最近、出張がちになり、列車の中で読む本を買うことが多くなりました。
新幹線の中とかでお仕事されている勤勉な方も多いのですが、
どうも揺れたパソコンでお仕事できる皆さんほど私は出来が良くないみたいです。
ま、それは置いておいて。
先日買った角川文庫「人間はどこから来たのか、どこへ行くのか」
多分、今年買った本の私的ベストになるんじゃないかと思います。
著者でありNHK取材班の高間大介氏が
ここ20〜30年で加速度的に進歩している人類学について取りまとめた本です。
正直、時代に取り残されていたことを認識せざるを得ませんでした。
なぜ、研究が加速度的に進んだのかという理由はDNA解析の進歩、
コンピュータによる解析力の向上、技術が実験に耐え得るレベルまで向上したこと
の三つがあるようです。
現在の人類の技術をもってすれば
人間がどの段階までどこに住んでいたのかということを
地理的に読み解くこともできれば、
人間がどの段階で「農業」という行為で自然を自分の力で変えていくことを
始めたのか、そしてそのことが人類自身の集合体をどう変えていったのか、
そんなことも解析できてしまうようなのです。
はやぶさの映画を見たときもそうですが、
いろいろな方面で真摯に自分の仕事と向き合っている方たちの努力を見ると
身が引き締まる思いがします。
でも、きっとこの人達は自分の仕事が好きで好きで仕方ないんだよなぁ、
っていう、そんなインタビューする相手の人柄まで伝わってくる文章は
著者の高間氏がテレビマンで彼もやっぱり自分の仕事が好きだから
伝えられる筆致なんだろうなぁ、ていう文章の妙も楽しめる一冊です。

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