言葉を刃物にするのは自分自身

人間は生きていれば色んなリスクを背負う事になります。    病気や怪我    あるいは交通事故    また事件に巻き込まれるなんて事もあります。    他にも民事で訴えられる    みたいな事もあります。    ですから人生は常にそのリスクが重くのしかかる訳ですが    実際には交通事故にも滅多に会いませんし    裁判で訴えられる人もごく僅かですから    大半の人は杞憂に終わる訳です。    ただこのリスク    自分は無事でも    家族が出来ればそれだけリスクが高まります。    4人家族であれば    例えば交通事故に遭う確率は    自分1人の場合と比べ    4倍に跳ね上がります。    まぁしかしそのリスク以上に家族の喜びはありますから    皆家族を持つ訳です。    で    家族までは良いとして    会社経営をするとこのリスク    大きく膨れ上がる事になります。    交通事故であれば車の数だけ危険が増す訳ではありません    仕事ですからマイカーに比べて運転の機会は増えますから    何倍にもなります。    つまり社員の数✕運転機会の増加    って事ですから    個人が事故に遭う確率の数十倍って事になります。    そんな訳で    普通の人であれば事故に遭う事は滅多にありませんが    会社経営をすると    社員が事故に遭わない確率の方が少なくなるのです。    実際当社でも何度も交通事故に遭っています。    その都度    加害者であれば謝罪したり    あるいは被害社であれば    損害賠償を受けたりします。    また不動産屋は多様な人と接しますから    危険な人から危害を加えられるリスク    これも高くなります。    ですから危ないと思えば    私が出て行く訳です。    その他にも    社員が勤務中に事件を起こせば    会社の責任になりますから    社員の精神状態にも常に気を配る    これが会社経営者です。    それ以外にも経営破綻の危険もありますし    また顧客から訴訟を起こされる危険もあります。    そうやって考えると    会社経営はまともな神経では持ちません。    多分私と同じ環境に置かれると    自殺に走る人もたくさんいるのだろうと思います。    ですから    いつも思うのです    精神的にひ弱な人は    絶対に会社経営などやるべきではないと・・    私自身はたくさんのトラブルを体験する内に    心臓が図太くなりましたが    しかしそうやって自分の基準で他人を見ると    本当に心の弱い人がよく見えますね。    その心の弱さの尺度は    言葉を受け止める事ができる容量です。    人の心は刃物で傷つく訳ではありません    言葉で傷つきます    そしてこの言葉が大変やっかいなのは    同じ言葉でも    人によっては親睦の表現とか    あるいは励ましの言葉    そんな風に受け止める人と    マイナスに受け止める    そんな風に分かれます    つまり    言葉に対する許容範囲が大きい人と    すぐに言葉に傷つく人    この違いが    心の強弱って事です。    ちなみに私は言葉に傷つく範囲はゼロです。    ここまで書くと分かると思いますが    他人の言葉に傷ついた    なんて事がよくある人    これは相手を責めても問題は解決しません    言葉に傷つきやすい自分の心    これをなんとかするのが一番です。    まぁしかしそうは言っても心が病むと    それが難しいかもしれませんが    しかしこの原則を理解できれば    少なくとも無用な怨恨は薄れるはずです。    人を恨むことは自分を不幸にする事です。    ですから    不幸の法則の中には    言葉の許容範囲の狭さに行き着く    これが良くある訳です。    人は    その場の雰囲気で色んな言葉を発します。    その中にはもしかしたらグサリと来る事があるかも知れませんが    言葉を発する方は    別に相手を傷付けるなんて気持ちが無い場合がほとんです    であれば    それを過大に受け止めては    自分自身で苦しみを作ってるようなものです。    この位にしましょうね    また    傷ついた    なんて言われるかもしれません。    いずれしても    この話しを何度もするのは    この話しによって救える可能性がある    そんな人がいるって話しです。