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南海電車の橋脚が沈む

2017-10-26 | 関西ローカル

南海電車の煉瓦積み橋脚が、先週の台風の影響で沈み、不通となりました。

橋脚が沈んだため、レールは、ジェットコースターのようになっています。

しかも、驚いたのは、このレール上を電車が通り抜けたということです。

最悪は、脱線して、川に沈み、被害者が出たかも知らないと言うことです。

南海本線は、南北に走っています。

下りなので、この写真では、右側になります。

川は東から西に流れています。

この写真では、右から左に流れています。

鉄橋は、右に曲がっているので、橋脚が、川上の右側に動いたことになります。

橋脚の下が削られて、その削られた穴の川上に動いたことが分かります

 

鉄橋復旧の見込みは立っていません。

鉄橋を直すためには、鉄橋を撤去し、橋脚部分から作り直す必要があります。

この橋脚は、約100年前(下りは大正7(1918)年)に作られたものです。

パイルを深く打つ工法が無い時代に、100年近く持つ凄い構造物を良く作ったと考えます。

今回、片方の橋脚が沈んだので、もう一方の橋脚(上りは120年前・明治30(1897)年)も修理する必要があります。

そうなると、上下線の仮橋を作って、両方の橋脚を作り直す必要があるではと思います。

大工事になると考えます。

どこまで、どう対応する工事かを検討中と考えます。

 

現在は、南海本線は、この橋がある区間だけ、運休しております。

大阪から和歌山へは、JRが便利となります。

 

今回の台風で、関西地区の鉄道は結構被害がありました。

また、今週の日曜日から月曜日にかけて、台風による雨が、また降りそうです。

被害が無いことを祈ります。


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