屯田物語

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屋久島旅行記三日目 大川の滝

2005年07月11日 | 屋久島
落差88mの大滝、大川(おおこ)の滝、
なにもかも吹飛ばすような迫力の水流は豪快そのものである。
圧倒されて感嘆の言葉しかでない。
きょうはいつもより水量が少ないらしい、
右側の滝も豊かな水の太い束となって落ちてくるそうだ。
水と岩と高さ、この単純な造形が、自然の力と深さなのか。

華厳の滝から投身自殺した藤村操の辞世の句を思い出す。
(憶えていたのは最初の2行と、「曰く不可解」だけだが)

   悠々たる哉天壤、遼々たる哉古今、五尺の小躯を以て
   此大をはからむとす。ホレーショの哲學竟に何等の
   オーソリチィーを價するものぞ。萬有の
   眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」・・・


華厳の滝がいまだ自殺の名所として知られるのは、彼の死ゆえであるそうだ。
華厳の滝でなく大川の滝を眺めたとしたら、やはり死を想うかどうか。



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