さきほど、2017/01/21 01時(日本時間)頃からトランプの米大統領就任式があったようです。
いま放映されているニュースで激しい反対デモを見ていると
- 米国でトランプ大統領就任に反対(2017年)
- 世界各地で北京五輪聖火リレーに反対(2008年)
を対比してしまいます。私がとらえるところでは
- 世界経済に与える深刻な影響を考えるなら前者のトランプ就任反対デモのほうに重要な意義があるでしょうし
- 後者は、国民を弾圧してでも政権を維持しようとする中国共産党に反対する各国の反応を示しており、中国を制裁しないと危ういと受け止めた
トランプ米大統領については
▲視点を母国でのアメリカの利益におけば
必然的に異国で犠牲者が出る
▲視点を世界でのアメリカの利益におけば
必然的にアメリカ国内で犠牲者が出る
トランプ米大統領の視点、つまり「世界中でアメリカの利益をとらえる」のが
アメリカ国内の多くの人を犠牲にしてまでアメリカ一部の特権階級だけが繁栄し続ける、という視点が間違っていた
のだったと受け止めたいものです。
まるで中国の繁栄そっくり、と思われた方もいることでしょう。ただし中米で大きく異なるのは
- 中国共産党では「超富裕層が発生し続ける現状を変えようとしない」←最悪
- アメリカでは「超富裕層が発生し続ける現状を変えようとしている」←まだマシ
そういう点でこの反対デモは、
- アメリカ政治経済の仕組みを根本的に変えるきっかけになるだろうし
- 北京五輪聖火リレー妨害があってから10年ほど経過したのに、まだ世界中は中国共産党を存続させたままだった
と述懐しています。