八田焼 利兵衛窯始動?

 江戸時代初頭に操業を始めた、歴史のある八田焼です。ところが、13代、14代佐兵衛が相次いで、この世を去りました。そして

佐平と考えた新しい八田焼

2013-06-13 22:58:48 | 八田焼
 八田焼の事を、絶滅寸前の「特別天然記念物」とか「生きた化石」なんて揶揄していたのです。例えば、イリオモテヤマネコ、トキ、またまたシーラカンスやオームガイとかですけど。そしたら、今現在は、本当に、自分1人になってしまいました。本当に絶滅寸前です。ここで、何とかしないと絶滅すると、がんばっている訳です。
 しかし、佐平も、あのまま絶滅するつもりはなかったのです。何とか新しい道を見つけようと努力はしていたのです。その一つが、八田焼によく使われる緑釉です。緑釉と言えば織部の緑色陶器です。それに、人形とか動物を作るのも得意だったのです。そこで、考えついたのが、織部の異人像燭台です。これは、何処か本人にも似ていると言う声もありましたが。結構、面白い物も作れていました。でも、全くの模倣でしたから、何とか、八田の特長を入れないとと思って、八田の花柄を入れてみました。


 これは、僕が作ったので、ちょっと可愛らしくなったのですが。


 緑、それなら信楽の狸に対抗して、カッパはどうかと言うことで、幾つかやってみたのです。




 カッパの箸置きです。


 
 なら、ムツゴロウの箸置きも。



 同じ緑釉でも、もっと変わった緑釉もと言うことで、作ってみたのです。



  小皿。梅の実をイメージしてみました。


 さらにエスカレートして、もっと色を入れたらと言うことで、こんなものまでもやったのでした。

 ピエロの小物入れ。

 今回の掲載作品は、僕と協力者が作った物でした。




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