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同人作家・はさみのなかまが、これまで読んだ本のなかでも、とくに面白かった! とおもった本を随時ご紹介させていただきます。

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才能を見つけるためにしておきたい17のこと 本田健(だいわ文庫/大和書房)

2017-07-23 21:53:28 | 本田健
わたしのなかで「ケンさん」といえば、高倉健でも渡辺謙でもなく、本田健。
それくらい親しみの持てるベストセラー作家です。
代表作は「ユダヤ人大富豪の教え」、と聞くと、ああ、あの本屋さんに並んでた本かあ、とわかる方も多いかと。

この本を、当ブログ「hasamino図書館」で紹介する第一冊に選んだのは、最近でもっとも励まされた本だからです。
落ち込んでいるとき、焦っているとき、それこそ絶望しているときでも、健さんの優しい文章は、「だいじょうぶですよ」と背中を撫でさすってくれているようです。

「才能」というと、なにか特別な人間しか持ちえないもののようですが、そんなことはない、だれにでも才能はある、ということをわかりやすいたとえを引きつつ教えてくれます。
本の構成は、まえがき+17の章+あとがき。
まえがきから、「才能のない人なんていない」と断言。
つづいて、
「誘われたら、ともかく行ってみる」「頼まれごとは引き受けてみる」「一日5分、ワクワクすることをやる」など、
才能を開花させるためのコツが17項目も、くわしく書かれています。

ブログ主は、趣味で小説を書いています(三国志ものを中心に書いています。個人サイト「はさみのなかまのホームページ」で発表中です)。
しかし、どの趣味の世界もおなじかとおもいますが、極めようとすると、奥が深いものでして。
とくに最近は、あまりに壁にぶち当たることが多いので、
「才能がないんじゃないのか?」
「時間の無駄遣いをしているのじゃないか?」
と悩みの中におりました。

そんなとき、手に取ったのが、ずばり、「才能」をテーマにした、この本。
本田健さんの本は前々から好きで集めているのですが、この本は特にこころにヒットしました。
とくにこころに残った項目が、「とにかく量をこなしてみる」というところ。

健さんはいいます。
「これをやるときめたら、ただひたすら回数を重ねていくことに意識を集中させます。
10回や20回でわからなかったことが、30回や40回でわかったりするから不思議です」
なるほど!
自分では、量をこなしているつもりでしたが、まだまだ足りなかったのかもしれないと反省。
もちろん、ほんとうに才能がなかった場合、どこかで見切りをつけることも大切かもしれません。
が、こころの底から、もうダメだ、とおもうまで、やってみようと勇気づけられました。

さらには、
「才能がなければ、壁にもぶち当たりません」
「自分の才能の限界が見えたり、ほかのもっと才能のある人を見て落ち込んだりするのです」
「(ほかの才能がある人の才能が)見えること自体が才能」
という、うれしいことばが。
それまでブログ主は、
「自分には、人の才能が見えるが、それだけのことで、自身には才能がない」
とおもっていました。
が、健さんのことばを信じるなら、いくばくかの才能があるかもしれず……
がんばろう、やってみよう、ダメでも、失敗はいい経験になるはず。
そんなふうに奮い立つことができた本です、ありがたい!
おかげさまで、長く滞っていた同人活動も再開させる決意がつきました。

読みやすい平易な文章で書かれているので、あっという間に読めますが、内容は濃い。
なので、急いで読もうとせず、1章ずつじっくり読んでいかないと、もったいないくらいです。
おススメの読み方は、いちどは一気に最後まで読んでしまい、そのご、何度も精読する、という方法。
内容が頭に沁み込みやすいです。
ふしぎなもので、最初は引っかからなかった部分も、時間をあけて再読すると、引っかかってくるときがあります。
この本は、読むたびに新たな気付きを得られます。
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