民主党ガンバレ 4月27日

郵政民営化法案が、閣議決定された。何度も書いているように、政府案は、郵貯・簡保の350兆円もの巨大金融市場を米国に明け渡すようなもので、私はまったく賛成できない。そして、更に今日は、介護保険法の改正案が、衆議院厚生労働委員会で可決された。これもまた、前にも書いた通り、筋トレなどという馬鹿げたメニューを「ウリ」にした、完全に現場不在のおかしな法案であって、まったく期待できるものではない。

国民にとって明らかに不利益・不必要な法案が提出・可決されるさまを横目に、たたかいを放棄してただ存在しているだけの民主党に、私ならずとも多くの国民がガッカリしていることだろう。欠陥商品の欠陥を見抜けず、そのまま世の中に送り出してしまうようでは、野党として国会に存在する意義がない。調剤業務においても、仕上がりを監査できない薬剤師は、一人前とはみなされない。政権準備党じゃなくて、政策準備党の間違いじゃないの???と嫌味の一つも言いたくなる。

今回の介護保険法改正案では、現場の問題点は何一つ改善されない。そんな法案を、すんなり通してしまう民主党って???国会って、そんなもんなんだろうか?政権準備(???)をして、政権が転がりこんでくるのをただ待っているだけの野党第一党なんて、あり得ない。国民のために議論しない人たちに、何故、国民の税金を支払わなくちゃいけないの???「闘志」を失った野党では、ダメだ。きっと、みんな、そう思っている。

郵政民営化法案の閣議決定と介護保険法改正案の委員会可決と、2つの大きなニュースのあった今日、あまりにも影の薄い民主党に、今夜は私の気分も沈みがち。民主党の、声が聴こえない。年金問題も、郵政民営化問題も、介護保険法改正案も、すべて国民の実生活に直結する重要な課題だ。政府与党案に簡単に迎合しては、絶対にダメなのだ。勿論、非の打ち所がないほど完璧な法案ならケチをつけることはないが、欠陥だらけ、隙間だらけの、問題法案・・・。

いずれかに赤い警告ランプのついた車は、そのまま道路を走ることはできない。ガソリンが無ければ補給するし、オイルが無ければ交換する。更に、一定期間が過ぎると、車検によっていつもベストコンディションがキープされるのが車だ。しかし、衆参両院あわせて二百数十人の民主党国会議員がいても、今日のように、欠陥だらけの法案であっても、たいした議論もなされぬまま世の中に送り出されるのだとしたら、ホント、国民はたまったものではない。自らの予防策で事故を回避しようと思っても、法律や制度は強制だから、逃れ様にも逃れられない。

もっと民主党は、「ファイティング・スピリット」を持たなければダメだよ。全然、闘ってないじゃん・・・。
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