中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

(参考)生産性の定義に拘っています

2017年09月09日 | 情報

なぜ、こだわるのか?
参考までに、安倍首相、政府は、「技術革新による」生産性向上を謳っています。

EUのお荷物と言われている、編集手帳
2017年8月20日 読売

「日本永代蔵」を始め、井原西鶴の著作には現代に通じる商いの要諦がつづられている。
始末=始まりと終わりとで帳尻を合わせる。算用=算段を立て、損を防ぐ。才覚=経営戦略…
◆その精神を大切にし、倹約の美学を貫いた実業家の訃報(ふほう)が届いた。
大阪駅前の再開発に尽力した吉本晴彦さんである。「ケチとしぶちんは違う。経済の知恵、経知と書いてケチと読む。
出す時には出し、死に金にしない」が口癖だった
◆年賀状の代わりに電話で「おめでとうさん」。一通話で済むよう相手のいない時間を見計らい、伝言を頼む。
米・経済誌の長者番付に名を連ねてなお、始末は徹底していた。
「接待したと思って5万円ください。接待以上に感謝するから」。告げられた相手の面くらう顔が浮かぶ。
◆大日本どケチ教の教祖を名乗り、哲学を披露した。金持ちよりも、まず「人持ち」になること。
良い人間関係は得難い財産です―。晩年のインタビューで、そんな言葉を遺している
効率化、生産性の向上が連呼される昨今である。そこに人を第一に考えた経知はあるか。
型破りな経営者の逸話を前に、しばし考え込む。

・生産性の定義 日本生産性本部HPより

生産性の代表的な定義は「生産性とは、生産諸要素の有効利用の度合いである」(ヨーロッパ生産性本部)というものです。
有形のものであっても無形のものであっても、何かを生産する場合には、
機械設備や土地、建物、エネルギー、さらには原材料などが必要になります。
また、実際にこれらの設備を操作する人間も欠くことができません。
生産を行うために必要となるこれらのものを生産要素といいますが、
生産性とはこのような生産要素を投入することによって得られる産出物(製品・サービスなどの生産物/産出)との
相対的な割合のことをいいます。
 式で表せば、
           生産性=産出(output)/投入(input)
ということになります。
つまり、生産性とは、あるモノをつくるにあたり、生産諸要素がどれだけ効果的に使われたかということであって、
それを割合で示したものが生産性ということになります。
例えば、最先端の工作機械を導入したとしても、それを操作する人が未熟であったり、操作ミスをしてしまったりすると、
工作機械はうまく作動せず、故障を起こしてしまうこともあります。
このような場合、生産諸要素の有効利用度が低い、つまり生産性が低いということになります。

(ブログ再掲)労働生産性?
2017年01月31日

長時間労働の削減と、労働生産性の低さをリンクさせて議論することには、違和感があります。
大勢としては、労働生産性の低さを、長時間労働や違法残業で補っている、というのが今日的な解釈なのでしょうが、
長時間労働や違法残業の問題は、喫緊の課題であることを認めるものの、
反対に、小生は、日本、または多くの日本人の「生産性」は、「高い」と感じています。
そうでなければ、これまでの長期間にわたる、経済成長とそれによる日本の繁栄は、あり得ないでしょう。
例えば、以下に引用した黒田先生の論文に、「フランスは、米国をしのぐ労働生産性を実現させている」とありますが、
フランスは、米国をしのぐ産業競争力があるのでしょうか?
因みに、労働生産性が22位の日本より上位の国を、任意にあげてみましょう。
21位ギリシャ、20位イスラエル、19位アイスランド、18位英国、17位カナダ、16位スペイン、
14位オーストラリア、10位イタリア、7位フランス等々です。
この中のギリシャ、スペイン、イタリアは、EUの「お荷物同様」と言われていませんか?

以下の資料を参照してください。
労働生産性の国際比較 2016編版(日本生産性本部のHPより転載)
http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/intl_comparison_2016.pdf
それよりも、小生は、労働生産性の定義が間違っているのでは、という疑問を持っています。
労働生産性とは、労働生産性=GDP/就業者数(または就業者数×労働時間)と定義されています。
どう云う訳か、専門家が語る労働生産性の議論には、「ギリシャ、スペイン、イタリア」は、登場しません。
G7の中で、日本の労働生産性は最も低いとかという理由で、労働生産性を高めろ、それには労働時間の削減だと。
単純に労働時間を削減して、現在のアウトプットを維持しろ、ということでしょうが、
これでは、日本の労働者の心身にわたる疲労は、ますます深刻になることでしょう。

的外れな思いでしょうか?長時間労働や違法残業は事実で重要な問題であり、早急に解決しなければなりませんが、
問題の根幹は、現時点の労働生産性の定義による労働生産性の向上とは、異質で別次元のような気がします。
因みに、典型的な議論を掲載します。なお、黒田先生の論文がおかしいとか、間違っているとか、
という理由で引用しているのではないことを、ご理解ください。

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