放射能安心教育・関西の闇/市民社会フォーラムMLから

2013-10-24 19:37:55 | 社会
Iさんからの転送です
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【放射能安心教育・関西の闇】1.

文部科学省委託事業  「放射能に関する出前授業」ってあるんだ。
事務局は、一般財団法人・日本原子力文化振興財団だって。
「原子力文化」・・・イケイケ(振興・信仰)だな。
...
「放射能に関する出前授業」ってなに教えるの?
あったあった、「かんげんこん:関西原子力懇談会」。
http://www.kangenkon.org/shiraberu/houshasen/health02.htm
こわぁ~い!
「100ミリシーベルト以下では、線量とがん死亡のリスク関係は確認されていない」だって。

「ICRPの勧告によると、同じ1,000ミリシーベルトでも長期間にわたり被ばくした場合では、一度に受ける放射線量が少ないので、被ばくを原因とするがんの死亡は5%といわれています」
・・ICRPの部分的転用か。
まぁ、いいや、先に進もう。

ちょっと整理。
文科省が薦める「放射線に関する出前授業」。
予約を受けたり、講師を調整するのが日本原子力文化振興財団。

あれ?「かんげんこん」のホームページに、こんなのがありますね。
「放射線教育サポートシステム」
http://www.kangenkon.org/kyouiku/kyouiku.htm

「放射能安心」の先生を派遣するのが「放射線に関する出前授業」。
「放射能安心」の先生を教育するのが「放射線教育サポートシステム」。

なるほどねぇ~、こんなことやってるんだ。
http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20130805_01.html

この「中学教員向けに原子炉研修会」の実施概要、手元にあるんですが。
正式事業名称は「原子炉実験・研修会」。
伝えたい事がいっぱいです。
解り難いかも知れませんがお許しください。

開催趣旨:学習指導要領の改訂により、中学校において放射線教育が本格的に導入された事を受けて、中学校教員を対象に、放射線の基礎知識や「どう教えるか」のポイント・ノウハウについて習得する放射線教育研修会を開催する。

主催:近畿大学原子力研究所・関西原子力懇談会
協力:放射線知識普及連携プロジェクト
後援:文部科学省

「放射線知識普及連携プロジェクト」・・また出てきた、新しい団体名。
えっ、代表って、近大原子力研究所の伊藤所長さんが兼任ですか。

実施日:13年7月29~30日/8月2~3日/8月5~6日 計3回
実施場所:近畿大学原子力研究所
事業対象:中学校教職員 20名/回
 近畿2府4県と福井県・全1448校へ案内配布

研修内容
第1日目は近畿大学原子炉を利用した運転体験や実験、原子炉の基礎知識について学習し、第2日目はテキスト「生徒と一緒に考える放射線」(放射線知識普及連携プロジェクト)等を使用し、放射線の基礎知識や授業のポイント・ノウハウに関する教育プログラムを中心に実施。


テキスト、気になりますが・・・さすがにそこまでは。 すみません。

さて、問題はここからですね。

受講料:4000円(食事代実費相当) あれ? 1泊2日ですよね。

実は、私の手元にある実施要項とは別の書面があるようです。
そこには「参加費4000円、交通費実費補助(関西2府4県、福井県から参加の場合)、宿泊費無料」と記されているようです。

この運営経費問題に関して、市民グループが関西原子力懇談会に質問をしましたが「回答しません」が回答だったようです。
次に、共同主催である近畿大学原子力研究所の伊藤所長に対し、同じ質問をしました。


質問のポイント
中学校教職員対象一泊二日の研修会、この事業のために必要なお金は、関西原子力懇談会から出ていると認識していますが、それで間違いありませんか?

伊藤所長名の回答
本研修会は、原子力教育の一環として、原子炉や放射線についての科学的な知識を習得し、実際の教育現場で役立てることを目的として開催しているもので、研修の趣旨にご賛同いただいた関西原子力懇談会と近畿大学原子力研究所が共催で実施しています。

参加した先生方への交通費、宿泊費等の費用負担に関し、「NO」とは明言されていません。
さすがに「YES」と回答はし難いでしょうが、関原懇だけでなく近畿大学原子力研究所も費用負担していますと、受け取る事が可能なお答えです。

さすが、近畿大学さんですね。
自民党の世耕弘成( ひろしげ)参議員の一族が創立ですか。
なるほど、私立大学での「原子炉研究」の認可など、得やすかったんですかね?
世耕さんと言えば「小泉郵政選挙圧勝」の経験を、「マスコミ対策の勝利」って自慢げに本を出した「自民党電通担当」ですよね。

まぁ、世耕さんの話しはまたあとで。
それより、ここに参加の先生方、収賄罪に問われないんですか?
どっかのお姉さまのお店って言う「接待」なんてないですよね。

それより、ここに参加の先生方、収賄罪に問われないんですか?
どっかのお姉さまのお店って言う「接待」なんて、当然ないですよね。

http://www.shimbun.denki.or.jp/news/local/20130805_01.html

     ・・・・・ 続く ・・・・・ まだまだ。


【放射能安心教育・関西の闇】2

関西原子力懇談会(かんげんこん)、お金の問題に絡み「大きな不明な点」があります。

それは、参加者(企業)、賛同者(企業)の構成が一切明らかになっていません。

関原懇が費用負担すると言う事は、そこに寄付金もしくは賛助金を提供する企業や個人がいると言う事です。...
先ほどの市民グループが質問をしていますが、明確な回答はありません。
まさか? 関西電力さん、中部電力さん、もしかして●●電力さん、参加してるんですか?

「そんな時代もあぁ~ったねと ・・・ まわるぅーまわるぅーーよ、お金はまわる」なのかな?
「原子炉実験・研修会」収支予算の情報が手元にあります。

講師謝金:1,080,000円
 (日本原子力文化振興財団に行くんですかね?)

参加者交通費、宿泊費食事代:870,000円
 (20名x3回分・どうやら夜の接待はなさそうですね・・・でもね!)

原子炉・講義室等使用料:1,200,000円
 (ぎぇ、実質、近畿大学原子力研究所へのキックバック?)

放射線管理費:72,000円
 (近原研に渡されるんでしょうが、桁が違うから「どうでもいいや」と思ってしまう)


資料・教材費用:90,000円
 (近原研の伊藤所長がトップの「放射線知識普及連携プロジェクト」に行くんでしょうか?
  多分に、教材1500円x60名分)

印刷費:150,000円(何を印刷するんでしょうね?教材ですかね?)
通信運搬費:120,000円

予算書の最後に「不足が生じた場合には、主催者(関西原子力懇談会)が負担するものとする。」・・・だって。
つまり、夜の接待だって予算計上してなくても「可能」ってこと。
しかも、それは「表に出ない」・・・参加した先生が、余計なことを言わなきゃね。

どこから出ているこのお金?
「関西原子力懇談会」のメンバーって、だれ? どんな構成になっているの?
実験設備使用料が120万円、まぁ、「3回6日とすれば、1日20万円で相場です」・・・って見解なんでしょうけど。

とにかく「身内でお金がまわってる」・・・ですね。
「別にそれが、お前らに損を与えている訳じゃない!余計なことを言うな」と批判を受けそうですね。
でも、それでいいんですかね?
総括原価方式 ・・・ まさか、電気代から?

     ・・・・・ 続く ・・・・・ まだまだ。もっと見る

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Sさんから

偶然表題の件と重なる情報を調べていました。
わかったことをご報告いたします。

「原子力文化振興財団」が文科省から委託を受け、全国の小中高校に出前講座として講師を派遣しています。
http://www.jaero.or.jp/data/04profile/profile03.html
電話番号03-6891-1571

に「私の住む兵庫県で講師を派遣された学校を教えて欲しい」と問い合わせてみました。

・福崎町 八千種小学校
・篠山市 城南小学校
・篠山市 古市小学校
・西宮市 市立仁川学院高校

と返答がありました。講師は各地域の研究機関や大学関係者を派遣しています。

私がこの件で問い合わせた理由は、私の居住する尼崎市での出前講座申込があるのかを知りたかったからです。
もしあれば知合いがいれば教えてあげようと考えていました。

その他、わかったこと
・2013年9月1日より派遣開始
・教科書は2011年度発行の「放射線に関する副読本」
・全国で月に50~60件の申込あり
・福島県からの申込が最も多く、関東→関西と西に行くほど少なくなっている
・小学校からの申込が多く、高校は少ない
・もちろん無料
・2013年の夏休みに全国の学校へチラシを郵送した
・文科省から全国の教育委員会へ連絡した
・文科省だけでなく経済産業省等からも委託を受けています。保護者が数名集まれば講師を派遣しますとのこと。
(「私が子どものことを心配している」と言ったら丁寧に教えてくれました(笑))

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