新しい 春も 来るだろう

2012-01-01 00:00:10 | Weblog
・・・
震災以来ずっと頭の中で響いている詩がある。
ヴィスワヴァ・シンボルスカの「眺めとの別れ」。
その最初のところはこんな風だ----

またやって来たからといって
春を恨んだりはしない
例年のように自分の義務を
果たしているからと言って
春を責めたりはしない

わかっている わたしがいくら悲しくても
そのせいで緑の萌えるのが止まったりはしないと
・・・

(沼野充義・訳「終わりと始まり」)

池澤夏樹『春を恨んだりはしない』2011.9.11中央公論新社 から


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 あの後 しばらく 春はもう来ないのでは
という思いに とらわれていたような 気がする
でも やはり夏と秋と冬は やって来た
新しい3月も 来るだろう


明けない夜はない のではない
夜が明けなければ 朝は来ないのだ




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昨年末の朝日新聞から 気になった記事のこと

「窓 論説委員室から ある会社員の定年」
朴鐘碩パクチョンソクさんが 11月末60歳の定年を迎えた
韓国籍を理由に日立製作所で
使用を取り消され、1974年に勝訴するまでの「日立就職差別裁判」
私もその初期の何年かを カンパ・法廷の取り組みの末端にいた

社員になった後、組合役員に何度も立候補し「惨敗」を繰り返したことは
かすかに覚えていたが・・・

朝日の記事を読んだ
あの頃のことを思い出すとともに、胸が熱くなり そして
本当に良かったと思い 涙があふれた

記事は こう伝えている
「そして 停年の日。
片付けがあるからと、わざと作業着で出勤した。定時のチャイムが鳴ると
部署を超え、大勢の人がフロアに集まってきた。
朴さんは驚いた。多くの目が柔らかに笑っている。花束贈呈。
長い長い拍手が続いた。」

二つ目
インド南部タミルナド州の原発反対派が、訪印中の野田首相に公開質問状
「インドとの原子力協定締結交渉」再開に反対の意思表示。
「福島の事故による被害を抑え込もうと自身が苦労している時に、
その危険な技術を他国に売ることには 道義的な正当性が無い」

反対派住民は ロシアの支援で完成間近になったクダンクラム原発の周辺住民。
9月から原発周辺を封鎖して商業運転を阻止している という。

公開書簡を突き付けられているのは
もちろん 私たちなのだ。


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明けましておめでとうございます (。´∇`)ぁヶぉめっ★ (ブログ「旗旗」)
 とりあえず元旦のうちにご挨拶だけしておきます。 振り返ってみますと、このサイトを開設したのが2004年の5月ですから、それから8回目のお正月ということになります。過去にはそれなりに「年頭所感」みたいなものを書いておった時期もあるのですね。いや、懐かしい....