現在、俺は一つの決まったバイトをしていない。弟の下宿に居候し、落ち着いた生活をしていなかったというのも一つの大きな理由があるが、今では一人暮らしを始め、全ての環境を変えようと試みている。
そこでまず始めの試みとして、バイトを選んだ。
といって、タウンワークを持ったものの、もちろん自分の条件を満たしたバイトが見つかるはずはない。とりあえず、場所と自給でバイトを絞り、バーテンダーや服のショップの店員などあらゆる自分に合わないバイトに電話をかけるもあまり良い反応ではない。
そんな時、昔やっていた居酒屋のバイトから電話が入ってきて、人手不足のため、3日間ほどバイトに入ることになった。その居酒屋は西宮の門戸厄神という学生が多く集まる場所に位置はするものの、雰囲気が明らかに学生向きでなく、ほぼ固定客で持っているような店であった。
年々、飲酒の取り締まり強化により、10時以降のお客はほぼ見込めなくなってきている。5時から始まり、12時に閉まるという普通の時間帯にお客が一組しかこない、たまには坊主の時があるという年々経営状況は悪化していたのだ。
俺は交換留学に行く前からその傾向は見ていたし、店長との話もこの状況をどう打破するかということに絞られることが多かった。俺がここで提案していたいくつかの案も現実的ではないと否定されるばかりで受け入れられることはなかった。一年前、経営の方もそこまで追い込まれてはいなかったのかもしれない。
そして、ほぼ一年ぶりのバイト。警察が店の中に入ってきてまで路駐をしているお客の車を移動させようとしている。それに伴い、2日間で来たお客はほぼ6組。あまりにも悪い回転率。
そこで店長がとった行動が弁当売りを昼時に始めるということだ。どこかで聞いたことがある計画。それは一年前に俺が提案をした計画ではないか!そこは店長の面子を保つためにあえて突っ込まなかったが、もう夜だけでは商売が成り立たない状況を証明することとなった。
3日のバイトも無事に終え、本格的に二人で弁当売りの計画を考えることとなった。
バイトが終わった翌日、二人で行ったのはまずマーケットリサーチ。
店長は少し弁当の知識があり、弁当箱の仕入れから、材料の仕入れまで、だいたい必要な仕入先は頭に入っていたので、問題はその弁当の「中身」、「値段」、「対象顧客」、「販売場所」と絞られた。
店長の車をとばし、西宮であらゆる弁当を売っていそうな場所を回り、その売り場で目玉となっているような弁当を買いあさる。店長がいろいろ聞いたら怪しいので、俺が代わりに弁当売りのおばさんに、いろいろな質問を気づかれない程度で聞く。
それにしても、いつも何気なく買っている弁当でさえ、実にいろいろな工夫を持って、売っていることに気づく。種類で勝負したり、値段で勝負したり、一番驚いたのが、工事現場に直接売り場を設けさせてもらい、低価格で弁当を提供するというものだった。その時の価格が6種類くらいのおかずが入り、大盛りのご飯、お茶つきで400円。こんなのがあったらまず太刀打ちできない。600円でも売ってもいいものであり、原価とそう変わりない。
そうして回っているうちに一つのトラックが列をなしている大通りに一つ売り場を設けることになった。それと同時に、俺はここで、これから朝から居酒屋で仕込んだ弁当を売ることが決定した。
言えば、この弁当売りは店長にとったら家族を支えるかどうかの一大事であり、俺にもプレッシャーはかかる。しかし、年々年をとる店長に少しでも気持ちの面で楽にさせてあげたい思いはある。これは自分のお金儲けのためだけでない。初めて人のためにしたいと思ったバイトになるだろう。
とはいっても、俺がいつまでこのバイトができるかも定かではない。なぜなら綺麗なお姉ちゃんが俺の代わりに弁当を売り始めると弁当の価格を100〜150円上げてもお客は相変わらず来るらしいので。
|
阪神高速に乗る前のトラックとか長距離の車をターゲットとしてるから、阪神の2軍の球場の近くになるんじゃないかと思う。
暇があれば、ぜひ。
ぜひ行きます☆
俺のバイトは14日から始まるので、ぜひ弁当どきに来て下さい。
店長が二日ほど試しで売ったのですが、目標30個あたり、晴れの日で18個、雨の日で10個と予想よりも悪く、もしかしたら場所替えもありえます。
でも、しばらくはこの場所で行きますから弁当、いや僕を見に来て下さい。ノックさんの好きなネタ、ロシア人風に弁当を売ってますから。
ちなみにもっと正確にいえばでかい通りのファミマの前あたりになると思います。
お料理おいしかったけど、大変ねんな・・。
おじさんの為にも、ゼヒゼヒ頑張ってお弁当売って下さい
料理だけをとっていえば、門戸や西北合わせても一番うまいんじゃないか。
次、こっち来たときには弁当食べてもらうわ(笑)