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はったーの気ままなカードブログ
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リスペクトされるプレイヤーになろう―リスペクトデュエルのために―

2013-01-07 04:10:36 | キママガタリ
互いをリスペクトできる相手とのゲームほど楽しい物はない。自分が相手をリスペクトするのも大事だが、自分が相手にリスペクトされることも同じくらい、いや、それ以上に大事なのだ。

ちょうどこの記事を頭で練っているときに、バロンさんのブログでも同じようなテーマの記事が更新されていたので紹介させていただきます。
競技者としての心得(生バロン入りました)



「リスペクトデュエル」という言葉がある。カードゲームにおいて、お互いに相手を尊重しているもの同士で行うゲームのことだ。
全力を出し合う、エースをぶつけ合う、オーバーキルはしないなど、人によって解釈は様々だが、はったー個人の考えとしては、「お互いが心の底から楽しめるゲーム」ならリスペクトデュエルと言っていいと考えている。ファンデッカー同士が、お互いのエースモンスターを出し合って見応えのあるフィールドを作るのもリスぺクトデュエルであり、また、トーナメント志向のプレイヤーがお互いに本気で相手の行動を潰し合うのも、「これを止めなければ、あいつに絶対やられてしまう」という実力に対するリスペクトだと考えている。ファンデッカーとガチデッカーの対戦においても、ファンが全力でガチに挑み、ガチもそれを全力で受け止めているのならば、それも立派なリスペクトデュエルだと思っている。


このリスペクトデュエル。実現すれば非常に楽しく、時を忘れて何度も再戦してしまうこともしばしばある。
大会などでも、勝っても負けても充実感があり、気持ちのいい握手でゲームを締めくくれる。

そんなリスペクトデュエルが成立する前提条件は、当然のことながら、お互いがお互いを尊重していることである。
そのためには、自分が相手を尊重することと同時に、自分が相手に尊重される必要があるのだ。


リスペクトされるプレイヤーとは

カードゲームにおいて、相手からのリスペクトを獲得する方法は大きく分けて2つある。

一つは、大会成績や高度なデッキ構築など、ゲームの技術面に対するリスぺクト。

もう一つは、プレイングマナーや社交性、フェアプレイ精神といった、プレイヤーの人格に対するリスペクトである。


全てのプレイヤーを対戦相手からのリスペクトという観点で分類した場合、この二つそれぞれの高低のグラフに配置することができる。
下の図を見てほしい。


この図では、A,B,C,Dという4人のプレイヤーがそれぞれに獲得しているリスペクトの状態をグラフに示している。
身近なプレイヤーにそれぞれ該当している人物がいないか、頭に思い浮かべながら読み進めてほしい。

ゲーム面、人格面ともに高いリスペクトを得ているAがリスペクトされるということと、逆に両方とも最低に低いDが相手からリスペクトされないことに関して異論を唱える人は少ないだろう。
問題は、ゲーム面でのリスペクトは低いが、人格面では高く評価されているBと、ゲーム面では高いリスペクトを獲得しているが、人格に難のあるCの二人だ。この二人では、最終的にどちらがより高いリスペクトを獲得するだろうか?

そこで思考をぐっと現実の現象までめぐらせて見よう。自分が一緒にゲームをするのなら、どちらのプレイヤーがより楽しめそうか。
実力では劣るが、自分のことを尊重してくれる人格者Bだろうか?
それとも、素行に難はあるが、大会でも結果を残しているCだろうか?
構築には荒が目立つが、そのデッキに対する自分のアドバイスにも真摯に耳を傾けてくれるBだろうか?
構築は目を見張るものがあるが、その分上から目線で押し付けるような物言いも目立つCだろうか?
プレイングは稚拙だが、それも含めた感想戦まで楽しめるBだろうか?
プレイヤーとしては優秀だが、対戦が終わったら握手すらせずにスコアシートを投げて寄越してくるCだろうか?

はったーなら、迷わずBのプレイヤーと一緒にゲームをしたいと考える。
こんな書き方をすると、Cのことを悪く書きすぎているという人もいるだろう。
しかし、実際の経験としては、Cのようなプレイヤーと長い間ゲームをし続けるというのはかなり難しいものがある。
強さのみをストイックに求めている人ならばまだ付き合う余地はあるとは思われるが、こんな記事を書くくらいには、「楽しむ」ということにウェートを置いているはったーとしては、「ただ強いだけの人」というだけでは魅力的には思えず、ましてや人格面に問題がある、Cのようなプレイヤーならばリスぺクトを抱くというのは流石に難しい。
逆に、たとえゲームの技量が少々かけているプレイヤーでも、その人自身の人格が魅力的ならば、「Bともっと楽しいゲームをしよう」と考え、ともに切磋琢磨しようという心境になる。(B自身の技量が上昇すれば、Aのようなプレイヤーになることも十分にあり得るのだ!)

当然ながら、このあたりの見解は人によって差があるものではある。が、今回の「リスペクトされるプレイヤー」の条件として、人格が重要な要素になっているのは間違いないだろう。



さて、ここまでで「リスペクトされるプレイヤー」の正体を、仮定ながら突き止めることができた。
あとは、「自分がそのようなプレイヤーになる」だけなのである。

と、書くとどうにも堅苦しく、難しそうな印象になってしまうがなんてことはない。
おそらく幼稚園や小学校のころから散々言い聞かされてきた、「自分がやられて嫌なことは人にもしない」。これを実践するだけでもかなり違ってくるはずだ。ゲームの上では相手のカードを破壊することもあるだろうが、何も相手の心まで破壊することはないということだ。

ゲーム中は姿勢を正し、宣言や質問ははっきりと発音する。
ルールにのっとって正しくゲームを進行し、進行に差し障りのない範囲なら多少の融通くらいはつける。
ゲームの最初と最後に、お互いが気持ちよく握手できるようなゲームを心掛けよう。

そして、相手のプレイヤーもそれを心掛けていてくれたなら、そのゲームはきっとかけがえのない素晴らしいものになるだろう。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (バロン)
2013-01-08 00:41:31
紹介ありがとうございます

あんな駄文ですみません…
Unknown (hatter)
2013-01-08 02:47:51
いえいえー。すごくいい先生だと思いました!
Unknown (Unknown)
2014-03-06 16:00:38
今更なコメントで申し訳ありませんが、
まさしくその通りと深くうなずきました。

丁度先日、Cのような方とプレイしたのですが、
とにかくマナーがひどい。挙句人のデッキに対して
53だのなんだのと言ってくる始末。
どんなに下手でも、マナーのある人とのデュエルは
楽しいものと深く痛感しました。

それに、誰でも最初は弱いもんですしね。

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