のらねこ「もどき」の続報

今回ものらねこ「もどき」について報告させていただきます。

ほぼ１週間後の金曜日に病院に様子を見に行きました。
大きなかごに入れられた、もどきは、私の姿を見ると
分かるらしくしきりに鳴きました。

顔は、ほぼ元の顔にもどっていました。
しかし、左の目はまだ涙目で、くしゃみも時々しました。

「今日で６日間、抗生物質をうちました。これ以上は
無理ですので、自然治癒しかありません。」
「分かりました。引き続き完全に直るまで
治療をお願いします。」と先生に頼みました。

もどきは、食欲も回復したらしく、かごのなかで
リラックスしていました。

「それから、かわいそうだけれど、不幸な猫を
増やさないためにも去勢をしたらどうですか。
もちろん、かぜが治らない前には外科手術
は出来ません。」
「分かりました。かぜが治ったら去勢手術を
おねがいします。」

今までは、のらねこが来るからえさをあげていた。
という、意識でいましたが、これからはそうも
いきません。
めんどうを見るなら、それ相応の責任も
おわなくてはなりません。
去勢手術もそのひとつだと思います。

「もどきとも、えらい仲になってしまったな。」
と、思います。
「でも、これもしかたないかな。はとちゃんと
暮らす事になるとは、夢にも思わなかったんだから。」

病院から帰る道すがら「でも、けっきょく、こういうことを
しながら、自分が癒されているんだろうな。」
と、考えながら歩いていました。

のらねこ「もどき」の入院について

今日は、はとちゃんのことではなく、のらねこ「もどき」
について、お話させていただきます。

もどきは、半年ぐらい前、私の家にふらっと姿を見せました。
５年ぐらい前から、近くの家のねこ「しま」が
私の家にえさをもらいに来ています。
きじとらで、その模様が「しま」にそっくりなので
「しまもどき」から「もどき」と言う名を付けました。

もどきは、それ以来ほぼ毎日、えさをもらいに来ます。
しかし、ここ１，２週間姿を現しませんでした。
土曜日の朝、私が出かけようとした時、ドアの前にいました。

その顔を見て驚きました。全く別人（別猫）の顔になっていました。
目から涙が出て、鼻から鼻水が出て、口からよだれが出ていました。
鼻がつまっているためか、えさを全く食べる事が出来ません。

そうして、くしゃみとせきを連発していました。
声もぜんぜんでません。
それから、私の足もとにへたりこんでしまいました。
「どうかわたしを助けてください。」
と、訴えているようでした。

「これは、じんじょうではないな。ここで見捨てたら、
もどきは死ぬな。」と、直感しました。

すぐに、先生のところに連れて行きました。
「これは、ウイルス性のかぜです。ひどい状態です。
のらねこは、ワクチンをうっていないので、
かかると、ひどい状態になってしまいます。
このままでは、やられてしまいます。
３日程つれて来られますか。」
「のらねこなんで、続けてつれて来られるか分かりません。
入院して治療をお願いできないでしょうか。」
私は先生にお願いしました。

「分かりました。では、そういたしましょう。
５日から７日ぐらい、かかると思います。」

病院の帰り道
「家族が旅行中だったので、あの時に、もどきが
来ていなかったら、こんじょうの別れになっていたな。」
と、思いました。
私にとっては、「たかが、のらねこ」ではなく
「されど、のらねこ」のようです。

エアコンと、はとちゃん

パソコンの前で
「わたしのもの」と
得意げな、はとちゃんです。

今年の冬は本当に寒いです。昨年が暖かかった
せいもありますが、例年よりも寒いのではないでしょうか。

こんな冬に私（人間）が、はとになったら
まちがいなく凍え死ぬでしょう。
はとは、夏に体温を上げ、冬に体温を下げて生きています。

しかし今年の冬は寒くて仕方ありません。
エアコンを付けていても足元が我慢できないほどで
そんな日は立ち上がってエアコンの下で温まります。

そうすると、はとちゃんがすぐに私の肩の上に
やって来て一緒にあたたまります。
気持ちよさそうに目を閉じていつまでも
あたたまっています。
こんなに寒くなければ、はとちゃんのほうが
さきにあたたまって、どこかに行くはずです。

二人で一緒にいろりにあたって「今年は寒いねえ。」
と、云っているようです。

夏は空気の入れ替えのために窓を開けっ放しにして
エアコンを入れています。
本当に暑い日はエアコンの下ですずみますが
身体が冷えるのかすぐにどこかに移動してしまいます。

そんなこんなを考え合わせますと今年の冬は
はとちゃんにとっても寒いようです。







　　

天然水

下を覗き込む
はとちゃんです。

現在、はとちゃんに天然水（５００ｍｌ）を毎日一本あげています。
以前あるタレントの連載記事で「小鳥にそれまで天然水をあげて
いましたが、けちって水道水にかえたところ、頭の毛が
はげてしまいました。」と言うのを読みました。

ちょうどその頃、はとちゃんの、とや（羽の生え変わり）が
始まりました。
私はそれまで、とやがどういうものか知りませんでした。
「わあ、水道水をあげていたから、こうなっちゃったんだ。」
と、びっくりしてしまいました。

それ以来、はとちゃんには天然水をあげています。
しかし、はとちゃんは私の心しらずです。

なんと洗面所から私を大きな声で呼ぶのです。
私は知らんぷりして、はとちゃんを部屋に連れ帰ります。
しかし、はとちゃんはすぐに洗面所に戻り
私を呼びます。

仕方ないので洗面所に洗面器を持っていき
水道水をなみなみと満たします。

その水道水を、うまそうに、はとちゃんは
本当にごくごくと飲みます。
「ええっ、天然水に一ヶ月いくらかかってんだよ。」
「水道水なんて、そんなにうまそうに、飲むなよ。」

はとちゃんは、水道水を飲むことをやめません。
私は天然水をあげることをやめられません。
たいへん、困ったものです。