続平成太平記

アジアの中の日本

必然の朴氏弾劾は代理戦争、工作員暗躍、親北VS.反北

2017-03-07 16:36:17 | 日記
必然の朴氏弾劾は代理戦争、工作員暗躍、親北VS.反北

産経

 3月1日のソウル。日本からの独立運動を記念する式典が行われたこの日、

韓国警察当局は202中隊、1万6千人の警察官を投入して朴(パク)槿恵(クネ)大統領弾劾の無効を叫ぶデモ隊と

朴氏の即時退陣を求めるデモ隊の衝突を遮断するため両陣営の真ん中に壁を作っていた。

 くしくも「壁」の北側はろうそくを手にもつ親北朝鮮団体や政党などの左派勢力。南側は韓国の国旗を手にもつ親米・反北朝鮮勢力だった。

 南北朝鮮の代理戦争の様相を呈す一触即発のこの日のデモは、局所的な衝突で済んだが、

前大韓弁護士協会長、金(キム)平祐(ピョンウ)は

「弾劾の結果によっては内乱に発展するかもしれない」と話す。

韓国は内戦中なのだ。


 日本にとっても対岸の火事ではない。

左派勢力が勝てば、対韓国政策を全面的に見直す必要に迫られる。

 「今回の事態は『民心』をかさに着た腐敗した国会議員と権力の向背に敏感な検察、無責任なメディアの野合によるクーデターだ」と話すのは40年間、韓国政治を取材してきた有力紙のベテラン記者だ。


そもそも朴氏が弾劾されたのは本当に無能だったからでも、崔(チェ)順実(スンシル)という友人の女性に完全に操られていたからでもないという。

 父、朴正煕(チョンヒ)の保守本流の流れをくんで誕生した朴槿恵政権とその反対勢力との対決は当初から予想されたものであった。

 朴槿恵政権は、発足してまもない2013年、「進歩左派」勢力の大統合を標榜(ひょうぼう)して2011年に結党し、国会に6人の比例代表を送り込んだ「統合進歩党」の解散に動いた。

 同年8月、国家情報院(旧KCIA)は同党国会議員、李(イ)石基(ソクキ)の事務所を家宅捜索、9月には「内乱陰謀」を画策したとして「逮捕同意要求書」を国会に送致した。

国会の同意を得て国情院が勾引状を執行したのは同じ9月だ。

 それは、80万人の会員を有する左派系の民主労働総同盟(民労総)と、運動圏(1980年代に民主化闘争を経験した人々)を敵にまわすことを意味した。


 朴氏はまた、政権に批判的な全国教職員労働組合(全教組)を非合法団体に指定した。

 親北・反米性向の強い全教組は、「小・中・高生を左偏向へと引導する」と批判されてきたが、歴代政権は激烈な反対にあうことを恐れ、手をつけられずにいた。そこに朴氏はメスをいれたのだ。

 北朝鮮の4回目の核実験などを受けて決定した開城(ケソン)工業団地の閉鎖、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」導入の決定、慰安婦問題をめぐる日韓合意も左派の猛烈な批判を招いた。

 そのような朴政権に対し野党は、朴氏が当選した大統領選への「国情院介入疑惑」など4回にわたり朴政権に攻撃を仕掛けた。

しかし、強固な支持基盤をもち、40%台の支持率を維持する大統領を政権の座から引きずりおろすことはできなかった。

 1997年に韓国に亡命した朝鮮労働党の黄(ファン)長●(=火へんに華)(ジャンヨプ)元書記(故人)は、

かつて「韓国には5万人の北朝鮮工作員が潜伏、暗躍している」と明かした。


市民運動家らを装う彼らは各種市民団体をのっとり、

善良な市民を巻き込み、団体を操縦してことあるたびに政権に揺さぶりをかける。

 それを側面で支援するのが、かつて学費など北朝鮮系の団体から支援を受け、「恩義」をきせられた、一部の知識人、文化人、法曹関係者らだ。

 そんな野党が手をこまねいている矢先に浮上したのが「崔順実ゲート」だった。

虎視眈々(たんたん)と朴政権の失敗をうかがっていた野党にとっては政権奪取の最後のチャンスだったのである。
 李相哲(り・そうてつ)

 中国黒竜江省生まれ。中国で新聞記者を経て1987年に来日。上智大学大学院博士課程修了(新聞学博士)。主な著書に産経新聞に「秘録金正日」として連載した「金正日秘録 なぜ正恩体制は崩壊しないのか」(産経新聞出版)、「朴槿恵の挑戦」(中央公論新社)。
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