中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

社員を幸せにする会社

2013年11月01日 | 情報
記事に登場する、日本理化学工業(川崎市)は、筆者も数年前に工場見学させていただきました。
社員のみんさんの、礼儀や行動が素晴らしいことには感動を覚えました。
なお、日本理化学工業(川崎市)では、見学申し込みを受け付けています。見学する価値は大きいと思います。
http://www.rikagaku.co.jp/FormMail/kengaku/FormMail.html

社員を幸せにする会社 (読売、'13.10.30)

「キットパス」というクレヨン風の筆記具を、保育園児の息子が好んで使っている。
水拭きで消せるので、窓ガラスや鏡への落書きも好き放題。自宅に遊びに来た子供たちも夢中になる。
製造元のチョークメーカー日本理化学工業(川崎市)は、障害者雇用に積極的に取り組みつつ、
い市場占有率を誇ることで有名だ。社員の7割以上が重度の人も含む知的障害者。働く人に合わせて作業工程を工夫してきた。
「人は働くことによってこそ、『ほめられ、人の役にたち、必要とされる』という究極の幸せを手にすることができる」。
53年前に障害者雇用に踏み切った大山泰弘会長は著書でこう強調し、「会社は社員に『働く幸せ』をもたらす場所」と言い切る。
むろん、利益を上げ、存続しなければ、使命は果たせない。だからこそ、社会に求められるオンリーワンの製品開発に尽力する。
「社員の幸せ」という言葉は、残業禁止、年間休日約140日などユニークな取り組みで知られる電気設備資材メーカー
未来工業の創業者、山田昭男氏も著書で繰り返す。
社員を大事にすることで、やる気を引き出し、好業績を上げてきた。
共通するのは、「会社は社員のために存在する」という考えだ。
今の風潮はどうだろう。
若者を酷使して使い捨てる「ブラック企業」が問題化し、経済界からは労働時間や解雇の規制緩和を求める声が盛んに聞かれる。
人は、成長のための手段にすぎないかのようだ。
会社の存在意義とは何なのか。改めて問われている気がする。

また、日本理化学工業(川崎市)は、法政大学の坂本先生の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」でも取り上げられています。
坂本先生のお話は、「社員を“幸せ”にする企業経営のあり方とは」 でも読むことができます。
https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/886/
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