口笛吹いても独り

~チンパンジーの地平線~

冒険の始まり

2016年11月11日 | サッカー
日本代表は前哨戦の練習試合でオマーンに勝利
多くの選手のW杯へ向けての「気合」や代表定着を目指す若手の「野心」、そこに見える「競争」の見え隠れする久しぶりに「面白い」代表戦だったのではないだろうか?
あくまでも仮定の相手であり勝敗自体を吟味する必要は無い

この試合での大きな意義はひとつは「この先」を考えて今のうちに「過程と現在地」を見ておきたかった選手をかなり見れたこと、そして例えば年明けに代表の練習試合などを考えた時にシーズン佳境で呼びにくい外国組を試せたので次にそういったケースがあれば国内組で固められる
大迫や原口、久保といった若手やW酒井のようなチームでここが勝負という選手は特に今年のシーズンは非常に重要で「できればコンディションを考えて招集したい」選手なので、ここで試せた事と相手は多少アレでも比較的成功してミッションを終了できた事は非常に大きなポイントになる

二つ目は「競争」という状態が見え始めた事
個人的にはこの競争が始まった事で、恐らく今日の試合をテレビで見ていた「まだ今は期待されていない選手」も巻き込まれて大きな渦になっていく「日本の若手から中堅層全体の底上げ」に期待したい
またこの競争は岡崎、本田、香川、長谷部、長友という今のベテランたちにも結果的には良い方向に向かうと個人的には考える

大迫は無難な代表の再デビューとなった、どちらも今の若さと勢いを感じさせる「押し込む力」を見せつけた
今後はもっと幅の広がったプレーも期待できるし、最近書いてる「縦の速い強さ」をチームで見せているように代表でも見せてくれる事も期待したい
彼の試合は2試合ほど見たが(ひとつはバイエルン・ミュンヘン戦)
彼が今年の好調の要因に「MFでなくCFが出来てるから」と答えた時に監督が「本人がCFでと思って満足してるならソレでいいよ」とコメントしたらしいが、正にクラブでの彼はCF「も」やっている状態でその前後のプレーの過程ではCMFから攻撃的なMFに近いボール運びも出来ている
ソコをやってくれている上にCFの仕事もこなしている今は監督としては「ホクホク物」だろう
以前にも書いたように渡欧直前の日本でのプレーは1トップ、2トップを選ばずプレーできて決定的なパスも出せる「手の付けられない状態」だったがドイツでも今は覚醒しつつあるのだろう
ここでもうひとつ分かる事は彼は鹿島でもドイツでも「少し時間が必要」な選手なので落ち着いて来年の夏以降のシーズンからは適度に代表に招集して慣らしていく必要があるのかもしれな
ただ、今年はクラブで選手としての軸を作る大切なシーズンなので、出来るだけクラブを優先させる必要があるように感じる
それにしてもやはり大迫ハンパねぇと思わせる活躍だった、特に2点目はストライカーの得点
サウジ戦の先発も十分ありえるし頭から行った方が良さそうなタイプでもあるように思える

斎藤学は良く走って運動して「このチャンス」に懸ける部分を見せてくれた、非常に好感が持てるし自分がサポなら推したくなる
ただ第3者の冷静な視点で見ると凄く競争の激しい左の攻撃的ポジションで国際舞台を考えた時にはやはり「キメ」に欠け、J2に落ちたとはいえ身長の面と絶対的なスピードの部分で名古屋の永井などもまだ国内組ではライバルとして残っている
ただこの試合で戦術的な制約や彼を活かすお膳立ての少ない中で「やれる事を全力でやった」という部分は本当に個人的には称賛したい

久保は密集の中でのコンパクトで精度の高いシュートに期待が持てる、組み立てやパス交換の中でちょっと雑な部分もあったが今後もコンスタントにチェックしてコンディションを見ながら呼び続けたい選手だ
彼は京都で欧州移籍の話が出たシーズンオフに、この日記で「スラムダンクの流川じゃないが彼は欧州に行くなら何かで一番になるか王様になって行くべきだ」と書いたのを今でもハッキリ覚えている
結局その年は行かなかったが次の年には今のチームに移籍し、現段階で次のステップアップを果たせていない
ただキチンと結果を出してそれなりのチームに最初から入れば今は良くなっていたか結果は誰にも分からない
欧州のサッカーに若い頃から馴染んだメリットが今から出てくるかもしれないし今のチームでも連続ゴールをしたり少しずつ頭角は現している
五輪で期待したし、どうしても出て欲しかった見て見たかった
後になっての結果論や机上論、たらればは好きではないがそれでも五輪の結果を少し変えれていたかもしれないと今でも思う選手でもある
ここで代表で結果を出してステップアップするという野心を強く持って欲しい、彼はその方がハッキリ伸びると思う
クラブとの移動の問題が必ず出るが、これからも代表で見ていきたい選手だった

そして浅野、彼も個人的にはもう少し待ってからイタリアの中堅チーム辺りに行ってくれればと思っていた
そこからもドイツよりも今のチームとの選択肢で上がっていたフランスの方が良かったのでは?という意識も若干ある
今日は馴れないサイドでやったが、中にもっと食い込んでいくようにプレーした方が良いと思う、これも以前に書いたがソレこそイタリアのディナターレのように
ここ数試合で少しプレー面での良さである部分の「純度」みたいなものが落ちている気もする

ここに岡崎の大将とケガ上がりの武藤なんかが絡んでくるし、まだ他にも選手はいる
FWは競争が激化しつつある、ただ片方が大迫なら2トップも成立するのでは?と個人的には感じている

MFはやはり先ず本田で、この試合でも序盤にチャンスを決めきれない
昔なら「無理やり押し込めていた」シュートがどうしても押し込み切れない、
少しボールを蹴る事態の単純な馬力であったり瞬発力であったりの「踏み込み」が少しずつ衰えてくるのだろうか?
決定的な良い場面に行くのはまだまだ能力のある証明なのだがボールがゴールに押し込まれてくれない
大迫が今日「捻じ込んだ」ゴールを見るとやはり「勢い」という部分の衰えを少し感じる
ただ今日は相手の問題もあったのかもしれないが前回よりは状態は良さそうに見える、試合のポイントを抑える要所でのポジションニングやボール、相手選手との攻守での関わり方部分でも貢献していた
ただ時々ボールに「寄りすぎる」昔の癖が出てきているのも気になるとこ
サウジ戦は日本の命運を握る戦いになるだけに期待したい

清武は大迫との相性が良さそうなのは好感触
ただやはり途中から「キラメキ」が少しずつタレてくる

蛍は今日も守備で「要所」を抑えれていた事を評価できる

久しぶりに見た永木は相変わらず良かった、ただ先に書いた学と同じで「決定的な何か」が少し欠ける
もっと運動量があって守備の嗅覚で人より一つ早く潰せるくらいの活躍が欲しい、例えばスペイン代表でのマルコス・セナくらいの守備での「説得力」を相手や見ている観客に感じさせれないと、これからの定着は難しい
ただやはり彼の若い頃に酔いしれた試合ではココが死に場所とでも思わせるような獅子奮迅の「そういうプレー」をしていた
そして彼はもっともっとプレーの中で強く気持ちを見せていいと思う
期待して見ていきたい

ちょっと飛ばして丸山
あんまし今の2人にとって代わるほどの評価は感じられない、慣れない組織での試合であり場数を踏めば良くなるのかもしれないがやはり「バックアップ要因として様子を見ようか」という感じで前半後半でスターターのDFを入れ替えて両方を試したように感じる

最後、これも見て見たかった小林
ユーチューブで1試合の全タッチ集を見た時の感想はプレーが全体的に「雑」という事
パスのタッチや距離のズレ、スペースに入るスピードと入るまでの時間、フィジカルコンタクトを受けながらのプレー、時間をかけてはいけない速さを求められるプレー
こういった部分で雑という事は、まだオランダのリーグに慣れてないという事になる
入り込む位置なんかは「おっ」と思うが全体的に「遅い」か「乱れる」
今度1試合通じてしっかり見てみようと思うが、今の段階では先ずその基本的な「リーグになれる」という部分が必要になる
そして戦術的な部分でもっともっと洗練される必要がある、要所を抑える力を更に伸ばしたい
これからフィジカル的にもピークを迎えていく選手だから戦術的な要所を「力ずくで抑える」ことが可能になって行くだけに
それでも今日の最後のようにゴールを決めるのは「持ってる」のか、そこはリトルコバヤシに聞いてみたいところだ
体格が大きいので自分が本田が若い頃に「ホンダは将来的には中盤の後ろで」と書いたように監督が中盤の後ろで試すのも理解できる
何よりも「底からの前への強い推進力」として期待はできる
そして良かった事が得点した試合後に先輩格のチームメイトに割と全体的にイジられていた事
彼のようなビックマウスは中田や本田のように「異質」として扱われる事がどうしても多かった
そんな中でこのチームは全体的にこの選手を受け入れている
競争原理の一つのチームの象徴にもなるし、なによりこういう選手を「異質」と扱うんでなく「チームを活性化するチョット変わり者のマスコットボーイ」として扱えるのなら、チームは更に活性化する可能性を持っている
それは競争で煽られる岡崎、本田、長谷部、長友といったベテランたちの競争では負けないという部分とは別の組織として受け入れれる懐の深さであり、これからこういった色々な選手と競争しながら受け入れながらチームが形を作り始める事が非常に楽しみに思える
まあでもこの「マスコット」に伸びしろがあるのは確かだ

ハリルの代表のチームつくりは、やっと始まったというのが今回の印象だ

それと全体的に若手連中がフィジカルが細すぎるという印象が強いSBの2人はゴリゴリだが、コンタクトのあるスポーツなのでやはりスピードが落ちない程度にフィジカルを求める必要は感じる
そして体脂肪率も個人的には賛同したい、ハーフ45分とはいえ5~6キロの中距離をフィジカルコンタクトを受けながらスプリントも交えて走る選手には、それなりの「体脂肪率」と「筋肉量」は絶対に必要でソレが必要ない選手は余程の特殊なプレースタイルで突出した選手に限定されるはずだ

長くなった
まあハリルホジッチには有意義な発見や問題点などで色々と収穫の多い、良い練習試合になっただろう
だがソレをどれだけ多く見つけれても、取りあえずこんなに長く書いても、次のサウジ戦が全てだ
勝利だけを期待したい

今日はここまで
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