カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 225 今の問題点

2017年05月16日 01時06分43秒 | アジア

ここでは「中国の醜聞」を集め、必要に応じて出典やリンクも用意しましたが、もしも「既にリンク切れ」となっていたらご容赦ください。そんなに頻繁にリンクを確認できませんので・・・・・・。


中国の今の問題点

  • アフリカ系不法滞在者が10万~30万人  

これは習近平がアフリカで影響力を強めようとしてビザ取得などに便宜をはかった結果で、とくにナイジェリアの不法滞在者が中国に数万人もいるらしい。:2017.03.22 07:00 

  • 韓国へのTHAADミサイル配備問題 

北朝鮮対策で米製THAADミサイルを韓国内に配備したものですが、中国はあろうことか製造元のアメリカではなく、配備を決定した韓国を経済制裁してはや1年になるのに韓国は何も反発できません。

きっとこのTHAADミサイル問題の責任も、南北分裂の責任も、日本にあるのでしょう。こうして自ら考え改善するという意志を放棄したのが韓国でした。

新しい韓国大統領文在寅(ムン・ジェイン)が誕生し、ミサイル配備を白紙撤回すれば(まだ発しておりません)、韓国がアメリカと決定的に対立するでしょうし、そうなれば中国・北朝鮮は例の尊大さを最高潮に発揮して、勝ち誇ることとなり、ますます軍事挑発を続けます。

どっちに転んでも北朝鮮は軍事化を放棄することはなさそうです。

中国は、やっかいなこの問題をかかえていますが、中国としては韓国主導の朝鮮半島統一だけは阻止しなければならないでしょう。中国が日韓の間に溝をつくるのには相当前から成功していますので、あとは「ニコニコ」しながら米韓の間に溝を作ることでしょう。

とにかく敵対するもの同士を対立させるのが中国の方針です。

  • 南シナ海埋め立て問題ではASEANともめています

ここでもASEAN加盟国のなかには、中国と昵懇(じっこん)な国もあり、また中国はASEAN諸国を分断して対立させ、一致して中国批判をする事態だけは避けたいところです。 

  • 尖閣諸島への領有権を主張しており 

中国公船が、尖閣諸島の領域や排他的経済水域へ出入りして、調査・威嚇を繰り返していますが、これは北朝鮮と似たところです。

軍事的ちょっかいを続ける意味では、中国も北朝鮮も似てますね。もちろん韓国も同様ですが・・・・・・。

  • ISの中国へのテロ予告

シリアを追われたISが東へ東へと脱走し、中央アジアや中国西方に至り、イスラム教徒を支援するという名目で無慈悲なテロを起こすことが懸念されています。それでなくでも新疆・チベット地区では、暴動が繰り返して起っており、全国的な暴動を鎮圧するために莫大な費用を費やしている中国に、明日はないでしょう。 

  • 台湾問題

アフリカでの賛同を得ようとして、ニコニコ近づき、やがて一定以上の経済援助をするようになると「台湾と断交するよう誘導」しますが、いつもいつも成功するとは限りません。

アフリカで台湾と外交関係があるのは2カ国に減りましたが、こちら〔毎日新聞2017年1月26日〕によれば、「(ブルキナファソは)台湾は我々の友であり、パートナーだ。金で台湾を裏切ることはない」としています。

凛(りん)とした姿勢は立派ですね!

GoogleEarthによれば、次のようになっています。

ブルキナファソとは西アフリカの内陸国。

 

 


中国の倹約令 2012年秋に共産党総書記に就任した習近平氏は、党員と公務員の姿勢を正すため「8項目の規定」を発表し、接待の簡素化、出張時の随行者縮小、無駄な横断幕の禁止、イベント開催時の赤じゅうたんやテープカットなどの廃止を命じた。汚職摘発と並び習指導部の看板政策となっている。:2015/1/8 日本経済新聞

莫大な軍事費をつかって、言論弾圧・報道規制を繰り返している中国ですから、私は、中国共産党の存在そのものが、中国共産党の「倹約令」に反していると思います。

中国の「汚職を使って汚職を絶滅させる」という政策は、いっそう不透明になり健全な財政運営からはほど遠く、やがて中国共産党が崩壊するであろう事は自明のことでした。不透明とは、無駄な支出が多すぎるということを意味し、その無駄は中国共産党の存続に必須だからです。

「無駄(「ニダ・ミダ」ではありません)」が「必須」とは、まるで北朝鮮のようですね。  


さてさて、皆様はどう思われますか。



いろいろな「無慈悲」

2017年05月16日 00時43分55秒 | 社会

自分自身が「左右にぶれない一番正しい選択である」と恥ずかしげもなく言う人たち。誰でも「少しは左右にぶれる」し「一番正しいことに疑問をもつもの」なのに・・・・・・

  • アメリカのトランプ大統領側近
  • 北朝鮮の金王朝一族
  • 中国共産党の習近平一派
  • 韓国のメディア(旧両班出身)
  • フランスの国民戦線
  • 沖縄の2大紙

こういう人たちが

もしも「意見の異なる人と対話する」なら、とてもいいことなんですが、「自分自身が」で「それに賛同しない人はだと思っている限り、「対話」などあり得ないことなんでしょう。

そこから「無慈悲」な攻撃が生まれます。


残念なことに、使節団の「新チベット」の印象はきわめて否定的であった。涙ながらに彼らを迎える群衆の姿とともに、中国当局が無慈悲かつ計画的にわれわれの古い文化を破壊しようとした明白な証拠の数々も目にしてきた。さらに、数知れぬ、飢餓の年、集団飢餓、公開処刑、身の毛のよだつ人権の無視、少なくともそのなかには、子供たちを攫って強制労働集団に入れたり、中国に「教育」を受けに送るとか、無実の市民の投獄、強制収容所での数千に及ぶ僧、尼僧の虐殺が含まれていた。何十枚もの、瓦礫と化した、あるいは穀物倉庫、工場、家畜小舎に転用された無残な僧院、尼僧院の写真はまさに悪夢の連続であった。:P.359-361 ダライ・ラマ「ダライ・ラマ自伝」山際素男訳 文春文庫

いまでは中国が武力占領することになってしまい、ずっと暴動が絶えないチベットやウイグル地区。それまであった「自治」が、中国の自治区になって「自治」がなくなった「チベット自治区」「新疆ウイグル自治区」の矛盾。


中国はどうだろう。人民虐殺と侵略に関するかぎり中国は「一家言」もつ国だ。そのことをみずから認識しているので、日本の歴史に言及するときは小さな声で非難する真似をしてみせるのではないかと思う。中国共産党は1949年に大陸を統一したが、それだけでは満足できず、チベットとウイグル族の国を侵略し征服したのみならず、いまもその地域の独立運動家を無慈悲に虐殺している。: P.63-66 金完燮(キム・ワンソプ)「親日派のための弁明」扶桑社文庫 2006/07/20第5刷発行

無慈悲」は中国・北朝鮮などの「常套句」になっているようです。 


千秋に許せない極悪な民族反逆者の朴槿恵がわれわれに言い掛かりをつけながら吐いた挑発妄言はもれなく計算されており、最後の決算は無慈悲であるということを認識すべきである。:2016年10月14日 

朴槿恵が弾劾・逮捕される前のことですが、自分に賛同しなければ「極悪」「反逆者」だと断定するしか脳(能)のない金一族に、哀れみを感じる人も多いでしょうね。

このような「対話を拒否する北朝鮮に対話を求める」新しい韓国大統領文在寅(ムン・ジェイン)ですが、どんなに接近しようとも、完全に北朝鮮の意見をのまなければ再び韓国批判に走ることでしょう。

誰が大統領になっても厳しい立場に違いなく同時に末路哀れであろうことも容易に想像できますね。 


2017年4月7日、米政府はシリア政府軍の安全保障理事会の規約を無視した独断的な化学兵器の使用に対し、米海軍の地中海に展開する駆逐艦『ポーター』と『ロス』より59発の巡航ミサイルをシリア国内のシャイラート空軍基地に向けて発射した。

シャイラート空軍基地は化学兵器の貯蔵に使われていたため、ここの空軍機が空爆を行ったと判断しここに向けての巡航ミサイルによる攻撃に踏み切ったとした。米政府はIS=イスラミックステートに対しての空爆攻撃は行っていたものの、アサド政権に対する攻撃に踏み切ったのはこれが初めてであった。

またトランプ大統領は「シリアの独裁者、アサドが無実の市民に対して化学兵器を使って攻撃を行った。このとても残虐な行為によって可愛い赤ちゃんたちも無慈悲に殺された。シリアの空軍基地に対する攻撃を指示した。この攻撃は化学兵器の使用と拡散をやめさせるための安全保障上、非常に重要な国益だ。」と述べた。

またプーチン大統領はアサド政権を支持する表明を述べた。日本政府はいち早く米政府の支持を表明した。 

(2017年)3月31日にアサド政権打倒は優先事項ではないと政策の転換を発表してからわずか一週間後の出来事であった。:Wikipedia 

トランプが弾劾を逃れるためには、外部に敵を作ることです。今のところ考えられるのは、シリアと北朝鮮で、それぞれ後ろにロシアと中国があるので、注意深く「政権打倒の為ではない」と言葉を濁さねばなりません。

これをねらってトランプは、中国の習近平をフロリダに招き、プーチンを好意的に扱ってきたのだと思われます。こうしてシリアや北朝鮮の包囲網を築こうとしています。   


パウル・フォン・メレンドルフは中国語と朝鮮語に習熟し、朝鮮服を着て朝鮮の近代化に尽力した。両班の無慈悲な搾取を問題視していたが、朝鮮人は日本人より速く西洋科学を習得するだろうと楽観的な見方をしていた。:欧米から見た朝鮮

ヨーロッパ人は当時、朝鮮半島人をよく理解していなかったようですが、なぜか今でも分っていないようですね。

まぁいろいろな見方があることを理解しているのは日本人らしいところですが、これに反して決して不利益になる見方を認めないのが朝鮮半島人でした。 


翻って、日本の帝国主義的性格に対する敵意を棄てられない平均的な韓国人の中に、アメリカの帝国主義的性格に対して批判的な人々はどれくらいいるだろうか。開拓当時、数千万の先住民族を虐殺したことや、数千万の黒人を奴隷として働かせたこと。また、いまだ世界の至る所で行なわれている資源搾取など、現在アメリカが享受している富の大部分は、異民族に対する無慈悲な蹂躙の結果である。「日本が、韓国にとって直接的な加害者だから」という声も聞こえてくる。それを言うならば、日本より中国のほうが断然酷かった。 

2度の胡乱(朝鮮侵略)の時代はさておき、中国の事実上の属国だった年月は、日本の支配期間と比較できないほど遥かに長い。そしてまた、朝鮮半島の南北分断は日本の植民地支配のせいだが、それを解決することができないまま民族が苦痛を受けているのも、中国の参戦のためだ。中国参戦の理由が、処理に困った蒋介石軍隊の再利用だったことまで念頭に置くのなら、中国の下心はとても恐ろしいのではないか。 

しかし、私たちは現在の中国に対して、そのような敵意を感じたり、表明したりしていない。1997年に始まった中国の歴史研究プロジェクト「東北工程」に対する時のように、せいぜい不機嫌さや不満を表明するのが関の山だ。なぜか。問題は日本人に対する根深い怨念である。 

その怨念から韓国人は目を逸らしている。それはとんでもないミスリードの開始を意味する。 

韓国人は不便な怨念とミスリードの道をあえて選んでいる。日本人を見誤り続ければ、日本人をありのままに見られなくなり、日本人をありのままに見ることができない限り、日本人に対する事実的な対策は不可能だ。:P.189-192 柳 舜夏(ユ・スンハ)「韓国人の癇癪・日本人の微笑み」小学館 2015年01月27日初版第2刷

著者は、韓国人たちが今でも中国に対する批判ができないことを指摘しています。これは長年、日本人の多くが言ってきたことです。

韓国人が非難し易い相手は 日本 ≫ アメリカ ≫ 中国

韓国人が受けた被害の多さ 日本 ≪ アメリカ ≪ 中国 

こういった事情があるため、朝鮮半島では「反日」が大勢を占めているのでした。

これは新しい韓国大統領文在寅(ムン・ジェイン)誕生の2年以上前に書かれた事ですが、新大統領への著者の憂えとも受け止められます。 


さてさて、皆様はどう思われますか。