駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

金はなくとも気高く生きる喜び

2012年03月08日 | 不動産業界
ビジネスは 
 
欲と欲がぶつかりあいますから 
 
どうしてもトラブルは避けられません。 
 
不動産の仕事も 
 
お客様と不動産屋 
 
あるいは不動産屋同士 
 
トラブルは頻発します。 
 
しかしこのトラブル 
 
これに対する考え方をしっかり持ってるのと 
 
そうでないのでは 
 
その起こる頻度は大きく変わってきます。 
 
 
私が社員に厳しく指導してる事は 
 
同業者にやられて腹が立った事は 
 
絶対にするなって事です。 
 
 
例えば私が会社を興した頃 
 
古くからある同業者によくやられたのが 
 
審査落ちです。 
 
物件がほとんどありませんでしたので 
 
私はお客様を他社の物件につけるしかありませんでした。 
 
で 
 
案内して申し込みを取り 
 
元づけ業者に持って行くと 
 
かなりの確率で審査落ちでした 
 
まぁ気分はよくありませんが 
 
貸す貸さないは相手の勝手です。 
 
こちらはガマンするしかありません。 
 
 
が 
 
これで終わればよくある話と諦めもつきますが 
 
審査を断られたお客様 
 
納得できずに 
 
私を飛び越して元づけ業者に行く事がよくあります。 
 
で 
 
私からの申し込みだと審査を落としたその業者 
 
お客様が直接行くと 
 
平気でくつがえして審査OK 
 
結果どうなるかと言うと 
 
私は散々骨を折って報酬ゼロ 
 
元づけ業者は何もしないで手数料は倍 
 
当時はかなり見下されてましたね 
 
今思い出しても悔しさが湧いてきます。 
 
 
しかし 
 
だからと言って私は 
 
怒鳴り込んだりしませんでしたよ 
 
泣き寝入りです。 
 
お客様の立場から考えれば 
 
私を通せば審査落ち 
 
私を通さなければ審査OK 
 
お客様の利益を思えば 
 
当然私は諦めるべきです。 
 
 
が 
 
この悔しさ 
 
忘れる事はありませんでしたね 
 
私は 
 
ここまで見下されるのであれば 
 
自分で物件を開拓する道に突き進んだのです。 
 
で 
 
今はどうなったか? 
 
当時と立場は逆転しました。 
 
物件が増えたため 
 
当時私にお客様を審査落ちにする手口をとってた業者が 
 
逆に当社の物件に客付けをしてくるようになりました 
 
が 
 
立場が逆転しても 
 
私は仕返しをするつもりはありません 
 
普通に審査します。 
 
が 
 
お客様の内容が 
 
どうしても審査を通せない事があります。 
 
例えばこちらが保証会社を要求しても 
 
それを拒否したりする事があります。 
 
そんな場合は残念ながら審査を落とす事になります。 
 
で 
 
時々 
 
その審査を落としたお客様が 
 
申し込みを入れた不動産屋を飛ばして直接来る事があります。 
 
内容を聞くと 
 
保証会社を拒否したのは 
 
その担当の営業マンが横柄で 
 
そこを通したくなかったからとかなんとかって話になります。 
 
で 
 
その会社を通さなければ 
 
保証会社を使っても構わない 
 
なんて話になります。 
 
 
そんな時 
 
その会社が悪い訳ですから 
 
直接取引したくなりますよね 
 
手数料は倍になりますし 
 
 
でも 
 
私はそれを許しません 
 
たとえ理由はどうであれ 
 
こちらが一旦断った話が 
 
まとまるのであれば 
 
案内した業者を抜く事はしません。 
 
お客様が気まずくなりますから 
 
その業者 
 
契約には立ち会わないかも知れませんが 
 
事情は説明して 
 
報酬は分けます。 
 
 
自分がやられて嫌だった事は 
 
絶対に自分はしない 
 
せめて 
 
その程度の気持ちは強く持っておかないと 
 
どこかの同業者のように 
 
他人には厳しく 
 
自分には甘い 
 
そんな情けない会社に成り下がってしまうのです。 
 
 
分かりましたか? 
 
 
 
社員の皆さん 
 
 

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