上田「人権人道」大使の「人権外交」国連拷問禁止委員会で・・・youtube動画(追記あり)

2013-06-07 23:15:12 | 世界
動画! 
https://www.facebook.com/video/embed?video_id=511914865530681

国連拷問禁止委員会における上田人権人道大使の発言「シャラップ!」 / Japan's Human rights Ambassador Ueda yells "Shut Up!"

国連拷問禁止委員会において上田秀明人権人道大使が、「シャラップ!」と怒鳴るシーン­の映像です。
アフリカ・モーリシャスの委員から、日本の被疑者取調べに弁護士人の立ち合いがないこ­と、非常に有罪率が高いこと等について「日本の刑事司法は中世」だと非難された。
これに対して上田大使は「日本は世界一の人権先進国だ」と開き直り会場の失笑を買った­。
上田大使は「なぜ笑うんだ。笑うな。シャラップ!シャラップ!」と叫んだ。


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上田人権人道大使に見る、世界に恥ずかしい「人権外交」/伊藤 和子 | 弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20130605-00025470/

日本政府が任命した上田秀明「人権人道大使」の国連拷問禁止委員会での態度が話題になっている。

5月21日、22日に開催された国連拷問禁止委員会は先日、「慰安婦問題」に関する厳しい勧告をしたことが日本でも大きく報道された。

日本への勧告が出された5月31日は私もジュネーブ出張中だったので、委員の方々のお話しを聞く機会があった。

この委員会は「慰安婦」問題以外にも、日本の冤罪を生み出してきた取調べ、虚偽自白、起訴前拘禁のあり方などについても大変厳しい勧告を出した。日本はいつも刑事裁判のあり方、特に冤罪を生み出す取調べや拘禁がひどい、として国際機関から改善の勧告を受けているが、全くこれを是正せず、この審議でもいつものとおりのらりくらりだったという(日本はいつも条約機関の審査でこんな感じだ。世界的にも呆れられていて、恥ずかしい)。

傍聴した小池振一郎弁護士によると、そんななか、アフリカ・モーリシャスの委員から、日本の被疑者取調べに弁護士人の立ち合いがないこと、非常に有罪率が高いこと等について指摘があり、「自白に頼り過ぎではないか、これは中世の名残である」との発言があったという。

この時、日本政府側のトップとして参加していたのが、上田人権人道大使だったが、非常に敏感に反応したという。

小池弁護士によれば、上田大使は、

「先ほど、『中世だ』という発言があったが、日本は世界一の人権先進国だ」と開き直った。びっくりしたが、大使はあわてて、「人権先進国の一つだ」と言い直した。これに対する会場の、声を押し殺して苦笑する雰囲気を見て感じたのか、なんと、大使は、「なぜ笑うんだ。笑うな。シャラップ!シャラップ!」と叫んだ。

というのだ。

この大使、昨年10月の人権理事会による日本の人権審査の際も出てきて、そもそも外交官なのに英語があまりにも苦手な様子で驚いたことがあるが、最近の人権条約の審査では日本語で通していたらしい。

ところが、唯一発したのが、「シャラップ」というあり得ない暴言だった。

海外でこのような言葉を使うのは、あまりにも侮蔑的で失礼なことであり、『事件』と言ってもよい。

外交官なのにどうしてこうように他人に対するリスペクトがないのだろう。

この話、参加していなかった人たちの間でも瞬く間に駆け巡り、ジュネーブでは大変な悪評となっていた。

ヨーロッパ在住の人は日本の大使が「シャラップ」と言ったと聞いて、あまりのことに凍り付いていた。

推察するに「アフリカの委員には言われたくない」という人種差別的な感情が表に出て、そのような発言になったのではないかと思うと、あまりにも恥ずかしいことである。

ところで、冤罪事件・布川事件で最近再審無罪となった櫻井昌司さんが、この拷問禁止委員会の審査を傍聴していて、やはり大使の発言に苦笑していたらしく、「あれは委員と言うよりは自分に向かって言ったんだと思いますよ」と言っていた。

しかし、国の責任で、まさに討議されている前近代的な自白依存の刑事司法制度の犠牲者として、長年投獄され冤罪の被害にあった櫻井さんに会えばまず真摯に謝罪するのが、本来の「人権人道大使」のあるべき姿であるはずで、「シャラップ」はないだろう。多分日本の人権に興味がないから、櫻井さんのことなど知らなかったのかもしれないが。

日本の国連での人権条約審査に出ていれば、国際人権スタンダードから日本があまりにかけ離れており、人権条約機関の委員があきれ果て、いつも厳しい勧告を出す場面を繰り返し見てきているであろう。しかし、そのギャップを痛感するどころか馬耳東風、「世界一の人権先進国」という認識にも驚かされる。

日本が国際人権条約機関から是正を求められている人権状況は、2009年時点で以下の通り。

http://hrn.or.jp/activity/product/report/-/

繰り返し繰り返し勧告されていることにまったく改善がないことがわかる。いつのまにか、人権諸課題では韓国のほうが国際機関の勧告をきちんと受け入れているので、韓国がアジアの人権先進国になり、日本は追い抜かれている。

この表、2009年以降アップデートできていないが、ほとんど前進はない。2009年時点にこの表を作成した際は、「民主党政権で何か変わるか」と思ったが遅々として進まなかった。そして自民党政権下ではむしろ後退の心配がつきまとう。

このような深刻な、勧告の不遵守を真摯に反省すべきなのだが、開き直って自信満々、という態度が、国連の人権審査では目に余る。

実は4月30日には国連「社会権規約」に関する日本の審査があり、私たちの団体のメンバーも発言したのだが、この際も同じく、上田人権人道大使が出てきた。

この時も上田氏の発言があまりにもひどい傲慢なもので、日本は何も悪くないと開き直り、委員とまともな対話が出来なかったようだ。

朝鮮学校の無償化、慰安婦問題について質問をした韓国の女性の委員に対する対応はとりわけ高圧的で、喧嘩腰だったそうだ。

参加された市民団体の方にはあまりにも辛すぎて、精神的に耐えがたい苦痛を受けて心を傷つけたまま帰国された女性たちもいたと聞いた。参加した人たちは「あの場にいることが耐えがたく、上田大使から自分も人権侵害を受けた気分だった」という。

このような人が「人権人道大使」と名乗り、人権意識や人権感覚のなさを露呈し、委員にすら差別的な言動をする、というのは、日本の恥を世界に晒しているに等しい。日本のためにも、このような人には早くやめてほしい、と多くの人に言われた。

とはいえ、大使一人が悪者と言うわけでもない。

従軍慰安婦問題に関する橋下発言、猪瀬知事の人種差別発言、安倍首相の歴史認識、と、日本の人権感覚に世界は眉を顰めているなかで、こうした事態が起き、日本政府や、政治に責任ある立場の人間の人権意識に国際社会は極めて厳しい視線を注いでいる。

特に、戦時性奴隷制、歴史認識に関する一連の事実の否定、または「必要だった」という発言は、国際社会が最も深刻と受け止める人権侵害(ユス・コーゲンス・ノームと言われる国際慣習法の根幹部分に違反する、いかなることがあっても人道上許されない人権侵害)に対する責任回避・責任免責と受け止められ、世界は神経をとがらせている。

ところが、安倍政権は、自分たちは人権・民主主義外交をやっている、等と宣言し、人権とは縁遠いキャラクターの「人権人道大使」を任命している。最近では、国際的な批判を恐れて、本音を押し隠し、歴史認識については黙りこんでいる。

こういう、心にもない『人権」の政治利用・しかも外交への利用は、人権を真面目に考えて行動する者への冒涜だと思う。

人権を真面目にやる気がないのなら、いっそ「人権外交やってます」などと、心にもない恥ずかしいことは、もう言うのをやめて、「人権人道大使」なるポストも廃止して、正直に「対中封じ込め外交」と本音と建て前を一致させ、旗色鮮明にしたほうがいい。

そのほうがはるかにすっきりするし、国際的にも日本と言う国が等身大にわかって、わかりやすいのではないか(怒)。

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上田秀明・人権人道大使 「てめえ、黙りやがれ!」/ONAIRONAIRONAIRから抜粋
http://onaironaironair.wordpress.com/2013/06/06/%E4%B8%8A%E7%94%B0%E7%A7%80%E6%98%8E%E3%83%BB%E4%BA%BA%E6%A8%A9%E4%BA%BA%E9%81%93%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E3%80%80%E3%80%8C%E3%81%A6%E3%82%81%E3%81%88%E3%80%81%E9%BB%99%E3%82%8A%E3%82%84%E3%81%8C%E3%82%8C/


日本の刑事司法は『中世』か/小池振一郎の弁護士日誌
http://koike-sinichiro.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-99bb.html

上田「人権人道」大使さん・・・
40年の外交官生活の体験を基に、国際関係の実態を若い人たちに伝えたい。 将来の日本を担うる若い人が、日本の行くべき方向を誤らないようにしてもらいたいから、時には苦言も呈したい。
自分自身は、新潟県の雪深いところの出身なので、広い世界を見てみたいと思い、外交官になった。 世界の国々の半数ほどを訪ね、各地の文化、芸術を味わったが、特に、歴史的遺産を見て回るのが楽しみだ。
授業では、各地の実情なども紹介したい。
京産大は、中規模な大学で、学生は少しのんびりしているが、風光明美な良い環境にある。 しかし、キャンパスは起伏が多く、階段の昇り降りが前期高齢者にはかなり厳しいので、エスカレーターの設置は大歓迎だ。

http://www.kyoto-su.ac.jp/department/ju/sennin/ueda.html

「国際関係の実態を若い人たちに伝えたい。 将来の日本を担うる若い人が、日本の行くべき方向を誤らないようにしてもらいたいから」ってwwwwすごいな、この教授、上田秀明・人権人道大使。
なんだ、そういう事だったのか、この人、どんな言動が「誤り」なのかを、国際的な場面で自分を大々的に犠牲にして自滅的に例を見せたかったのね、すごいな! 体張ってるねwwww

日本「人権先進国」と訴えるべき 中山俊宏・青山学院大教授/日経
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0702X_X00C13A6000000/
米国で安倍晋三首相の歴史認識への批判が広がっている。いわゆる従軍慰安婦問題への日本政府の対応にも厳しい目が注がれている。日本は歴史認識問題にどのように対処し、米世論に働き掛けていくべきなのか。米国政治に詳しい青山学院大学の中山俊宏教授に聞いた。(聞き手は政治部 桃井裕理)
・・・日本は別の新たな視点から、日本が人権問題に先進的な国であることを訴えていくべきだ
・・・1つの例として同性婚がある・・・日本もいつか認めることになるのであれば、いち早く自発的に対応し、人権問題への進んだ姿勢を示す手段とすることもできるのではないか・・・日本はもっと戦略的に日本がアジアにおける人権先進国であることを打ち出していくべきだ


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時事
ジュネーブで5月に開かれた国連拷問禁止委員会で、日本政府代表として出席した上田秀明人権人道担当大使が「シャラップ(黙れ)!」と発言、各国の出席者をあぜんとさせた映像がインターネットの動画サイトに投稿されている。アフリカの島国モーリシャスの代表の批判に大使が反論した際、会場から苦笑が漏れ、怒りのあまりの暴言だった。
 日弁連代表団の一員として会場にいた小池振一郎弁護士によると、モーリシャス代表は、取り調べ時に弁護士の立ち会いを認めない日本の司法制度を「中世のものだ」と批判。これに対し大使が「この(刑事司法)分野で日本は最も先進的な国の一つだ」と反論したところ、笑い声が起きた。
 「シャラップ」は、公式の場にふさわしくない粗暴な表現。騒ぎを受けた11日の衆院法務委員会で、民主党の階猛氏が質問したのに対し、阿部俊子外務政務官は「発言に関しては必ずしも適切ではないと考えている。大使には口頭で注意した。大使も反省の意を表している」と答弁した。
 拷問禁止委員会は、1984年の国連総会で採択された拷問禁止条約に基づき開かれている。日本は99年に条約に加入。各国に対する審査が数年おきに行われ、2007年に続き2度目となる日本に対する審査が5月21、22の両日開かれた。上田大使の発言は22日に行われた。 (時事)(2013/06/14-19:31)

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 「中世」発言から―とまどいのブログ後日談/小池振一郎の弁護士日誌も お読み下さい

 「シャラップ!」国連委で日本代表大暴言 人権問題追及にブチギレた「お粗末やりとり」/J-CAST

「シャラップ!」より問題なのは/H-Yamaguchi.net


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