カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 165 米中の共通点

2016年11月27日 06時48分06秒 | アジア

対立しているアメリカと中国ですが

似ているところも多いですね。日本政府は、中国の強引すぎる手法に反対する立場のようで、こういう無法さを黙認しては、性悪説を推進するようですから、私はこれに賛成しています。

皆様はいかがですか?

今回、アメリカと中国の共通点を考えてみました(①~⑩)。 


① ともに強権的で暴力的である

見かけはどうか分かりませんが、他者を寄せ付けない傲慢・独善が支配している、という共通性をまず指摘しておきます。

分りやすく言えば、両者とも「うぬぼれ」そのもので、強権ゆえにそれゆえに惹かれる人も多いのでしょうか。

銃の暴力がはびこるアメリカ、年間暴動が10万件とされる中国。ともに凶暴ですね。

② ともに世界制覇を目指す

あり得ない事のようですが、ともに自分が世界最高であると信じ、自分の価値観がまだ行き渡っていないところへも普及させようなどと、無謀なことを考えています(笑)。

領土的野心はなさそうなアメリカですが、その精神を世界基準にしたいという点では、領土的野心のある中国とそっくりです。

③ ともにこれを利用したいと思う人たちがいる

いつの時代にも金に目がくらんでしまう人がいるもので、金持ちから金を巻き上げようとしている点で、両者は似ています。

中国では今、世界中から巻き上げた金で、世界中で爆買いしておりますが、ややおさまりつつあるようです。

偏在する中国の富という批判をしながら、その富を奪い取ろうとするアメリカの企業人も相当いますね。

④ ともに敵対する勢力がいる

外部的には、社会主義というのが見かけだけとはいえ中国共産党が支配する中国にはアメリカという敵対勢力があり、キリスト教が支配するアメリカには中国という敵対勢力がいます。

内部的には、両国の「多民族性」が強みであると同時に、常に強烈な摩擦を生み続けるものです。

⑤ ともにイスラム教を敵視しているように見える

キリスト教には、イスラム教という敵対勢力があります。キリスト教はイスラム教ほどうるさくなさそうですが、それはあくまでもイスラム教がキリスト教に反発しない範囲内で言えることでして、本質的にはキリスト教とイスラム教は両立しない存在だと言えます。中国が西部でイスラム教を弾圧していることは誰もが知っていますね。

⑥ ともに偽善的である

他の国も偽善的には違いありませんが、極端な例としてアメリカと中国の偽善性を取りあげました。

中国が儒教の歴史から「偽善的」であることは、ある程度ひろく知られていることですが、トランプ現象として知られるようになったアメリカの偽善については充分に知られているとは言えません。

憲法で『武器携帯の権利』を認めている限り、アメリカ社会で悲惨な銃乱射事件は終わらないのに、それを基礎とした価値観を相手に押しつけてはいけません。

『順法精神がほとんどない』中国では、自分の権利をどんなに国際法に反していても押し通そうとしています。

両国の偽善性が、似ていませんか。

⑦ ともに極端な階級社会である

アメリカも中国も、富める人が極端に富んでおり、まるで別の国ではないかと思われるほどの格差があります。

両国の経済力には歴然とした差がありますが、広すぎて格差がありすぎる、という共通点を見抜かねばなりません。

⑧ ともに国民は政府を信用していない

どこにも政府を信用しない人はいますが、中国人もアメリカ人も、政府を信用しておらず、またその理由には、大きな違いがあるようです。

個人の自由を尊重し過ぎるがゆえに不自由さが極端に高まっているアメリカには、政府が個人の権利を奪おうと考えている人がたくさんいるようですが、対外的には一致協力せざるを得ません。目に見えない規制がアメリカにもあるとお気づきですか(笑)。

中国では、改善をしない代償として、汚職・賄賂・偽装を認められたという経緯があり、共産党政府さえ「だまし」の対象であり、誰も政府を信用していないようです。対外的には「洗脳・報道規制」という形で一体団結させようとする政府の意図ですが、はたしてどうか。

⑨ ともに新興国である

アメリカも240年前にはまだまだの国でしたが、中国もまた24年前(江沢民の頃)はまだまだの国でした。

世界各国が国内事情に多忙なあまり、中国に工場を設立していたのに、中国の富が全国民に行き渡るはずだと誤解していました。その結果、共産党幹部とその周辺のほんの一部に超富裕層を生んでしまったことに驚き、その一部が自国へ環流するのも痛し痒しというところです。

アメリカも、国民を犠牲にしてまで一部の大企業だけが潤うシステムを作りあげ超富裕層を生んでしまいましたが、それに異を唱えたのが今回次期大統領に内定したトランプ。

⑩ 共に内向きになりつつあること 

世界の警察官の役割を放棄し、矛盾だらけとはいえ国内企業の活性化をはかるとするトランプですが、それを逆手に取る中国やロシアの暗躍も気になるところです。

また中国では、もうかつてのように貿易で儲けることができなくなり国内の活性化をはかるしかなくなりましたが、非効率な社会制度を改善できるかどうかにかかっているようで、へたをすると中国共産党そのものが崩壊してしまいそうです。ただし北朝鮮に見られるように、どんなに庶民が困窮しようとも武力に訴えても政権だけは維持しようとするでしょう。 


トランプが大統領に就任し共和党がアメリカを支配するようになると

  • かなり強硬な姿勢に転じることは避けられないでしょう。
  • そして、この両国「アメリカ」と「中国」が対立しているのでした。

それぞれの国の成り立ちを理解した上で、冷静な判断をされますよう、願っております。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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