健康は不健康

ここ数日急に冷え込むようになりましたね。    秋本番って感じです。    この季節の変わり目    体調を崩す人が多いですね。    おとといは当社の社員の家族が二人も入院してしまいました。    また社内ではゴホゴホ咳をしてる人がいますし    私自身も鼻水が止まりません。    楽しみにしてた孫も    今週は熱を出して遊びに来れないってメールが入りました。    そんな訳で寒くなると人間は体調を崩す訳ですが    しかしよく考えれば不思議な話ですよね    風邪が細菌だとかウイルスだとかによって感染するのであれば    別に寒さは関係なさそうに思いますよね。    実際には動物が夏毛から冬毛に変わるように    季節によって私達も体の中が変化する    その影響で体調が悪くなる    ってのがこの季節の境目の体の不調の原因なんでしょうね。    そうやって考えると    季節の変わり目のこの体の不調    どうも悪い話しばかりではないように思いますね。    体の中が冬に備えて変化するとすれば    おそらく人間の活動は活発にならない方が良いのでしょうから    体をダルくして活動を抑える    そんな機能が働いてるように私は感じています。    突っ込まないでくださいね    医学的な話しは違う事を理解して言ってるのです    あくまで私個人の考えです    裏付けはありません。    でも    私は体調の悪さ    これは一定割合で逆に健康な体を保つためには必要    そんな風に昔から捉えています。    自分の体で思い当たるのです。    例えば今日は私はこの体調不良で酒を飲みませんが    逆に言えば    この体調不良が私に飲酒のブレーキをかけてる訳です。    これがもし毎日絶好調であれば    毎晩酒を飲みますから    当然内臓を悪くする事につながります。    実際私は若い頃から体が丈夫だった人達が    年を取った時に弱るのが早い事を実感として分かってますから    丈夫な人はもしかしたら    体のセンサー機能が弱い    そんな風に思っています。    私自身はタバコは吸いませんが    元々吸わなかった訳ではありません    若い頃喘息になって止めたのです    しかし今にして思うと    あの喘息がなければ    今でもたばこを吸ってたでしょうし    もしかしたらもうこの世にいなかったのかも知れません。    経済界で成功した人達に話しを聞くと    その成功した理由の一番に    健康だったから    なんて言う人がたくさんいます。    そしてその健康な体    実は幼少期には弱かった    なんて話しもよく聞きます。    そんな人達は    幼少期の体の弱さが    健康に気を遣う習慣をつけ    結果健康な体を維持できて    大成功    この公式が間違いなく存在するように思います。    ４０代５０代で大病をする人は    私の周りではほとんどが喫煙と関係があります。    本人が喫煙者でなくても家族に喫煙者がいる人まで入れれば    感覚的には100％って気すらします    もちろん実際はそうではありませんが    それほど喫煙と病気は関係あるよう思う訳ですが    しかし逆に私から見れば    ４０代までタバコを吸える人はすごく丈夫    そんな風に思える部分もあります。    しかし本当は丈夫ではなく    実際には体のセンサーが鈍い    それが正解だろうと思います。    そんな感じで    体が弱い事は必ずしも悪いわけではなく    病気に対する検知機能が強いとも言えるでしょうし    丈夫な人は実は丈夫ではなく検知器が故障してる    そんな可能性もある訳です。    そう考えるようになってから    私自身は    体調不良もありがたい    そんな感覚になるから不思議なものです。    私はお腹も弱いし、鼻水も大量に出ますが    そのおかげで    食べ過ぎる事も出来なければ    遅くまで飲酒する事も出来ないわけです。    で    結果    若い人達を抑えて    健康診断の数値は私がいつもベストです。    また    この体質のせいで    私はもう２０年くらい前に    仕事で夜の接待は止めましたが    私の周りには    相変わらず毎晩深酒で仕事をしてる    なんて同業者もいますが    以前はその体力に羨望の気持ちがありましたが    今は逆に同情心が湧いてきます。      いずれにしても不動産屋の社長さん達は    健康な体は実は不健康    不健康な体は実は健康    こんな皮肉な面もあるんだって事    少しは頭に入れて    節制して欲しいものです。