中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

やはり、ハラスメントがあった

2017年09月12日 | 情報

やはり、ハラスメントがあったのですね。
これまでの報道や、精神科医の分析等から学んだ、小職の考えです。長時間労働のみでは、人はそう簡単に「負けない」ということです。

新国立競技場建設 新入社員自殺でパワハラを同僚が証言
2017/8/30(水) 文春オンライン

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設工事に従事していた建設会社の新入社員(当時23)が
自殺した問題で、上司からの暴力や暴言などのパワハラがあった疑いのあることが「週刊文春」の取材でわかった。
同じ現場で働いていた複数の元同僚が証言した。
自殺の原因を巡っては、7月に遺族が違法な長時間労働があったとして労災を申請。
2016年12月には94時間、2017年1月には143時間、2月にいたっては212時間の時間外労働をしていたことが明らかになっている。
元同僚たちは、自殺した社員が受けていたパワハラについて次のように証言した。
「上司である部長と職長から『死ね』、『何でできないのか』などの暴言や、胸倉をつかまれるなどの暴行を受けていました。
また、工事記録に使う黒板消しは濡れると黒板が消えにくくなるのですが、
職長が『服の中に入れてあっためておけ』と乱暴な口調で指示し、服の中に黒板消しを入れて乾かしていました。
自殺する1カ月前、今年2月の雨の日の出来事でした」「『作業が遅い、死ねよ』とよく暴言を吐かれていました。
でも、職長も部長も、喫茶店に行くと言って現場から離れ、若手に多くの業務を任せていました。
千駄ヶ谷駅から新国立競技場に出勤する際には、俯きながらフラフラの状態でした」
社員が勤務していた建設会社の社長は、「週刊文春」の取材に対し、次のように回答した。
「私どもの不備で、このような事態を招いたことは申し訳ないと思っています。いろいろな調査が今まさに入っているところです」
ただ暴力や暴言の有無については、調査中を理由に回答しなかった。
8月末までに、パワハラの有無等について、遺族に調査結果を伝えるという。
新国立競技場の建設工事を巡っては、着工が1年2カ月遅れ、現場に過重な負担がかかっている。
「週刊文春」8月31日発売号では、過酷な建設現場の実態を詳報している。(「週刊文春」編集部)

(再掲)新国立 ・現場監督
2017年07月25日

電通の事案を例に引くまでもなく、「他山の石」としなければならないのに、わが社は関係ない、
わが社には起こらないことと「高をくくっている」ようですね。
未だに、「対岸の火事」と受け止める風潮があることは、危機管理意識がないとことになります。
トップは、経営に忙しいし、下は下で、余計なことを言っても致し方がない、ということでしょうか。
大企業には危機管理部門がありますが、これからは中小規模の企業においても、自社の危機管理を専門とする部署が必要でしょう。

(再掲)新国立 ・現場監督、過労自殺か 残業月200時間近く
毎日新聞2017年7月20日

2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)の建設を巡り、
下請け業者で現場監督を務めていた男性(23)=都内在住=が自殺したのは
月200時間近い残業を強いられ精神疾患を発症したためだとして、両親が東京労働局上野労働基準監督署に労災申請した。
両親の代理人の川人博弁護士が20日、明らかにした。(以下省略)

 

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