最前線の保健師が、タミフル服用後死亡!?

北海道の40歳代の保健師が、新型インフルエンザに罹患し、タミフル服用後、亡くなりました(死因は急性心不全)。

この方は、医療機関でタミフルを処方された後、ホテルに宿泊されました。翌日、ホテルの従業員が意識のないこの女性を発見し、医師により死亡が確認されました。

この女性には、高血圧症の基礎疾患があったということです。

女性が処方されたタミフルを服用した可能性は極めて高いと思いますが、この事例からもわかるように、タミフルを安易に考えてはいけません。

タミフルの添付文書(いわゆる取扱説明書)には、呼吸困難などのショック症状のほか、様々な副作用の起こる可能性が明記されています。新型インフルエンザへのタミフル投与の安全性は、季節型のインフルエンザのそれと、現段階では有意差が認められず議論の対象になっていませんが、やはりタミフル一辺倒の治療方法には問題があると言わざるをえないのではないでしょうか。

前にも紹介しましたが、漢方薬にも新型インフルエンザに有効なものがあります。この女性のような高血圧症の方は、服用に際しては注意が必要ですが、麻黄湯という漢方薬は、タミフルと同等の効果が報告されています。

厚労省は、新型インフエンザ=タミフル(リレンザ)と決めつけることを一刻も早く止めて、他の治療法があることを広く一般に知らしめる責任があると思います。

記事(医療介護CBニュース)

記事(北海道新聞)

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