普天間移設で米国務長官が現行案受け入れ要請のため大使を呼んだ?/ヤメ蚊ブログ ほか

2009-12-23 17:34:07 | 沖縄
毎日新聞が昨日(2009年12月22日)の夕刊一面で、【クリントン米国務長官は21日、国務省に藤崎一郎駐米大使を急きょ呼び、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関する考えを伝えた。クリントン氏は日米合意計画が望ましいとの米側の立場に変わりがないことを改めて強調し、両国関係に深刻な影響を及ぼさないよう早期の受け入れを促した】という記事を掲載した(http://mainichi.jp/select/world/news/20091222k0000e030014000c.html)。【大使を突然、国務省に呼び出すのは極めて異例。鳩山政権の移設先決定の先延ばし方針について、米側が懸念を持っていることを裏付けたものといえる】(同紙)ということだ。しかし、これはやらせの可能性90%だね。

 国務長官という分単位のスケジュールで動いている人物が、アポもなしに日本の大使(こちらもきわめて多忙)を呼びつけるなんてことがあるはずがない。

 もし、そういう状態での呼び出しを受けたなら、【藤崎大使は会談後、異例の形での会談となったことについて「重く受け止めている」と記者団に語った】(同紙)り、【「日米関係を重視している立場から改めて考えを伝えたいと先方から話があった」と説明した】(同紙)りしないで、まずは、首相に報告するでしょう。

 ところが、首相は、【鳩山由紀夫首相は22日朝、クリントン長官と藤崎大使の会談について「たぶん、『日米関係は大変重要だ』という認識の中で、普天間(問題)に対する基本的な姿勢を示したのではないか」と述べた】(同紙)といっている。【たぶん】ってことは報告がまだってことでしょう(もちろん、鳩山首相が本音を言っているかどうかは不明だが、少なくとも、大使は長官との会見後まもなく、記者団に発表しているようであり、首相に報告する前にリークしたことは間違ないなさそうだ)。

 本当に重大な呼び出しで本当に重要な話があったら、おそらく、大使は仮に国務省に行ったことがばれたとしても、誰と会ったかさえ、ノーコメントで押し通すはずだ。それをしなかったのは、この会談が、辺野古移転を推し進めるために日本側からセッティングされたものだからだろう。

 つまり、(米国一国主義を通してきた外務省の代表たる)大使は、民主党が辺野古移転に躊躇していることを憂い(米国一国主義の先輩後輩の出世などがその憂いの原因だろう。国益よりも省益を、ということだ)、なんとか、従前どおりの植民地外交を継続しようと考え、事前に、国務省の役人に対し、

A:時間があったら大使が長官に会いたい、時間はいかなるときでも都合をつける。

B:会うときは、長官側呼び出した形にしてほしい

と頼んでいたのだろう。

 米国側にすれば、従前どおり、辺野古への移転が可能であれば、今後もそこを拠点として、沖縄の海兵隊訓練施設を利用できるし、空定員でも、一定の定員がいれば、思いやり予算を獲得できるのだから、日本側のオファーを断るはずがない…。

 で、【ワシントンは大雪の影響で21日も政府機関の多くが業務を停止していた】(同紙)ために、国務長官の日程が空いたので、急きょ、かねての約束通り、大使を呼び出した…っていうのが、本当のところだろう。

 そして、大使は、あいまいながらも、米側が怒っているかのようなコメントを発する→メディアは米側に確認をせず、そのコメントに基づいて報道をする→ますます、日本の世論が民主党批判となる→どこかで民主党が折れてくる→外務省はハッピー、米国もハッピー、日本の市民はアンハッピーってことだ。

 よって、本物のジャーナリストであれば、国務省の知り合いの役人にこの間の、猿芝居を告白させて、特ダネとして伝えるべきだろう。

 毎日新聞のように、なんらの分析もしないで、大使のセリフをそのまま大きく伝えるのはばかげている。少なくとも、国務省側のコメントをとれよ!

 あ、そうか、もしかして、毎日新聞記者の発案?NHK記者による神の国発言記者会見対策レジュメっていうのもあったしね(笑)

 ごめん、朝日新聞も同じ日の紙面で一面で「米国務長官不快感示す」という記事を国務長官側への取材なしに、大使の言葉だけで書いている。毎日新聞の発案じゃなく、ワシントン記者団の発案ってことでしょうかね…、マジに。
 

 ちなみに、クローリー国務省次官補は、12月15日の記者会見で、辺野古飛行場に関して日本政府が態度をはっきりさせてないことについて、「日本政府は、もう少し時間がほしいと伝えてきた。われわれは、喜んで待ちますよ」( The Japanese Government has indicated to us that they’d like a little more time to work through these issues and we’re happy to oblige.)と答えている。

 国務省が、本気で、急きょ、大使を呼び出して問いただすなんてありえないってことです…。

 上記記者会見は→http://www.state.gov/r/pa/prs/dpb/2009/dec/133596.htm(上から3分の2くらいのところです)

 上記会見の翻訳は→http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51307192.html

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【普天間移設問題をめぐり、藤崎駐米大使が21日にアメリカのクリントン国務長官に呼ばれ、会談したと話しましたが、これについてアメリカ側は、「大使は呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄った」と説明しました。】とTBSが伝えている(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4315547.html)。前の記事「普天間移設で米国務長官が現行案受け入れ要請のため大使を呼んだというが、違うでしょう(^^) 」(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/aaa7f69e6792bcbffa520e2e027fb0b9)で指摘したとおり、大使側のやらせだったわけだ。

 TBSは、【21日、藤崎大使は、クリントン国務長官に呼ばれて国務省を訪れた、と述べました。これについて、国務省のクローリー次官補は呼び出しを否定しました。「大使は(クリントン長官に)呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄ったのだ」(国務省・クローリー次官補)】、【そして、訪れた理由については、「普天間問題の解決には、さらに時間が必要だ」との日本側の立場を伝えるためだったと説明しました。】と伝えている。米国側が不快に思っていると「宣伝」した米国駐在大使藤崎氏は、嘘をついたわけだ。

 藤崎大使は、重大な問題で日本政府及び日本市民に対し、意図的なミスリードしたのであり、大使を辞めるべきだろう。

 また、各メディアは、自分たちが、明らかなやらせ(地球の反対側のブロガーにも分かるようなレベル)にひっかかったことを反省し、今後、普天間問題について、国益に反するような記事を書かないように注意してもらいたいもんだ!

 少なくとも、ただちに、この真のジャーナリズムを実践したTBSを各社は見習い訂正記事を出すべきだろう。

 それにしても、さすが、報道のTBS、そして、さすが、金平さん(たぶん)だと、関心した。社内的にも報道しにくかったであろうネタを報道したこのニュースは、今年最大のスクープではないだろうか!


普天間移設で米国務長官が現行案受け入れ要請のため大使を呼んだというが、違うでしょう(^^) /情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)

「ほらね、やっぱり、国務長官が大使を呼び出したんじゃなかったでしょ〜普天間移転問題 」/
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)


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米国務省「駐米大使、呼びつけてない」/TBSニュース(動画)
 「(クリントン)長官が大使を呼ぶというのは、めったにないことでございますが・・・」(藤崎一郎駐米大使)

 21日、藤崎大使は、クリントン国務長官に呼ばれて国務省を訪れた、と述べました。これについて、国務省のクローリー次官補は呼び出しを否定しました。

 「大使は(クリントン長官に)呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄ったのだ」(国務省・クローリー次官補)

 そして、訪れた理由については、「普天間問題の解決には、さらに時間が必要だ」との日本側の立場を伝えるためだったと説明しました。

 アメリカ側は、大使の呼び出しを否定することで、「異例の会談」との印象を払拭し火消しに走った形ですが、双方の食い違いは、ギクシャクする日米関係を象徴するものといえそうです。(23日11:28)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20091223/20091223-00000035-jnn-int.html

クリントン長官の藤崎大使呼び出しは談合報道?/永田町異聞
21日、ワシントン発で、新聞、通信などメディア各社が、同じような推測記事を送ってきた。各社の記事をじっくり読むと、ほとんどが作文であることに気づく。

事実としてはこれだけだ。

記録的豪雪で休みとなった米国務省に、藤崎一郎駐米大使が出向き、クリントン長官と15分ほど話して出てきた。

会談にはキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)らが同席した。

米側から会談に関する発表はなく、会談後、藤崎大使が語ったことは次のような内容だった。

「今朝、クリントン長官から来て欲しいという連絡があった」(朝日)

「国務長官が大使を呼ぶということは、めったにないことだ。重く受け止める」」(読売)

各紙に目を通した限りでは、藤崎大使はそれ以上のことを語っていない。

事実だけをもとに原稿を送ればベタ記事で終わる。ところが、大使館からの連絡で駆けつけた記者たちは「めったにないこと」という大使の言葉に強く反応し、想像をふくらませた。

藤崎大使は多くを語らないし、国務省からもコメントはない。さあ、どんな記事にするべきか。

記者たちが恐れるのは、他社に大げさな「飛ばし」の記事を送稿されて、こちらが地味なベタ記事のケースだ。それでは、まるで「特オチ」のようになって、本社に格好がつかない。

そこで、海外の日本記者村によくあるのが談合記事だ。ああだ、こうだと話し合って、「そうだ、それに違いない」となれば、まずはひと安心。みんなで書けば怖くない。

人間の脳内回路が、直近の記憶に左右されやすいとすれば、クリントンで連想するのは、今月17日にコペンハーゲンで鳩山首相とクリントン国務長官が会ったことだ。

鳩山首相はそのあと「日本政府の方針を十分に理解していただいた」と発言した。

そこで「クリントン長官が急に日本に伝えなくてはならない用件は直前のコペンハーゲンでの会話以外にない」(日経)という勝手な判断がまず生まれる。

そして、次に「普天間移設問題で首相の発言に理解を示したかのような内容を公表されたという不快感があるようだ」(朝日)となり、さらには「鳩山政権に対する米側の憤りを、いっそう印象づけている」(産経)などと、日米関係がよほど大変なことになっているかのような話にふくらんでゆく。

本来なら、独自の視点から補強取材して、それぞれ違ったニュアンスの記事になるはずだが、筆者がチェックした限り、すべて同じ論調である。

さて、各紙がこのような論調で報じたあとの、23日朝のテレビニュースは米政府のコメントとして、まったく違う事実を伝えた。

国務省のクローリー次官補は次のように語ったという。「大使は(クリントン長官に)呼ばれたのではなく、国務省に立ち寄ったのだ」

そして、「普天間問題の解決には、さらに時間が必要だ」との日本側の立場を伝えるために藤崎大使が国務省を訪れたのだと、クローリー次官補は説明した。

藤崎大使、米政府のどちらかがウソをついていることになる。

それにしても、日本メディアの付和雷同ぶりは昔も今もちっとも変わっていない。
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10417650095.html

日本メディアは襟を正せ!/すみっち通信
「普天間問題で怒りが頂点に達した米政府が藤崎駐米大使を異例の呼び出し!」という見出しが日本中のメディアを飾った翌日の22日、クローリー米国務次官補(広報)は米国務省で開いた定例記者会見で「呼びだし説」を否定、藤崎大使がみずから米国務省で東アジア・太平洋担当しているキャンベル国務次官補を訪れ、その際にヒラリーが同席。藤崎大使の「日本政府がもう少し時間を必要としている」という説明に対し、アメリカ側は理解を示した上で日本政府と一緒に解決を目指す心づもりでいますよ、そのためにも協議の継続を続けていくつもりですとお答えしました・・・という一連の成り行きを説明した。

米国務省は毎日午後2時に記者会見を開き、その日のヒラリーの動向や各国とのやり取りなんかを30分内でポイントだけバーっと説明するんだけど、その内容というのは一語一句すべて国務省のホームページにアップされていて、どの国からでも内容がわかるようになっている。ほとんどの日本のメディアは、プレスリリースやネットで会見内容を確認して記事としてまとめて配信してるわけなんだけど、クローリーが普天間問題について触れるようになってからというもの、この記事って本当にこの記者会見のことを言ってるの?ってな感じで、まったく違ったトーンの記事が日本中にばら撒かれる状態が続いているのである。

はじめに結論ありきのこの日本メディアの暴走体制。原文と比べながら、日本のメディアって恐いよなーと覚めた視線でナナメに構えることもできるんだけど、こんな報道にだまされて「アメリカがこんな動きをしてるんだ」と信じて普天間問題の未来を考えようとする日本の人々のことを考えるとやはり怒り頂点で黙っておれず、今日は記者会見の日本に関する部分の簡単な訳と原文、そして日本の各メディアの報道をそれぞれアップしてみることにしました。


記者団:「昨日クリントン国務長官が藤崎駐米大使を呼び出したそうですが、会議の概要についての資料はありますか」

クローリー「藤崎大使はキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)とクリントン長官に会いにやってきました(立ち寄ったという意味合いが強い “stopped by”という単語を使っている)。大使は(普天間移設問題に関して)日本の方針決定には時間がかかるということを伝えに来たもので、われわれは現行プランが最善のものだと信じていますが、日本政府との協議を継続していくつもりです」

記者団:「立ち寄った?呼び出されたのではないんですか?」

クローリー:「呼び出されたのではないと思います。藤崎大使がわれわれに会いに来たんです」

記者団:「日本のメディアは、クリントン長官がコペンハーゲンでの鳩山由紀夫首相との会談内容について触れ、藤崎大使は(記者会見で)普天間問題についての見解を示されたと伝えていますが、その内容について確認していただけますか?」

クローリー:「私はコペンハーゲンでクリントン長官に同行しましたが、クリントン長官が鳩山首相と顔をあわせたのは、次の会議への移動中に廊下を歩いていたときと、デンマーク女王主催の晩餐会です。何か話したかどうかは定かではありません。しかし、(普天間移設問題は)日米間にとって大事な問題であり、日本政府との協議を継続していきます。沖縄の負担を軽減するためにも、地域における国防上でも現行計画が最善なものだと信じています。昨日の大使は、日本政府がもう少し時間が必要だということを伝えに来たものだと解釈しています」

*以下「すみっち通信」サイトでどうぞ


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