汚職を使って汚職を撲滅
中国共産党は「少々の汚職を見て見ぬふり」というニンジンをぶら下げ、その代わりに「政権転覆」をきっぱり忘れさせ中国共産党の指示を守るよう要求することで政権を維持できましたので、「汚職」は中国社会で「必要悪」だったのです。
40年前には日本でもヤクザ・総会屋のことを、ものわかりがよさそうに「必要悪だ」と言う人がいて、私は「不必要悪だ」として反発しましたが、今では法的規制の対象となる「悪」なんです。
中国社会でその後「少々」→「中々」→「大々」と推移し、もう「汚職」から抜けられなくなってしまったことなど、皆様がよくご存じの通りです。
こういう時に必ず出てくる意見があります。
「日本にも汚職がある」と。
確かにそうなんですが、それでもって「中国の汚職疑惑について体をかわせる」と思っているところが、いぢらしい(笑)。「国ぐるみ」と「こそこそ隠れて」の違いがあるのでしょう。
その手の人が、その後「中国の汚職」について決して触れないことからわかるように、不都合なことは見ないことにしているという中国共産党そっくりの特徴がみられます。
どう考えても中国は、日本から40~50年は遅れているように思います。いや汚職を少しでもなくすのにさえ、あと100年くらいかかるかも知れません。
日本でもまだ
旧社会党(その後、社民党と改称したものの凋落は続き消滅しつつありますが沖縄だけで元気)が朝鮮労働党の日本支部を演じていたころの影響から抜けられない人がいるようです。
中国共産党の日本支部を演じている組織もあり、いつも通り国内問題で指摘するように、中国共産党の問題点についても指摘できないのが、時代錯誤と言うべきか、情けないですね。この組織は、中国共産党との間で「中国共産党に不利なことを言わない条件つきで中国で支社設立を認める」という密約をかわしたのではないか、と邪推されています。どこのことを言っているか、もうお分かりでしょうが、ここでは言いません。
習近平が数々の要人を汚職容疑で失脚させたため、失脚した人が推進していたプロジェクトが頓挫し建設が放棄されました。あと一息で完成という施設でさえ「汚職」という名のもとに放置され、この放置が既に報道されています。
これによって生じた損失を埋める費用も用意していたはずですが、これさえ「汚職で消えてしまった」ので、補填できないままとなり、憂き目を経験したのが庶民・利用者だったようです。
つまり失脚させた人の汚職を、摘発指示に従った人たちが横取りしたようで、これが「汚職を使って汚職を摘発する」仕組みです。
ただし今のところ、まだこの証拠を提供できませんが、中国共産党が発表する声明はすべてと言っていいほどフェイク・ニュースですから、解明にも難航が予想されます。
汚職撲滅という美名なんですが
なんのことはない、「汚職撲滅は、習近平の権力強化」のためにあったようで、多くの人はだまされていたのですね。
汚職をなくす、これは切実な中国共産党幹部の願いでしょう。これは間違いがなさそうです。しかし、自分の権力を強化するための隠れ蓑として「汚職を使って汚職を撲滅しようとしてはいないか」、これを検証する必要があるのです。
麻薬のため殺人が絶えないフィリピンで
ドゥテルテ大統領が、麻薬を撲滅しようとして「超法規的殺人でもって殺人をなくそう」としています。これと同じように中国共産党が「汚職を使って汚職をなくす」そうとしているのなら、それは両方ともまずい(違法)でしょう。
違法を社会浄化のためだからと平然とやっているなら、必ず復讐されるでしょうから、永遠にこの連鎖が続くのです。法の大切さが分るというものです。
さすが
ペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造の中国・ソ連。
ソ連:1922年建国・69年目の1991年に崩壊←これは歴史的事実
中国:1949年建国・69年目の2018年に崩壊か?←これは「予言」
はたして中国共産党は来年2018年に崩壊するのでしょうか(笑)。
すべてが虚構で成り立ち、バレそうになると暴力で弾圧する手法をとる中国を称して「砂上の楼閣」とは言い得て妙ですね。(その1 その2)
さてさて、皆様はどう思われますか。