Harukoの濾胞性リンパ腫日記【B細胞 Ⅳ期 B症状 50歳代後半 】 2008年4月28日~

悪性リンパ腫の入院日記。多くのリンパ腫病のうち濾胞性(低悪性)リンパ腫の総合情報サイトを目指して行きます。

PET検査時に注意する事

2009-04-19 21:55:30 | 治療法あれこれ
PET検査の結果にはいろいろ誤差が含まれます。 その注意点を抜粋しました。
オリジナルのホームページは写真が豊富にありますので、ご覧ください。



  2.3 治療による修飾
 悪性リンパ腫では多くの場合に化学療法が施行される。化学療法後には、赤色髄に一致してFDGの集積亢進像を認めることがあるが(図6)、G-CSF製剤の投与後には特にびまん性の骨髄への高集積が見られ(4, 5)、 骨髄病変の評価が不可能となるため、検査時期としては避けたい。また化学療法後にG-CSF製剤が投与されていない場合でも、びまん性の集積を認めることは多く、骨髄のrebound現象を見ているようである。一方、化学療法直後には、viableな細胞が残存しているにもかかわらず、 FDGの集積が低下する可能性も示唆されている。放射線治療後の評価では、炎症細胞の浸潤による偽陽性に注意が必要である。


図6 赤色髄の分布と一致するように骨髄の著明な集積亢進が見られる。(A)は検査前日にG-CSFが投与されており、(B)は化学療法中であった。(C)でも骨髄に一致して軽度の集積亢進を認め、前回の検査時には見られなかったこと、化学療法はされていないことなどから骨髄浸潤を疑い、生検にて確定した。


写真を含めて詳しくは、以下をご覧ください。
http://medical.nikkeibp.co.jp/mem/pub/special/PET/AR/AR02.html#P3
 
 
 
 

Btk 選択的阻害剤 PCI-32765 の第I相試験を開始

2009-04-19 21:53:47 | 治療法あれこれ
B細胞性非ホジキンリンパ腫患者でBruton's tyrosine kinase選択的阻害剤の第I相試験を開始


 米Pharmacyclics社は4月13日、再発性または治療抵抗性のB細胞性非ホジキンリンパ腫(NHL)患者の治療薬として、Bruton's tyrosine kinase(Btk)を選択的に阻害する経口薬PCI-32765の安全性と忍容性を評価する第I相用量増加試験を開始したと発表した。本剤はヒトで試験を行う初のBtk選択的阻害剤で、同社の臨床開発では4番目の製品となる。

 NHLはリンパ腫の中では最も罹患率が高く、米国国立癌研究所(NCI)の推定によると、米国では2008年に6万6000人が新たにNHLと診断され、1万9000人が死亡した。

 BtkはX連鎖無γグロブリン血症(XLA)で破壊される遺伝子である。XLA患者の血流には成熟したBリンパ球と免疫グロブリンが欠如しているが、それを除けば患者は元気である。したがってXLAには、B細胞が介在する疾患を安全に阻害するため、Btkを標的とする新しい治療薬の開発が臨床的に必要であるという根拠がある。

 前臨床試験ではPCI-32765はT細胞に影響することなく、ヒトのB細胞の活性を選択的に阻害する顕著な効果を示している。B細胞受容体性リンパ腫におけるマウスのモデルと特発性B細胞性リンパ腫のイヌのモデルを使用して、リンパ腫の標的としてのBtkについて、前臨床のバリデーションがPCI-32765を用いて行われた。これらの研究結果については、コロラド州デンバーで開催される2009年米国がん研究会議(AACR)で発表される予定だ。リツキシマブと異なり、動物モデルでのPCI-32765による治療は、長期に及び危険な免疫抑制を引き起こす可能性がある骨髄破壊的なものではない。

 「PCI-32765はB細胞に非常に選択的な化合物であり、B細胞性NHLに対するリツキシマブの重要な代替治療となる可能性がある。他にも関節リウマチや狼瘡などの自己免疫疾患への適用について、Pharmacyclics社は動物モデルでPCI-32765の強い前臨床の有効性を確認している」とスタンフォード大学メディカルセンターの教授でPharmacyclics社Scientific Advisory BoardのメンバーであるMark Genovese氏は話した。

 今回の第I相試験では、スタンフォード大学、MDアンダーソンキャンサーセンター、シカゴ大学において、28日の用量増加デザインを用いて、治療抵抗性のB細胞性非ホジキンリンパ腫患者に対しPCI-32765の安全性と薬物動態を評価している。本試験ではまた、Btkの薬剤による占有率を直接評価するため、Pharmacyclics社が開発したproprietary pharmacodynamic assayを使用している。第I相試験の予備的な結果では、Btkが薬剤により占有された状態での患者の忍容性は良好で、B細胞性リンパ腫患者由来の標的細胞集団では強力な生物活性が認められている。

(森下 紀代美=医学ライター)

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/200904/510249.html




 

1ヵ月ぶりに病院

2009-04-06 21:17:18 | 日々の出来事
1ヵ月ぶりに病院へ。
血液検査の結果を見る。LDは214と変わりなし。
白血球は前回4,000を超えたのに、なぜか減って3150/ulとなっている。
でもあまり気にしなくてよいと言われる。(前回が増え過ぎ?)
全体として病気が進んでいる様子はないので、また1ヶ月後ということになる。

この頃は体重が戻りすぎて、44kを超える時もあり、Jパンがきつくなった。
ちょっと腹筋をしてお腹をへこませないとね。