株式会社みずほコーポレート銀行
齊藤宏 取締役頭取 様
スロバキアのモホフチェ原子力発電所3・4号機建設への融資について
報道によれば、貴社は、スロバキアのスロヴェンスク電力に対する8億ユーロの共同融資に参加されるとのことです。融資された金額の85%は、同電力の
投資計画に従い、モホフチェ原子力発電所3・4号機の建設に利用されると見られています。また、スロヴェンスク電力の株式の大半はイタリアのENEL社
が持っています。
モホフチェ3・4号機は現在検討されている原子力関連の投資の中では最悪のもののひとつです。西ヨーロッパのどの国も、今日このような原子力発電所の
建設を許可しないでしょう。建設されようとしている原子炉は1970年代のロシアの原発の設計に基礎を置いています。ロシア製原発は後に品質改善が多く
行われたにもかかわらず、なお、この設計は国際的な安全基準を満たしていないと考えられます。中でも、この設計・システムでは格納容器を備えていないこ
とが問題です。格納容器は大事故時に放出された放射能を閉じ込めるためのものであり、また、テロリストがハイジャックした飛行機で激突するといったよう
な外からの衝撃から原子炉を守るためのものです。
ENEL社とスロバキア政府は、この建設に対して環境影響評価を行わないことで合意しました。これは共産党時代の1986年に行われた建設許可が、そ
の後10年以上も着工されずに放置されていたにもかかわらず、現在も有効であるとの認識に基づいています。このことが意味することは、計画段階に市民の
適切な意見参加がなかったこと、さらに通常行われている「越境環境影響評価(EIA)に関する国連欧州経済委員会条約」(ESPOO条約、EIA条約)
による、周辺諸国の意見聴取を行わなかったということです。共産党時代に行われた環境影響調査研究は今日の環境影響評価の仕様に適合していません。そし
て、ヨーロッパ議会はスロバキア政府が環境影響評価の実施を求めていないという事実に関して調査を始めました。このことから明らかなように、この建設計
画は貴社が採用している「赤道原則」に適合していません。
モホフチェ原発3・4号機の建設には大きな環境リスクと投資リスクが伴うことに疑いの余地がありません。スロバキア電力に融資を供与しようとしている
コンソーシアムの主導銀行INGはすでに当銀行の融資した資金がモホフチェ3・4号機の建設に使われることのないように表明しています。私たちは貴社に
たいしてこの融資に参加しないことを求めます。
2008年4月15日
差出人名・団体一覧
原子力資料情報室
共同代表 伴 英幸
グリーンピース・ジャパン
事務局長 星川 淳
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
持続可能な開発と援助プログラム
プログラムコーディネーター 田辺 有輝
国際環境FoE Japan
開発と環境チーム 清水 規子
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)
事務局次長 井上 年弘
グローバルピースキャンペーン
きくち ゆみ
原発さよならネットワーク高知
事務局 外京 ゆり
グリーン・アクション
アイリーン・美緒子・スミス
花とハーブの里
菊川慶子
島根原発増設反対運動
代表 芦原 康江
食政策センタービジョン21
代表 安田 節子
核のごみキャンペーン・中部
代表世話人 安楽 知子
原水爆禁止調布市民会議
藤川 泰志
ふぇみん婦人民主クラブ
山口 泰子
齊藤宏 取締役頭取 様
スロバキアのモホフチェ原子力発電所3・4号機建設への融資について
報道によれば、貴社は、スロバキアのスロヴェンスク電力に対する8億ユーロの共同融資に参加されるとのことです。融資された金額の85%は、同電力の
投資計画に従い、モホフチェ原子力発電所3・4号機の建設に利用されると見られています。また、スロヴェンスク電力の株式の大半はイタリアのENEL社
が持っています。
モホフチェ3・4号機は現在検討されている原子力関連の投資の中では最悪のもののひとつです。西ヨーロッパのどの国も、今日このような原子力発電所の
建設を許可しないでしょう。建設されようとしている原子炉は1970年代のロシアの原発の設計に基礎を置いています。ロシア製原発は後に品質改善が多く
行われたにもかかわらず、なお、この設計は国際的な安全基準を満たしていないと考えられます。中でも、この設計・システムでは格納容器を備えていないこ
とが問題です。格納容器は大事故時に放出された放射能を閉じ込めるためのものであり、また、テロリストがハイジャックした飛行機で激突するといったよう
な外からの衝撃から原子炉を守るためのものです。
ENEL社とスロバキア政府は、この建設に対して環境影響評価を行わないことで合意しました。これは共産党時代の1986年に行われた建設許可が、そ
の後10年以上も着工されずに放置されていたにもかかわらず、現在も有効であるとの認識に基づいています。このことが意味することは、計画段階に市民の
適切な意見参加がなかったこと、さらに通常行われている「越境環境影響評価(EIA)に関する国連欧州経済委員会条約」(ESPOO条約、EIA条約)
による、周辺諸国の意見聴取を行わなかったということです。共産党時代に行われた環境影響調査研究は今日の環境影響評価の仕様に適合していません。そし
て、ヨーロッパ議会はスロバキア政府が環境影響評価の実施を求めていないという事実に関して調査を始めました。このことから明らかなように、この建設計
画は貴社が採用している「赤道原則」に適合していません。
モホフチェ原発3・4号機の建設には大きな環境リスクと投資リスクが伴うことに疑いの余地がありません。スロバキア電力に融資を供与しようとしている
コンソーシアムの主導銀行INGはすでに当銀行の融資した資金がモホフチェ3・4号機の建設に使われることのないように表明しています。私たちは貴社に
たいしてこの融資に参加しないことを求めます。
2008年4月15日
差出人名・団体一覧
原子力資料情報室
共同代表 伴 英幸
グリーンピース・ジャパン
事務局長 星川 淳
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
持続可能な開発と援助プログラム
プログラムコーディネーター 田辺 有輝
国際環境FoE Japan
開発と環境チーム 清水 規子
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)
事務局次長 井上 年弘
グローバルピースキャンペーン
きくち ゆみ
原発さよならネットワーク高知
事務局 外京 ゆり
グリーン・アクション
アイリーン・美緒子・スミス
花とハーブの里
菊川慶子
島根原発増設反対運動
代表 芦原 康江
食政策センタービジョン21
代表 安田 節子
核のごみキャンペーン・中部
代表世話人 安楽 知子
原水爆禁止調布市民会議
藤川 泰志
ふぇみん婦人民主クラブ
山口 泰子









