熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・イングリッシュ・ローズ咲く

2016年05月10日 | わが庭の歳時記
   もう、15年くらいになるであろうか、イングリッシュ・ローズに興味を持って、栽培を始めたのは。
   イギリスにかなり長く住んでおりながら、仕事一途であった所為もあって、イングリッシュ・ローズを知らなかったので、イギリスへの望郷の思いもあって、これまでに、20種以上は苗や鉢花を買って育ててきたであろうか。
   枯らしてしまったり、鎌倉への移転で上げてしまったりして、今、手元にあるのは、9鉢だけ。
   庭植えするには、花木がいっぱいで、ばら用の場所を取れないので、とりあえず、鉢植えで育てている。
   イングリッシュ・ローズは、オールド・ローズとモダン・ローズの交配種で、両方の良さを併せ持つのが魅力と言うのだが、独特な雰囲気を持っていて、面白い。

   最初からあるイングリッシュ・ローズは、アブラハム・ダービーだけだが、特に選んで残したと言うことではなく、何となく、相性があって残っていると言うことであろうか。
   アプリコットとイエローの色合いにカップ咲きの大輪ばらで、花が重いのだが、これだけ、花びらがびっしりとつまっているのは驚きである。  
   殿堂入りのこのばら、私の庭では、一番最初に咲く。
   
   
   

   この花によく似た大輪のカップ咲きのばらは、プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント。
   実に優雅で、ソフトなピンクの色合いがシックで風格があり、茎がしっかりとしているので、すっくと立って美しい。
   
   

   2011年度の英国の最優秀新種のプリンセス・アンは、この春、タキイから大苗を買って植え付けたのだが、根付いてしっかりと開花した。
   咲きかけは、濃いピンクだが、少しずつ、花色が淡くなって行くのが面白い。
   まだ、植えたところなので、まずまずの開花だが、来年には、綺麗な房咲きを楽しめるであろう。
   ところで、同時にタキイから買った苗のうち、フェルゼン伯爵は根付いて綺麗に咲いているが、残念ながら、王妃アントワネットは、代替品も2本とも、活着せずに枯れてしまった。
   
   

   ダーシー・バッセルは、オールドローズの雰囲気を色濃く残した深紅のばら。
   ロイヤル・バレエのプリマ・ダッシー・バッセルに因んだと言うのだが、彼女が現役の頃に、何度か、ロンドンでロイヤル・バレエに行っていたので、観る機会があったかもしれない。
   
   

   非常に鮮やかなオレンジレッドのふんわりとした、華奢な感じで風にも微かに靡くレディ・オブ・シャーロットは、中々、粋な花ながら、病虫害にも強くて花付きも生育も良くて、私には重宝なばらである。
   
   

   さて、まだ、一寸、蕾がかたくて咲いていないのは、ウイリアム・シェイクスピア2000、レッチフィールド・エンジェル、ファルスタッフ、そして、グレイス。
   咲きそろうと、ほかの種類のばらと競い合って華やかになる。
   
   
   
   
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