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「がんばる」とイコールではない (イラク方言講座のセンセー)
2005-03-06 18:58:11
goo辞書によると、



がんばる



(1)あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。

(2)自分の意見を強く押し通す。我を張る。

(3)ある場所を占めて、動こうとしない。



という意味です。



かたやアラビア語の『シド・ヘイラク』のシドは、”強くしろ”という意で、ヘイレクのヘイルは”やる気/元気”という意味です。

なので、厳密には「がんばれ」とイコールの意味ではなく、「元気を出して」と等しいといえます。

反対に、『マー・ビッヤ・ヘール』とかヘールが残ってないという言い方は、「元気がない」「やる気が沸かない」という意味です。



何か悪いことがあって気弱になっている人、大変な困難に直面して気落ちしている人に「元気を出して!」=「がんばれ」という意味で使う限りは、日本語の「がんばれ」と同じです。



説教がましいので、大人が子供にシド・ヘイラクなんて言われたら、よっぽど気弱になっていない限り、(生意気な)と思うでしょう。



なので、サッカーの試合などで、声援に使われることはありませんし、ましてや応援の横断幕に書けるような言葉ではありません。



言葉のニュアンスを酌んでいただければ幸いです。
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声援か野次か (イラク方言講座のセンセー)
2005-03-06 20:13:41
好意的に解釈してもらっているのに、意地悪く”野次”と言ったことについて、補足します。



サマワあたりで、めずらしい日本人を見かけた子供達が、通りすがり「ああ、日本人だ!」「日本人、日本人!」「ニッポン!!」という状況を想像しました。(私自身がそのような経験をたくさんしたので)

このような場合、別に批判とか敵意とか侮蔑の意味はなく、単にものめずらしくて、からかっていると考えた方が正しいと考えます。

イラクに限らず、中近東一般の現象といえるかも知れませんが、女性が道を歩いているとき、よく男が「美人」とか言って声を掛けてくることがあります。「美人」といわれて、誉められていると考えるのは、ちょっと違って、ちょっかいを出してきていると考えるのが正解です。

イラクも日本も同じなのですが、”野次を飛ばす”のはあまり品の良い行為ではありません。

「ヤーバーニー」と大きな声を掛けてくる場合も似たようなもので、そのような野次をイラク人なら無視するか、「見世物じゃないんだぞ!」と腹を立てるのでしょうが、自衛隊の方々は無視せずに、そのような野次(声援?)に手を振って応えているのではないでしょうか?通常なら取り合ってもらえないところ、相手になってもらえて、子供は喜ぶ。

笑顔の子供をみて、好感触を得て、

「自衛隊さん、がんばって!!」

と声援を送られたと思われたとすると、なんかちょっと違うと思ったのですが、そんなことをいうと私が意地悪を言っているように聞こえますね。

悪く思わないでください。
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はるこ先輩に賛成… (Jordan Cafe)
2005-03-06 20:17:08
私も、きっと子供たちは「ヤ~バ~ニ~」とけらけらと騒いでいただけだと思います…それを声援と受け取るとはお幸せな滞在で…私は結構キレましたが…カイロでは特に子供ウザ~!!って…正直なところ。



私もヨルダンで聞いてみたことがあって、

「アッラーフマアクム(アッラーが汝とともにありますように)」が近いかな~という感じでした。
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私も1票! (ポパイ)
2005-03-06 20:27:04
けらけら笑いながら「ヤ~バ~ニ~」と騒いでいただけという案に1票投じます!



お邪魔しました。
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ハッロー♪ (haruko)
2005-03-06 23:10:06
 まず「はるこ先輩に賛成」と書いていただきましたが、「きっと子供たちは「ヤ~バ~ニ~」とけらけらと騒いでいただけ」というのは、イラク方言講座のセンセーのご明察です。



 皆様のコメントを読んでいて、カイロで子供たちに「ハッロー、ハッロー♪」とつきまとわれた日々を思い出しております。ちょっと年長になると、いきなり寄ってきて「ホワッツ・ザ・タイム?」って聞く子もいましたね。
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