから、そこはしっかり確認する意味でも何回も足を運んだり話しを聞いて信頼できるか確かめて欲しいです。

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