新石垣空港建設問題11月24日

新石垣空港建設問題も、今臨時国会では見逃せない大きな課題だ。環境保全か、利便性を追求し環境破壊をいとわない空港建設か、21世紀の国のかたちを左右する重要な岐路となるのが、新石垣空港建設問題だと私は考えている。新空港建設予定地のカラ岳付近に飛んでいって、海に潜り海底深くに生息する珊瑚礁の勇姿をカメラにおさめ、日本中の人々に、その自然の美しさを届けたくて仕方がないが、いかんせん莫大な費用がかかるため、パート薬剤師としてせっせと働く身分の私にはとても不可能であり、はがゆさが募るばかりだ。

最近の報告では、カラ岳上空付近は乱気流が発生するとのこと。NASAの乱気流評価階級を適用すると「並」レベルなのだそうだが、B737-400の運航にあたっては離着陸時、強度保証範囲を外れるため、重量制限を行なわなければならないと結論付けている。旅客数の多いB737を安全に運航させることを目的に、現空港を閉鎖して新石垣空港建設を持ち出した県をはじめ推進派の論理に、明らかに矛盾する調査結果といえる。それでも、これまで通り環境アセスを無視し再調査もせず、強引に新空港建設を推し進めようとするのだろうか?本末転倒としか言い様がなく、切なさを感じる。

私は、現職の国会議員ではないので、関係議員に働きかけを行なうことと、この日記で意見を述べることくらいしかできないが、やはり、国会は、もっと真剣にこの問題に取り組み、21世紀の日本のビジョンを明確に打ち出し、国民に提示すべきだと私は思う。環境が保全されてこその未来。乱開発は、いずれ必ず行き詰まる。

そうこうしているうちに、沖縄の珊瑚礁破壊問題は、石垣島周辺だけではなく、米軍普天間基地移転予定地の辺野古沖でも進行していることが判明した。国が設置したボーリング調査用の鉄の足場が、なんと珊瑚礁を傷つけていたというのだから、そのあまりにも杜撰な対応に、つくづくうんざりする。国に、白保の珊瑚礁を本当に守る気持ちがあるのかどうか、疑いたくなる。

白保の珊瑚礁を西表国立公園に編入させることは、沖縄振興にあたっては、絶対にプラスに作用すると断言できる。手つかずの雄大な自然が残っているからこそ八重山の価値が高まり、観光客特にダイバーの憧れの地となるのだ。最終的には、西表国立公園の世界遺産登録を実現し、世界の憧憬の地へと発展させていくことを考えるべきなのだ。

現石垣空港では旅客輸送量に限界があるというのだが、果たしてそうだろうか?飛行機の運賃がもう少し安ければ、1人旅でも自由に行ける。しかし、片道4~5万円もかかっては、時間の余裕があっても、旅行しようにも行くに行けないのが実態なのではないだろうか?観光客を多く誘致したいのなら、ジャンボジェットの就航よりも既存の運航における運賃の低下を検討することのほうが先決だ。空港建設については、航空会社にはなんら負担はかからないが、ジャンボの離着陸料に跳ね返り、結果的に乗客の運賃に影響を及ぼすこととなるのだ。航空運賃は航空会社の専権であり、またジャンボを飛ばすも飛ばさぬも航空会社の裁量一つなのだということを、忘れてはならない。

そして、航空会社が環境を守ってくれるわけではない。国は、このような環境破壊を許しながら、一方で私たち国民には環境税を強いようとしているのだ。私たち国民は、この矛盾に気付かなければならない。乱暴な空港建設に歯止めをかけ、美しい自然を守っていくのは、私たち1人1人の意識から始まることを知り、また、無謀な乱開発は、いずれ私たちの頭上に、黒い雨を降らすことになるということも、知らなければならない。
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