米軍の懲罰作戦。英国民の6割、イラク戦争は間違いだった/イラク情勢ニュース

2006-11-04 19:45:12 | イラク

URUK NEWS イラク情勢ニュース           
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06/11/04 (土)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆米軍は捨てばちの戦術に走る ダール・ジャマイル
☆英国の世論調査はイラク侵攻を後悔 2006/11/04

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☆★米軍は捨てばちの戦術に走る
  U.S. Military Adopts Desperate Tactics
ダール・ジャマイルの中東速報 2006年10月31日
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Dahr Jamail's MidEast Dispatches
http://dahrjamailiraq.com

Inter Press Service (IPS)
Dahr Jamail and Ali al-Fadhily

 ファルージャ発、10月31日

 武力衝突が増えたことに対して、バグダッドの西に広がるスンニ派の多いアン
バル州では、米軍が新たに残酷な戦術を採用している--住民が語った。

 ファルージャ市議会の議員はIPSの取材に、匿名を条件にして、「ここでは
多国籍軍(MNF)とイラク軍によって何千人もが殺され、事態は日に日に悪化
している」と語った。「アメリカ軍はいつも乱暴な対策を好み、次々に大惨事を
引き起こすので、われわれには為す術(すべ)がないのだ」。

 その乱暴なやり方は、レジスタンスを追い詰めるどころでなく、一般市民に災
難を与えてばかりいる。ファルージャ市民の災難は日ごとに増大し、米軍が市民
を狙撃するのに対抗して、レジスタンス側のスナイパー(狙撃手)の数も増えて
いるように思われる。

 地元警察のサブリ・アハメドも、「実際のところ、発生する事件の多くはスナ
イパーによるものと思われる」とIPSに語った。「警官たちは怖(お)じ気づ
いていて、幹部3人のように殺すぞと脅迫されたあと、部下の多くが辞めていっ
た」と。

 ファルージャ警察のフダイリ・アッバス前・副本部長は2ヶ月前に殺された。
アハメド・ディリイ警視もその直後に殺され、先週はアンバル州警察のシャアバ
ン・アル・ジャナビ本部長がファルージャ市内の自宅前で暗殺されたのだった。

 ファルージャの街頭には今ではパトロールする警察の姿はなく、警官たちは警
察本部に詰めているのがやっとのことだ。

 「ファルージャ警察のサラハ・アアティ本部長がコンクリート障壁の陰に隠れ
ているときに、ファルージャ出身のこれら3人の警察が殺された」と、ある警官
が説明した。アアティは厳重警護された政府用地であるバグダッドのグリーン・
ゾーン内にいて生き延びたわけだ。

 一方、占領軍に対する攻撃は、その頻度においても激しさにおいても強化され
てきた。イード(ラマダン明けの祝祭)には車列を組んでいた4台の米軍ハンビ
ーが道路脇爆弾で破壊された。

 これに対して、米軍は市内にある全検問所を閉鎖する挙にでた。そのため何千
人もが祝祭の最初の夜を市内に入れずに過ごすことになった。市内の幹線道路も
閉鎖された。

 「4人の消防士は、炎上する4台のハンマー(米軍の車両の名前)のもとに遅
れて駆けつけたために、米軍によって殺害された」と目撃していた若者がIPS
に証言した。「彼らは間違って殺されたんじゃない。多くの市民の目の前で殺さ
れたんだ」。

 米軍側は3人の消防士が殺されたと認めたが、それは戦士の疑いをもたれたゆ
えのミスだったと述べた。

 何百人もの住民が、同じ日に占領軍によって殺害された別の5人と一緒におこ
なわれた消防士の埋葬に出席した。

 殉教者の墓地と呼ばれる元サッカー競技場で、ある男性がIPSに、「アメリ
カ兵は5人の民間人を殺したが、彼らは米軍に犠牲者が出たことへの報復として
街頭で射殺されたのだ」と語った。「新しい墓地が必要になる。ここはすぐに満
杯になりそうだ」。アンバル州では普通の生活らしきものは一切が姿を消しつつ
ある。ラマディ市にあるアンバル大学の学生サイーフ・アル・ジュボリは、何千
にも学生にとって失われた年月になるだろうと話す。

 「今では大学全体が米軍の包囲下にあり、正門には検問所が設けられている」
とジュボリがIPSに語った。「大学にやってくる学生も教師も、50メートル
離れたところでシャツをめくりあげなければならず、中に入る前に、身体検査を
おこなう傲慢(ごうまん)な兵士からひどいイヤミを聞かされる。たいていの者
はそんな屈辱をがまんする気はないから、今年は授業はないだろう」。

 ラマディはこの2週間ばかり、電気も水道も止められている。ほとんどの住民
は、これは人々がイラク人レジスタンスを支持していることに対する懲罰(ちょ
うばつ)だと考えている。

 「占領軍とその仲間であるイランを受け入れるくらいなら、僕たちはむしろ死
地に赴きたい」と20歳の学生がIPSに語った。「僕たちは殉教した同胞の血
をムダにしたくない」と。

 占領軍による懲罰作戦にもかかわらず、人々は地元レジスタンス戦士に敵対す
る米軍や地方当局に協力しようとはしないようだ。

 イラクのアラブ民族運動指導者の1人は、匿名を条件に、「イヤド・アラウィ
、次いでイブラヒム・アル・ジャファリ、そして今はヌーリ・アル・マリキの政
府へと笑うべき主権移譲劇が繰り返されたけれど、イラク国民はアメリカ大使(
ザルメイ)ハリルザトが占領されたイラクの実質的支配者だと確信している」と
IPSに語った。

 「しかし、スンニ派地域のイラクの街をレジスタンス戦士がしっかりと掌握し
、暗殺チームを持つ民兵が残りの部分を支配しているかぎり、それはアメリカ大
使が本当に支配を確立しているという意味にはならない。」

 レジスタンス戦士は最近、アンバル州都であるラマディで強さを誇示するため
に姿を現した。武装した男たちを乗せた何十台もの車がラマディ周辺を走りまわ
ったのだ。

 その直後に電気と水道が止められ、住宅地での急襲作戦がおこなわれた。住民
の話では米軍のスナイパーによって数人が射殺されたという。

 警察はなにもせず、自分自身を守るので精一杯になっている。武装した男たち
がサマッラ、バイジ、モスルのイラク警察を攻撃した。

 ある内務省高官はIPSに、「われわれは振り出しに戻った」と述べた。「わ
が部隊は民兵組織と政党に忠誠を誓っているが、そうしないと任務を遂行する力
がない」と。

 他方、ラマディに住むある30歳の教師ヤシン・フセインはIPSに、「アメ
リカの占領と戦う者なら誰であれ私たちは全面的に支持する」と語った。「彼ら
(占領軍)は私たちにいつもウソをついた。みじめな失敗を認めて立ち去る潮時
(しおどき)なのだ。ニューオリンズの再建にいかせてやれ」。

 レジスタンス戦士だけが地元の平穏を確保し犯罪者集団を取り締まることがで
きる唯一の勢力だ、とフセインは説明した。「アメリカ軍は自分たち自身の安全
確保で忙しくて、イラク人を守るどころではないのさ」。


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☆★イギリスの世論調査はイラク侵攻を後悔
イラク情勢ニュース 速報&コメント 11月4日
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http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006

 中間選挙前の時期でありアメリカ国民の世論調査を紹介してきたが、ここでイ
ギリスでの世論調査も紹介しておきたい。

 デイリー・テレグラフが最近発表した世論調査によると、イギリス国民(成人
)を対象にした調査回答者のうち60%が、アメリカとイギリスがイラクに対し
て軍事行動をとったことは間違っていたと思うと答えた。

 イギリスはアフガニスタンでの対テロ戦争とイラク侵攻の双方に兵力を派遣し
た。イラクでは有志連合軍の兵士が少なくとも3058人死亡したが、その中に
は120人のイギリス兵が含まれている。

 また、イラクからの即時撤退あるいは1年以内の撤退を求めている者は、合計
で56%と過半数に達した。

※ ふり返ってみて、3年前にアメリカとイギリスがイラクに軍事行動を起こし
たのは正しかったと思いますか、間違っていたと思いますか?

 正しかった 29%    間違っていた 60%    わからない 11


※ 現在イラクに駐留するイギリス軍について、政府はどうすべきだと考えます
か?

 全兵力をイラクから即座に撤退させるべきだ 19%

 イラクの状況にかかわらず、
 今後1年以内に全兵力を撤退させるべきだ  37%   (上の2つ合計5
6%)

 イラクの警察と軍隊が統治を確保するまで
 イギリス軍はイラクにとどまるべきだ      35%

 わからない    9%


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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html  
    メーリング・リストへの参加・退会手続きはここでもできます
※イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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