ラムズフェルド辞任で米軍のイラク撤退は早まるか/イラク情勢ニュース

2006-11-10 22:58:10 | イラク

URUK NEWS イラク情勢ニュース           
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2006/11/10 (金)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆ジュバ: バグダッドのスナイパー 2006/11/10
☆ラムズフェルド辞任とイラク撤退 2006/11/10

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☆★ジュバ: バグダッドのスナイパー
イラク情勢ニュース 速報&コメント 11月10日
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http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006

 ビデオ『ジュバ:バグダッドのスナイパー』を前にも紹介したが、最近、イギ
リスの新聞であるタイムズとインデペンデントが相次いでレジスタンスの宣伝ビ
デオとして、『ジュバ』のビデオを採りあげた。このレジスタンス側スナイパー
の映像がプロパガンダ戦争における重要な武器になっているという。

 次のURLでも前に紹介したものとは別のビデオを見ることができる。
http://www.informationclearinghouse.info/article11282.htm

 インデペンデントには、同紙の中東特派員でもあるロバート・フィスクとジェ
ローム・テイラーが11月9日付で共同執筆している。以下はその抜粋(訳)。

Conflict in Iraq: The sniper who shoots on video http://news.independent.co.uk/world/middle_east/article1962698.ece

 バグダッドの繁華街に立つアメリカ兵は、自分たちがつぶさに観察されている
ことに気づいてない。米軍装甲車の銃座に射手が立って、徒歩でパトロールする
兵士を警護している。彼らを数百ヤード離れたところから監視しているスナイパ
ーのチームは、間違いなく撃ちぬくことのできる瞬間を待つ。狙撃手のほかにビ
デオ・カメラを回す見張り役もいる。多くのイラク人が行きかって米兵を見えに
くくするので彼らは不満げである。

 「周囲に人がいる。別の場所を捜すかい?」と見張りがささやく。

 「いや、もう少し待ってくれ」と、銃を構えた狙撃手が答える。少し間をおい
て銃弾が放たれると、装甲車に乗っていた射手が撃たれて崩れ落ちる。スナイパ
ーの声--「アラーフ・アクバル、神は偉大なり」。

 ・・・

 別のビデオは登場人物が次のように話す場面から始まる。「この銃には9発の
弾が込められており、それはジョージ・ブッシュへの贈り物。9人の米兵を射殺
するつもりである」。

 彼がそれを持って車から離れると、一連の狙撃場面が始まり、数人の兵士が狙
撃される。全部で9人が撃たれた。
 
 ・・・

 イスラム軍の場合、ジュバと呼ばれる単一のスナイパーを特定することで、ゲ
リラ側の宣伝技法が効果をあげていることを示している。以前のビデオでは、し
ばしば米軍ハンビーが遠隔操作の爆弾で舞い上がる煙の中に姿を消す場面が映っ
ていた。2005年11月にバグダッドで流布された『ジュバの帰還』と題する
ビデオでは、映像を解説する「司令官」が、イスラム軍は相当数のスナイパーを
持つようになったと語る。そしてさらに、「米兵が撃たれたあと崩れ落ちる場面
は敵により大きな衝撃を与えるので、狙撃場面を収録するという着想はひじょう
に重要である」と解説した。

 ・・・

米軍の狙撃兵が米軍陣地の近くで携帯電話を使う者、爆弾を仕掛けようとしてい
ると疑われた者を狙い撃ちにしてきたことは、ずっと以前から明白な事実だった

 私自身、バグダッドの北の見るからに人気のない路上で車を止めて携帯電話を
かけていると、銃声がして1発の銃弾が目の前の道路に飛んできた経験をした。
見渡してみると、800ヤードほど離れた(私は気づいてなかった)米軍の陣地
から撃たれたことが判った。

 多くのイラク人は警告射撃もなしに即座に射殺される。米軍狙撃兵の犠牲にな
るのは、道路脇でシャベルを使って仕事をする人々であり、彼らは遠隔操作の爆
弾を仕掛けていると疑われるのだが、農夫であるか、あるいは建設労働者である
かもしれないのだ。

 ・・・

 『ジュバの帰還』というビデオでは、狙撃チームの指揮官が、イスラム軍のス
ナイパーは米軍特殊部隊の退役将校が書いた本『究極のスナイパー』を手本に訓
練しているという。それは本屋で自由に手に入れることのできるもので、今日の
「対テロ戦争用に」増刷されている。


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☆★ラムズフェルド辞任で米軍のイラク撤退は早まるか
 Rumsfeld move means US troops may leave Iraq sooner
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 ロイター通信11月9日付の記事(ワシントン発)<Rumsfeld move means US troops may leave Iraq sooner
>は、ラムズフェルド辞任で米軍のイラク撤退が早くなるかもしれないという観
測を次のように伝えている。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N08421718.htm

 ラムズフェルド国防長官の辞任はブッシュ大統領がイラク政策の転換をやりや
すくするもので、一部のアナリストたちは可能性が高くなったとことして米軍の
段階的な削減を考えている。

 サダム・フセインを倒したイラク戦争の設計者として、イラクで容赦ない攻撃
をおこなったことから、ラムズフェルドは強硬政策の象徴=シンボルであった。
それは7日の中間選挙でブッシュの共和党が議席を失った主要な要因だった。

 彼が元CIA長官ロバート・ゲーツと交替するのは方針転換の合図を送るもの
だ。ゲーツはイラク研究グループのメンバーであり、アメリカの政策を見直す超
党派のこの委員会は数週間内に報告をまとめるものと見られている。

 一部のアナリストは、共和党のベーカー元国務長官と民主党のハミルトン元上
院議員に率いられるこのグループが、現在15万2000人を数えるイラク駐留
米軍の段階的撤退を支持するものと予想している。

 2003年のアメリカによるイラク侵攻以来、2800人以上の米軍兵士と少
なくとも数万人のイラク人が死亡した。

 レーガン大統領時代に国防長官の補佐官をつとめたローレンス・コーブは、「
ラムズフェルド辞任だけでなくゲーツが後任となるという事実は、やがて目にす
るのは段階的撤退のようなことだと教えてくれる」と指摘した。

 現在はアメリカ進歩センターのシンク・タンクにつとめるコーブは、「アメリ
カはいつまでも駐留するつもりはなく、イラク人はともに事をすすめなければな
らない、とイラク政府に告げるために、兵力を徐々に削減するのがよい」と説明
した。

 これまでのところ、アメリカ政府高官は暴力を抑制しイラク人部隊を訓練する
ために必要な期間は米軍がイラクに駐留すると語ってきた。

 ワシントンにある別のシンク・タンクであるレキシントン研究所のローレン・
トンプソンも兵力削減を予想している。

 彼は、「イラクに対するアメリカの関与が減っていくことに疑いはない」と述
べた。「唯一の疑問は削減の進行予定がどうなるかだ」。

 ラムズフェルドは8日に辞任を発表したが、ゲーツ(の就任)が上院で承認さ
れるまで彼は国防省にとどまる。


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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト) 
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