(前略)
そのような中禅寺湖の畔に佇むのが、中宮祠です。
地域を限らずご縁をいただいたお社には全国どこへでも、何か有り難いことがあった折や呼ばれた折には必ず参拝させて頂くようにしていますが、中宮祠もそうした神社の一つです。この6月末にご縁をいただいて以来、リオ五輪での萩野公介選手の金メダル獲得や甲子園優勝、その優勝投手である今井達也選手のドラフト1位指名etc.と、作新学院では慶事が相次ぎました。
中宮祠は、男体山の山頂にある奥宮と日光山内にある二荒山神社本社との中間に位置するため中宮祠と称されますが、奥宮への登拝口もここにあります。
中禅寺湖を臨む境内の裏手には、古代の高官が用いる笏に使われた「いちい」の大木があり、「1位」との掛詞ということもあってか必勝祈願の霊木としてあがめられています。
当初は御神木の存在などまったく知らずに参拝していたのですが、前回の参拝時になぜか本殿の隣に位置する拝殿が気になりそちらに参拝し、
さらに何かに導かれるようにその拝殿の後ろに回り込むと、必勝と書かれたイチイの御神木と出会うこととなりました。御神体の画像を掲載することはさすがに憚られますので、ご関心のある方はぜひ中宮祠を参拝されることをお勧めします。
イチイの木は、北の地域では榊(さかき)の代わりに玉串など神事に用いられています。ちなみに中宮祠でも、玉串には榊でなくイチイが用いられています。イチイは日光にある田母沢御用邸(大正天皇の別荘)のお庭にも、陛下お手植えの御木として植えられています。
とここまでこの原稿を書いてきたこの瞬間、関東大会での作新学院硬式野球部の優勝が決まりました!!これも中宮祠、中禅寺湖に住まう龍神の御神力かもしれませんね。
関東大会上位4校は、順当に進めば春の甲子園への出場権を与えられます。選抜出場校の正式決定・発表はあくまで1月27日ですが、大過なく事が運べば今夏に続き春の甲子園でも、再び頂点への挑戦をさせていただけるかもしれません。
四季折々の美しさと発見がある中禅寺湖畔の旅、是非皆さんもお出かけになってみてください。
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『錦秋の中禅寺湖畔周遊記 』
http://ameblo.jp/japanvisionforum/entry-12214603323.html