中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

「くるみん認定」制度

2017年03月21日 | 情報

「くるみん認定」制度をご存知ですか?
「くるみん認定」企業は、いわゆる「ホワイト企業」の先端を走っている企業なのです。
厚労省のHPには、『プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、
高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。
また、学生・求職者の方は、企業研究の指標の一つとしてもご活用ください。』とあります。
しかし、日本の産業界において、トップ企業のひとつである「パナソニック」が、このような「背信行為」をしたとなると、
・就職活動中の大学生に、多大な悪影響を与え、
・「くるみん認定」制度の信用を貶め、
・行政への多大な不信感を国民に与え、
てしまっとことになりますから、「罪深いなあ」と印象を持ちました。
今後、どうやって行政への信頼を回復されるのか、注目して参ります。

<大阪労働局>パナソニック、税制上の優遇認定取り消しへ
毎日新聞 3/18(土)

◇富山県の工場で労働基準法違反容疑の書類送検を受けて
パナソニック(大阪府門真市)が富山県の工場で従業員3人に違法な時間外労働をさせたとして、
労働基準法違反の疑いで書類送検されたことを受け、大阪労働局は、同社が認定を受けている税制上の優遇を取り消す方針を固めた。
同社は社員の子育て支援や時間外労働の削減を進めている企業として、
国から税制上の優遇を受けることができる制度「プラチナくるみん」の認定を受けている。
大阪労働局は近く会社側の言い分を聞いた上で、認定取り消しの手続きを進める。
同社は今月、富山県砺波市にある工場で従業員3人に最長で月138時間の違法な長時間残業をさせたとして、
法人としての同社と労務管理担当2人が書類送検された。

くるみんマーク・プラチナくるみんマークとはhttp://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/

「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、
一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、
厚生労働大臣の認定(くるみ  ん認定)を受けることができます。                                                    
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。平成28年12月末時点で、2,634社が認定を受けています。
さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、
高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、新たにプラチナくるみん認定がはじまりました。
平成28年12月末時点で、108社が認定を受けています。 
プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、
高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。
また、学生・求職者の方は、企業研究の指標の一つとしてもご活用ください。

プラチナくるみん認定企業 (平成29年2月末時点)122社

(参考情報)死亡の工員労災認定=パナソニック工場勤務―福井労基署
時事通信 2/9(木)

福井市にあるパナソニック森田工場で勤務していた男性=当時(46)=がくも膜下出血で死亡したのは長時間労働が原因だったとして、
福井労働基準監督署が労災認定していたことが9日、分かった。
遺族の代理人弁護士らが同日、記者会見し明らかにした。認定は1月31日付。
代理人らによると、死亡したのは福井市の上田浩志さん。
2次下請け会社の「アイエヌジー」(福井県あわら市)と有期契約し、森田工場で電子部品のトリミング作業の夜勤に従事していた。
2015年10月20日の夜勤明けに、帰宅しようと自動車に乗ったところで体調不良を訴え、病院に搬送されたが同日午後に死亡した。
上田さんの労働時間は雇用契約上、午後11時~翌日午前7時15分だったが、早出するよう求められ、
同年3月ごろから火~金曜日は午後7時に出勤していた。タイムカードの記録では、直前1カ月の時間外労働は約81時間だった。
代理人弁護士は「パナソニックは大企業として、請け負い会社の社員にも長時間労働をなくすようなチェックをするべきだ」と語った。

パナソニック工場で過労死 福井、下請け従業員
2017/2/10 日経

福井市のパナソニック森田工場に勤めていた男性が過労死と労災認定され、遺族代理人の海道宏実弁護士が9日、同市内で記者会見し、
死亡する前の2カ月間、過労死ラインとされる月80時間ほどの時間外労働が続いていたと明らかにした。
男性はパナソニックの2次下請け会社「アイエヌジー」(福井県あわら市)の契約社員の上田浩志さん(当時46)。
深夜勤務後の2015年10月、くも膜下出血により死亡した。
福井労働基準監督署は長時間労働による過労が原因とし、今年1月31日付で労災認定した。
工場で上田さんは電子部品の加工を担当。午後11時から午前7時15分までの深夜勤務が固定化しており、
15年3月から週の半分は2~4時間早く出社していたという。
パナソニックは「雇用関係がないのでコメントは差し控える」とし、
アイエヌジーは「担当者がいないのでコメントできない」としている。
上田さんの兄は「弟を突然亡くし、後を追うように父が他界した。
仕事のせいで過労死することが絶対にあってはいけない」とのコメントを出した。〔共同〕

 

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