準備体操をして出発!
前方に秋田・山形県境の「鳥海山」が裾までくっきりとその姿を見せています。そして、その左側には山形県の「月山」もその姿を見せてくれました。
「畚岳」の手前の展望地でちょっと休憩。
八幡平山頂のオオシラビソは平均で80年しか生きることができないとも言われますが、この「畚岳」の周辺はもっと短いと思います。とても風が強い、自然環境の厳しい所ということが想像つきます。
なだらかな稜線の向こうに「岩手山」が見えます。
ホシガラスの鳴き声とともに、その姿を確認できました。
登山道からの距離がほんの5mほどの距離でした。
まだこの時期は警戒心が弱いから、という理由付けができるそうで、参加者の皆さんのカメラにこの映像がおさまりました。
まだ7月というのに! 登山道の脇にはエゾオヤマリンドウが咲いていました。
「前諸桧」付近で「岩手山」と指さす方向には青森県の「岩木山」が見えていました。
秋田・山形県境の鳥海山はまだ見えています。
岩手山の頭だけ。
「諸桧岳」を過ぎて、登山道脇のササがV字にカットされていました。そして、ササ藪の中のエゾオヤマリンドウなどの花々が残されていることに感動しました。
この草刈りはプロの仕事に違いありません。
「石沼」に到着。
そして、例の「プロ」に出会いました。「畚岳」から「松川温泉」までのコースを4人で頑張って4日目だそうです。
真っ黒に日焼けした岩手県公園監理員の方達でした。
「前諸桧」に到着ですが、実はここで、行くか戻るかの確認をしました。
皆さんには、「戻るわけないでしょ」と笑われてしまいました。
名付けてシャジンロード。
眼下に樹海ラインが見えています。
「嶮岨森」の急坂を頑張っています。
ようやく「嶮岨森」の頂上が見えてきました。
「嶮岨森」頂上に到着。皆さんからそれぞれに歓声が聞かれます。「秋田駒ヶ岳」がほんのすぐそこに見えます。
少し遅れましたが、「大深避難小屋」に到着しました。晴天の日に幸運な先客の登山者の皆さんがお昼ご飯をとっていました。
昼食後、大深湿原に下りてみると一杯のニッコウキスゲが迎えてくれましたが、残念ながらピークを少し過ぎているようです。
花の時期は少し過ぎていても、盛りの頃にまた来なければならない。という目標ができたとの笑顔。
そして何よりも、この冷たい水が有難い!
元気にまた出発。
キンコウカが見ごろを迎えています。
ハクサンフウロも。
ダイモンジソウはピンクが入っていて、ついついほめてしまいます。
「源太ゲ岳」分岐で休憩中。皆さんの姿が少しお疲れのようです。
分岐からは下る一方、ちょっと滑る!というコンディションでしたが、皆さん元気に松川温泉に到着。
頑張った分だけ汗をかいたので、この温泉が楽しみでした。
晴天に恵まれ、素晴らしい眺望もさることながら、登山道の整備をされている「山男」の姿も印象に残るものでした。整備をしなければもとの山にかえるだけなのですが、快適な登山をさせていただき、奥山で作業にあたる方々の流した汗に感謝したいと思いました。
ありがとうございました。
あべ