あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

人生最終章での大改革

2017-02-08 21:00:46 | 日記

「お前がね」と私が夫に言いました。

「俺はお前じゃないっ!」と認知症の夫は怒って言いました。

「あら、私はあなたから結婚以来ずっと言われ続けてきたのよ。私があなたに言ったのは最近じゃないの。その言葉、気持ちよくないのよね」

もう4~5回言ってみてるのです。

それ以来彼は私に、「春子さーん!」と呼びます。

よっぽど気持ちがいいらしく、私を呼ぶ回数が増えたようです。何かにつけ呼ばれて困ってもいますが・・・。

私たちは高校の同級生です。彼がいつの間に「お前」と呼ぶようになったのかは覚えていませんが、昭和一桁の何とも言えない時代背景の所為なのかも知れません。

私みたいに類型が嫌いで、はっきりと意思を持って生きてきたと思っている者でも、古い時代を引きずって過ごして来たのですね。

人生の最終章かもしれない時期になって、大改革が起こったのです。悪い気はしませんねぇ。


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