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① 韓国、「感情過多症」朝鮮日報の核武装論「経済封鎖で自滅」

2016年02月11日 20時42分20秒 | Weblog

① 韓国、「感情過多症」朝鮮日報の核武装論「経済封鎖で自滅」

 2016-02-11

 勝又壽良の経済時評      

週刊東洋経済元編集長の勝又壽良

 韓国の代表的メディアの『朝鮮日報』が、社説で核武装論を主張した。

あれだけ日本を「軍国主義」と侮り、自らは「道徳国家」と吹聴してきた韓国が突然、北朝鮮に対抗して核開発を言い出したのだ。

いくら、北朝鮮が核開発の歩を進めているとは言え、韓国が核開発に手を染めるリスクを考えるべきだ。

核開発疑惑のイランが、経済封鎖を受けて経済的に疲弊、ついに世界世論を受け入れて核開発を中止したほど。

韓国が経済封鎖に耐えられるはずはない。思いつきの社説である。

イランの核開発頓挫が示唆するように、核開発は即、経済封鎖に直面することが明らかである。

仮に、韓国が核開発に手を染め始めれば、日米中露の周辺国から厳しい経済封鎖を受けることは不可避である。

輸出で生きている韓国経済にとって、核開発が自殺行為であることは間違いない。


『朝鮮日報』(1月28日付)は、社説で「米中に頼れない韓国、今こそ独自の核武装を」と論じた。

韓国社会は、「感情8割、理性2割」の比率で物事の判断基準にしている。

突然、噴き上がった韓国の「核開発論」は、まさに「感情8割」の産物である。

日頃、自らを「道徳国家」と吹聴している割には、非道徳的な議論を始めたと驚くのだ。

この社説には、「目には目を歯には歯を」という対決主義が全面に出ており、

外交政策という「智恵」がゼロという点でも、韓国の民度の程度が推し量れる。

「反日」もこういった感情論の典型例である。

①「北朝鮮は過去にも数々の国連制裁を受けてきたが、それらに対しては逆に核実験やミサイル発射などで対抗してきた。

時には『天が崩壊しても核兵器開発は放棄しない』と複数回にわたって宣言したこともある。

このような過去の事例から考えると、今回新たな制裁に踏み出したところで北朝鮮がこれに屈服する可能性はほぼない。

また中国の考え方が従来通りであることも再確認できたため、北朝鮮は今後も間違いなく核弾頭の小型化や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの開発に力を入れ、着実に核武装を進めていくだろう」。

北朝鮮が度重なる経済制裁を受けながら、なぜ核開発を中止しないのか。

その根本的なところを考えるべきであろう。

理由は二つ考えられる。

一つは、中国が経済制裁で「微温」的な姿勢を取っていること。

中国は、地政学的な理由から北朝鮮を敵に回せない弱点を抱える。

もう一つは、北朝鮮が中国を信用せず、米国との直接交渉を望んでいることだ。

北朝鮮は、米国を振り向かせるべく核開発を続けている。

決して、韓国に攻撃を仕掛ける意図で核開発をしているとは思えない。

万一、そういった事態になれば、米韓から総反撃を受けて、北朝鮮政権は自滅する。

オバマ政権は、「核開発で北朝鮮と取引しない」と明言している。

これは一見、正しい発言のように見えるが、決してそうとは言えない。

事態の悪化を招くだけである。

北朝鮮と米韓は、正式に朝鮮戦争の終結条約を結ぶべきである。

その条件が、南北統一である。

北朝鮮が中国と対立している現在、これを好機として、米国は北朝鮮と話し合いのテーブルにつくべきである。

オバマ政権の「紋切り型外交」でなく、次期米大統領は、北との話し合いを本格化させる。

韓国には、そういう生産的な議論をリードする智恵が必要だ。

北朝鮮を目の仇にする議論から一歩、高所に立って朝鮮半島の平和路線を探すことだ。

②「北朝鮮が核武装を完成するその瞬間、韓国が数十年にわたり力を入れてきた南北の軍事バランスは一気に崩壊する。

米国の力を借りて高高度ミサイル防衛システム(THAAD)や敵ミサイルに先制攻撃を加えるキルチェーンを導入したとしても、

これは一時の気休めにすぎず、

核の脅威から完全に逃れることはできない。

相手の核兵器に対してこちらが核のない在来兵器で対抗するのは、軍事的に見て100対0の格差があるのと同じだ」。

 



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