ちょっと待った～!!!!!

昨夜の深夜の情報番組。
聞き捨てならぬ特集が組まれた。
テーマは『男が便座に座って用をたすのはどうなのか』といったもの。

データーによると近年、小便をする時に便座に座ってする男性が増えたそう。
主な理由としては、飛び散りによる汚れ防止。
夫と子供に着座様式を徹底させている主婦を紹介したり、街頭インタビューで賛否両論を
紹介したり、男性のニーズに応える為に開発された便座や立ってする便器でも飛び散りを
減少させる為に、ねらいを定めさせる為のシールなどを紹介した。

情報番組は内容が偏ってはいけない。
その為に着座反対の専門家のコメントがいくつか紹介された。
そのほとんどが
『立ってやるから男の威厳が守られる』『家庭内で権力を失いつつある男達の象徴』
といったもの。

日頃トイレの使い方には人並みならぬ関心が高い私としては
“何言ってんだ～コノヤローお前ら自分で掃除してんのか”
スタジオコメンテーターで『やっぱり男は立って…』と言った人が
『お掃除はどなたが？』
と聞かれて、小さくなって
『妻が…』
と応えていた。でしょ!?我が家は立ったり座ったりだが、大量散水で汚すとかなり
ネチネチとやられる。
自分で掃除ができるなら文句は言わない。自分が汚したトイレを、妻であろうとも他人に
始末させようというのが許せないのだ。

更に驚いたコメントが。タレントなんだか、作家なんだか分からない女性。
『普段めったに殿方が我が家に来る事がないので、たまに泊まって朝トイレに行くと
　便座が上にあげられたままのトイレを見ると、幸せを感じるのです』
色々な意見を紹介するのは結構。
でも、この的外れな日常離れした発想を街頭ではなく、１つの参考意見として紹介されると
日々トイレの汚れと向き合う主婦としては笑えるどころか、頭から煙が出るほど腹立たしい。

結局、番組内ではスタジオにいた出演者のアンケートでは１人以外全員が着座様式に反対。
その人達は男性か独身女性。
バツイチの女性キャスターが必死にトイレ掃除の観点からの着座推進論を述べていた。

親友が年末に
“トイレ掃除は開運だって！成功者の多くはトイレ掃除をしていたらしいよ。
　トイレ掃除をする事で人は謙虚な心を持つようになるんだって！”
とトイレ掃除開運論を力説していた。
　⇒もっと知りタイ人は“ツキを呼ぶ「トイレ掃除」”を読んでみては。
色々な立場、気持ち、己を知る為に“他人も使うトイレ”の掃除をするのは本当に大切かも。

それにしても、久しぶりにテレビに向かって本気で怒りの声をあげた夜だった。