妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

いくつかの叶った夢、 数え切れないほどの忘れ去った夢、 平凡だけど、悪くはなかったと思う日々。 変わりのないことを嘆くのでなく、 変わらないことに安堵する、 でも、目を開ければ、小さな様々なことが変わっていく、 そんな小さな変化を言葉に綴り、 週末には酒を飲み、 日々、恥ずかしい妄想を、写真とともに、更新する。 そんなブログなのです。

色彩と光に溢れている

2016年07月25日 | QOL

こんなタイトルにしているのに、何故かRENOIRと印象派が、私の中で結びつかないのです。

印象派といえば、風景画、RENOIRならば、人物画、それも女性を描いたならば右に出る者が居ない、

もちろん、同時代に活躍したことは知っているし、モネを初め、印象派の画家も人物画を手にしているのに、

私の浅(あるいは「賎」か)学、無知故なのでしょう。

 

その無知さ故に、見るべき所を味わうことなく、ただひたすらに、このお姉ちゃんが良いと満足したのが、

ルノワール展

そして、堪能したお姉ちゃんが、

 

 都会のダンス、

白い服の白さ、スカートの裾の襞の巧みさ、何より、描かれた女性が私の好み、

もちろん、対となる「田舎のダンス」も素晴らしい作品なのですが、

なんか、描かれた女性に、気持ちを向けることが出来なかった、ようするに、好みのタイプではないのです。

 

とはいえ、展示された作品のすべてが素晴らしく、印象通り、人を、それも女性を描いたら最高の画家だと、

それに、いくつかの風景画に、中でも「草原の坂道」は、モネの作品を思いださえるような

なるほど、印象派の主流に間違えない画家だと学んだのでした。

 

テレビ東京の「美の巨人たち」で、ダンスの二点が取り上げられました。

そのなかで、印象派の特徴の詳しい解説を視聴し、改めて印象派の特徴を知る機会を得ました。

なるほど、ダンスの二点以前のルノワールをそれ以降、少なくともこの二点では、

まったく筆が違うことに気が付いたのです。

 

印象派の袋小路と呼ばれる行き詰まり、

その袋小路の一番奥の、最後の最後まで突き詰めたのがモネで、

それを打破するために、科学の目を利用したのが、新印象派、

輪郭を足すことで、その壁を越えたのがルノワールなのか、、

そんな感想を持ちました。

 

番組では触れていなかったのですが、

輪郭を際立てること、実はここに浮世絵の影響があるかもと、考えてしまいました。

その根拠は、田舎のダンスに描かれた女性の手にある団扇(扇子)かな、

どことなく、浮世絵っぽい匂いを感じるの私だけなのでしょうか。