中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

通勤災害と認定

2017年06月16日 | 情報

サリン被害から4年後にうつ病発症 通勤災害と認定
6月10日 NHK

地下鉄サリン事件で通勤中に被害に遭った60代の男性が事件から4年後に発症したうつ病は、
「事件が原因となって悪化したと考えるのが相当だ」などとして、通勤災害と認定されたことがわかりました。
地下鉄サリン事件から時間がたったあとに発症した病気で、通勤災害が認められるのは珍しいということです。
通勤災害と認定を受けたのは埼玉県の60代の男性で、22年前の平成7年3月20日の朝、
勤務先の都立病院に向かっている途中、地下鉄の電車内で地下鉄サリン事件の被害に遭いました。
男性は、事件のあと、サリン中毒の症状で入院し、その後、治療を終えていましたが、
事件から4年たったころから不眠や気分が落ち込むなどの症状が現れて、うつ病と診断され、現在も通院を続けています。
こうした症状について、地方公務員災害補償基金東京都支部審査会が、
「事件がPTSD=心的外傷後ストレス障害をもたらした可能性が十分にあり、事件が原因で発症し、
悪化したと考えるのが相当だ」などとして、10日までに通勤災害と認める裁決を出していたことがわかりました。
男性の代理人の弁護士によりますと、今後、治療にかかる医療費などが補償されるということです。
地下鉄サリン事件の被害者の支援を続けてきたNPOなどによりますと、
地下鉄サリン事件から時間がたったあとに発症した病気で通勤災害が認められるのは珍しいということです。
男性の主治医で、サリン被害者の症状に詳しい日本医科大学の大久保善朗医師は
「サリン被害の直後の中毒症状などは認知されているが、その後の慢性的な後遺症のような症状はあまり知られていない。
それが事件の影響だと今回認められたことは、ほかにも同じように悩んでいる方がいて、
特別な医療が必要なケースもありえるので意義がある」と話していました。
通勤災害と認められた男性は13人が死亡、およそ6300人が被害を受けた地下鉄サリン事件。
埼玉県に住む60代の男性は、22年前の平成7年3月20日の朝、
当時勤務していた都立病院に向かっている途中の地下鉄日比谷線の電車内で被害に遭いました。
男性は電車を降りて、周りに倒れている人たちの介抱に当たりましたが、自分も気分が悪くなり、
サリン中毒の症状で4日間入院しました。
男性は、当時の状況について、「車内で煙のようなものが見えて乗客が一斉に逃げ出した。
目の調子がおかしくなって呼吸が苦しくなり、何が起きたかわからなかった。
周りには大勢の人が倒れていて、自分ももうだめかなと思った」と振り返っていました。
男性はその後、回復して治療を終えましたが、事件から4年たったころから不眠や体のしびれ、
それに気分が落ち込むなどの症状が現れ、うつ病と診断されました。
病院の入退院を繰り返し、寝たきりの状態の時期もあったということで、
勤務していた病院を休職したあとに早期退職して、現在も精神神経科などに月2回ほど通院を続けています。
男性はもともと山に登って植物の写真を撮るのが趣味でしたが、それも事件以降、できなくなったということで、
男性は「山が好きだったので、本当は出かけたいのだが、それもままならないのが残念だ」と話していました。
男性は9年前の平成20年に地方公務員災害補償基金東京都支部に対し、通勤災害と認めるよう請求しましたが、
おととし、サリンの後遺症と疑う症状は確認できないなどとする処分が出ました。
しかし、男性がその処分を不服として、審査請求を行い、サリンの被害に詳しい専門の医師の意見書などを提出したところ、
今月に入って通勤災害と認められたということです。
男性は「本当によかった。これまでは自分の体や心の不調が事件との関連と認められず、
職場や家族にも迷惑をかけたのでふがいなかった。それが事件の影響だと認められたことはうれしい。
自分のような人がほかにもいるかもしれないので、そういう人にも補償があるといいと思う」と話していました。

(参考)地下鉄サリン事件を機に「そううつ病」へ
退職や離婚も余儀なくされた被害者の過酷な人生
http://diamond.jp/articles/-/12834

 

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