☆シアワセ製作所☆

13トリソミーという病気(染色体異常)の三男の事を中心としたブログです。
沢山の人達に支えられて日々頑張っています!

清潔間欠導尿(CIC)

2013年04月30日 | 育児
このブログ、どこにも登録せず相互リンクなども張らず、身内と知人への近況報告としてひっそりと運営しています。
でも、たまに病名や医療用語などで検索して来て下さる方がいて、その中でもお子さんの導尿を始める方がコメント下さる事があります。

前々回の記事に導尿の事で色々とご質問をいただき、ここら辺で一度、簡単にでも健太の導尿についてまとめてみようと思い立ちました。
導尿というと、手術後などにベッドサイドにバッグをぶら下げて尿道にカテーテルを留置して持続で導尿するイメージがありますが、在宅で導尿する場合は、清潔間欠導尿(CIC)と言ってそのつど尿道にカテーテルを挿入して5分~10分程度で導尿を終える方法が主流のようです。
(寝たきりで動けず、かつ尿道が通りにくい人は、自宅でもカテ留置という場合があるらしいです。カテ留置は、感染のリスクが高くなります)

まずは、グッズのご紹介~。



左から、ステリクロン(コットンを浸す消毒液)・コットンを入れるフタ付き容器・尿を取るカップ・ベンザルコニウムグリセリン液(カテーテルの消毒用)



これが、セフティカテ。
上の青いフタに導尿カテーテルがはまっていて、筒の中にはベンザルコニウムグリセリン液(毎日交換)が満たされています。
上部にフックが付いていて、ベッドの柵などに引っかけて使います。

【手順】

・コットン容器のフタを取る。セフティカテのフタを緩める。

・おむつを広げ、尿を取るカップ(orおしっこ吸収パットなど)を安定した位置に置く

・石鹸で手を洗う(又はアルコール消毒)

・尿道口とその周りをステリクロンに浸したコットンで拭く。

・カテーテルを扱う指以外の指でセフティカテのフタを引き上げる。
(母は右手の手のひらを上に向け、小指と薬指の付け根でフタを挟んで引き上げます)

・利き手の親指と人差し指でカテーテルの先5センチあたりをつかむ。

・健太の場合、カテーテルの挿入は13センチ。それ以上入れても膀胱の中で巻いていて徐々に押し戻されます。

・膀胱尿管逆流症がある場合、最初からお腹を押すのはNG(逆流の恐れあり)。膀胱の圧力がある程度低くなってからお腹を押して尿を出します。

・尿の出が少なくなったら、カテーテルを回しながら尿の残りを探り、残尿がなくなったら引き抜きます。

健太は導尿せずに放っておいても自尿があります。
ただ、自力で毎回膀胱を空にする力がないため、残尿に菌が繁殖して膀胱炎になるのを防ぐために導尿をしています。
導尿は1日5~6回。学校やデイサービス、ショートステイでも時間に合わせて導尿してもらっています。
外出の時は、セフティカテ、カップ、ステリクロン綿をセットでチャック付きビニール袋に入れて持ち歩きます。
病院・学校・デイサービス・ショートステイ以外では導尿する場所を確保するのが難しいので、外出先によっては導尿回数は減ってしまいますが、急に悪影響が出る事はありません。
大型ショッピングモールなどで広いトイレの個室をゆっくり(10分くらい占有してしまいます)使える時は、バギーをフラットにして寝かせて導尿できます。
そんな時は、カップに尿を取るのは無理なので、紙おむつやおしっこ吸収パットを使うと便利です。

ご質問がありましたら、いつでもコメント下さいませ~。

GW前半

2013年04月30日 | 育児
GW前半が終わり、我が家は今日から3日間は通常運行です。
父と母は仕事へ、子供達は学校へ。

健太は先週金曜日に調子を崩し、1日早くフライングでGWに突入しました。
その時は風邪症状がなかったので、また傷からばい菌が入ったのか!?とこども病院を受診しましたが、結局は軽い風邪だった模様。

土曜日は落ち着いていて日曜日に再度熱が上がり、珍しく便秘と嘔吐と腹痛と消化不良があったので、虫垂炎なども心配になり、お昼過ぎに救急外来を受診しました。
色々と調べてもらいましたが何も出ず、“風邪に伴う胃腸機能の低下と発熱”だそうです。

日曜日は丸一日絶食でソリタ水のみ注入。
月曜日は平熱に戻り、いつもの半量のエンシュアを水増しして注入。
月曜日の夜には便秘が解消して、今日は何とか登校できる程度に回復しました。
でも、疲れているのか1日寝てばかりです。

何とか調子を取り戻して、連休後半は病院じゃない所にお出かけしたいなぁ。

ギプス卒業!

2013年04月21日 | 育児
先週18日整形外科を受診し、長きにわたるギプス固定の治療がやっと終わりました!
左足約2ヶ月半、右足約2ヶ月。長かった~。
今までは最長6週間だもの。プラス1ヶ月ですね。
以前より慎重なのは、年齢が上がったせいなのか生活がアクティブになったせいなのか。

両足とも足の付け根からつま先までのシーネ(添え木)を作ってもらい、しばらくはシーネで保護して過ごします。
ギプスより当たったり擦れたりしやすそうなので、シーネは夜間外して朝に装着しています。

ギプスを外した日は、午後から母が仕事のため健太はショートステイで、夜8時近くに帰宅してからシーネを外してオイルマッサージで2ヶ月分の角質を落としました。
何と、所要時間両足で2時間!
今までの経験上、ギプスの後の角質はお風呂では完璧に落とせません。
手間だと思っても丁寧にオイルで落とす方が、結局は効率が良いのです。

これで晴れて元通りという訳にはいかず、学校は相変わらず骨折を理由に短時間登校だし、シーネがあると膝が曲げられないので、座位の時もギプス時と同じように不自由を強いられます。
折れた骨は治ったといっても曲がったままだし、痛みと長期間の拘束の不快感で全身の拘縮が加速度的に進み、普段のお世話も数段大変になりました。
一年前に型どりして作った椅子には、もう座れないかも知れません。
(半年で大がかりな調整をしたところだったのに…)

1月に傷の手当で入院さえしなければ…と、悔やまれてなりません。
そもそも傷の原因になった右足の骨の変形は、4年半前にこども病院で入院中に骨折した後遺症だし。
最初の骨折がなければ、骨が皮膚を突き破るほど変形する事もなかっただろうな…。
命に関わる事ではないけれど、健太の場合は骨折が完治しても様々な問題が雪だるま式に積み重なって行きます。
こども病院のスタッフには、「治って良かったね」なんて簡単には考えないでいただきたいと思います。
いかに健太の骨が折れやすいとはいえ、入院中の安静時に3回も骨折したというのは、やはり不注意や勉強不足があったのだと自覚して欲しいです。
健太のような思いをする患者が、今後一人も出ませんように。

花見~

2013年04月14日 | 育児
どうも、ご無沙汰しています。

8日から新学期が始まり、健太は2年生になりました。
クラスメイトは、3年生が一人増え(もともと複式学級です)6人に。
担任の先生は4人のうち3人が持ち上がりで、おひとりだけ入れ替わりがありました。
昨年度と大きな変化はなく、安心して学校生活が送れそうです。

健太は約2週間の春休み中もずっと体調が良く、一日おきにデイサービスに行っていました。
両足まだギプスのままですが…。

さてさて、今日は絶好の花見日和。
家から30分くらいにある県内随一の桜の名所に行ってきました。
いやー、混んだ混んだ。
といっても田舎の観光地の渋滞だから、たかが知れていますけどね。
健太は珍しく、微妙に起きていました!


こんな桜並木が延々と続いています!



次男と健太。次男、花粉症につきマスク装着。



ついでに、母と。母、ノーメイクにつき、マスク装着。