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大彦の時たま日記 (^^)

君の名は。を個人的に考える。

2017-03-02 03:31:52 | アニメ・コミック・ゲーム
君の名は。を個人的に考える。

「君の名は。」の感想で
童貞とか監督が学生時代の楽しい恋愛をしていないのかという
意見などがある
これは一昔前の文通の部類の恋愛とよく似てるのに、
それとも別の意味で
自分は沢山の女の子と恋愛をしたと言うことなのか?

この映画をパッと見て観て思い出したのが、
昔の映画で大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」
主演の北野たけしさんが
たけし監督の何とも言えない表情と「Mrローレンス、メリークリスマス」
言うシーン
お客様、映像で好きに感じ取ってくださいと語っているようでした
(個人的には、あのシーン「Mrローレンス、メリークリスマス」と言うセリフは邪魔で
たけしさんの表情のみでもいいぐらい‥)

最近の邦画にドラマでは俳優さんにシナリオを読ませる感じで
セリフに合わないキレイな空間映像でわざとらしく
生活感が感じられにくい
またセリフだけ聞くとラジオの様に聞こえることがある。

昔エロゲーの開発に関わったことがある
絵コンテを描く時には大体出来上がりのCGエフェクト効果を想像して絵コンテを描いていました。
エロゲーを馬鹿にする人は多いと思いますが、全盛期の上位のソフトハウスでは
シーンの切り替えのフェードインアウトなどの手法にも凝ったり、
ポーズのアングルにCG効果的な配色ありもしない架空の光線の入れ具合
などに力を入れてましたっけ(笑)
静止画像を効果的に魅せなくてはならないので、
あの頃は、魅せ方を各社色々と工夫していましたよ。

静止画像だけでシーンを語ることは本当に難しいですw

君の名は。での背景の急ぎざまに日が昇るシーンがありますが
エロゲーの立キャラの背景を感じさせられる、
たわいもないシーンなんですが
コメントなど全く必要としないで、
時間の経過だけではなく、都市と村の個々の生活感を匂わせることが
上手く表現されているのには驚きました。

これから思い出したのは
乱、七人の侍、の映画ですね

黒澤監督の映画はセリフより役者の演技で魅せていたのかなぁ
私も子供の頃は理解できませんでしたが、
黒澤監督の映画のシーンは一度見ると後々まで覚えています。
とくに生活感が凄かった
また役者のみで語れるシーンはすごい

田舎が地元出身の場合
やはり田舎のどこを見せれば良いのか
都会のどこを見ているのかが
都会出身の人と違うことがよくわかる
昔、都会出身のシナリオライターさんに田舎を知らないから難しいねと言われたことがある
住んでいない所を表現するのは難しいらしい‥



一度目見た時は、「なんじゃこりゃ!~」の違和感がある世界観
他の映画とは違いストーリーは淡々としているが映像のインパクトが強い

疑問がわく
そして2回目を見る、ハマると3回目‥
映像を観るたびに
疑問がわき妄想させられ
見るたびに新鮮で面白い。

もしかしてストーリーとしては完成していないアニメ映画‥?

映画は
シナリオが良くても、お客は喜ばないし観てはくれない。
「一回の映画の料金は1800円」の価値があるのかないのか…

邦画と比べるとアニメはここ数年でCGをフルに生かしている
(君の名は。を見たらやはり
新海監督はゲーム出身だからCGに関しては玄人ですね)



私ですけど

邦画では稲妻
アニメでは百蛇伝が好きですね


ヘタな文章に
個人的な意見なので、不快に感じた方にはご容赦のほどを。
では失礼します。








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